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中央大と東大、情報をエネルギーに変換することに成功
記事提供元:スラド
中央大学と東大は、微細加工技術とサブミクロンスケールのリアルタイム制御システムの組み合わせによりマクスウェルの悪魔を実験で実現することに成功した (中央大学のニュース、東京大学のプレスリリース、doi:10.1038/nphys1821) 。
詳しい解説は識者の皆様におまかせするとして、Nature Physics に掲載された論文の abstract をかいつまむと、レオ・シラードによるシラードのエンジンを実装しましたという事であろうか。観測情報をもとにブラウン粒子を非平衡操作することで、粒子は電場によりらせん階段状のポテンシャルをのぼり、操作に要するより大きな自由エネルギーを得たというもの。これにより一般化 Jarzynski 方程式を証明することができ、情報を熱に変換する「情報-熱機関」の新たな基本原理を提案することができる、というものらしい。
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