世界のインターネットトラフィックの15%が中国にリダイレクトされた18分間

2010年11月19日 14:32

印刷

記事提供元:スラド

 あるAnonymous Coward 曰く、

 今年4月、世界のインターネットトラフィックの15%が中国にリダイレクトされていた18分間があったそうだ(本家/.)。

 この件はFOXニュースが入手した、米議会の委員会によるレポートから明らかになった。これによると今年4月18日、中国の通信企業China Telecomが18分間の間トラフィックを「ハイジャック」したとのことで、その間米政府や軍やその他国家機関、また民間サイトなど多くのデータが中国経由となったそうだ。

 この出来事が意図的であったと断定する術はないとしながらも、レポートでは中国Googleへのサイバー攻撃を例にあげ、「中国がインターネットを、例えある一定の限られた時間だとしても何らかの形で制御しようとしている可能性」について問題を提起している。

 なお、Georgia Tech Research Instituteの研究者Chris Smoak氏によると、このような現象は年2-3回確認されているとのこと。ただし時間的に短いため計画的なものかを判断するのはやはり非常に難しいとのことだ。

 なお、この問題については発生してすぐにGeekなページで紹介されている。

 スラッシュドットのコメントを読む | インターネット

 関連ストーリー:
インターネットにおけるトラフィックの 1 割は Google 絡み 2010年10月28日
インターネットインフラを守るのは誰? 2009年10月30日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事