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IE9、SunSpiderベンチマークでズルしてる?
記事提供元:スラド
cheez 曰く、
IE9がSunSpiderベンチマークで「ズル」をして、実際よりもよいパフォーマンスを出しているのではないか? ということが本家/.にて話題になっている。
SunSpiderはアップルによって開発されたベンチマークテストであり、ブラウザのJavaScriptエンジンのパフォーマンスを計るのによく使われている。このベンチマークでIE9がずば抜けてよいパフォーマンスを出しているそうなのだが、これが意図的な細工のではないかとの推測がdigitizorにて紹介されている。
これによると、MozillaのエンジニアRob Sayre氏がFirefox 4のテストを走らせていたところ、SunSpiderのmath-cordicテストにおいてChromeやOperagaのスコアは10ミリ秒だったのに対し、IE9のスコアが1ミリ秒と著しく速い結果となることに気付いたとのこと。そこでSayre氏がオリジナルのコードに「true」と「return」を付け加えた2パターンを作成し同じように実行したところ、IE9のパフォーマンスが著しく低下したそうだ。なお、ChromeやOperaへの影響は格段に少なかったとのこと。
「true」も「return」もコード的には特に意味はなく、影響は少ないはずなのだがこのような結果となったことに対し、digitizorでは3つの推測を立てている。
- SunSpiderでのIE9の良パフォーマンスは意図的なものである(Hacker Newsにおけるこの説の見解)
- マイクロソフトの開発者らは、パフォーマンスチェックのためにSunSpiderを利用しており、意図せずSunSpider向けに調整してしまった
- 「true」や「return」を挿入することでパフォーマンスが著しく低下するのは、キャッシュテーブル調整におけるバグである(Hacker Newsにおけるこの説の見解)
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