ロボットのライト・スタッフ、とは

2010年11月4日 11:55

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記事提供元:スラド

  eggy 曰く、

 NASA と GM が共同で設計した Robonaut2 (上半身だけ人型のロボット) は、今週打ち上げられるスペースシャトル Discovery に搭乗し、来週の火曜日には国際宇宙ステーション (ISS) に到着する予定とのこと (本家 /. 記事Discover Magazine の記事) 。

 Robonaut2 の設計に携わった GM の主任技士 Marty Linn 氏によると、Robnaut2 は ISS で活躍する資質 (体力、知性、視力、器用さ) を十分に備えているとのこと。健康チェックも行っており、人間に有害な物質を放出しないことが確認されている。また、Robonaut2 はタスクボードのスイッチやボタンの操作といった実践トレーニングを積んでいる。最初は掃除などの仕事を与える予定のようだが、まずは ISS の無重力の中でどれだけ動けるのか様子を見ながらとのこと。もちろん掃除のトレーニングも行っている。だが、通常宇宙飛行士が行う無重力トレーニングは行っていない。「ISS で直接体験するのがベストだろう」というのが理由らしい。

 最初は力試し程度で無理はさせないようだが、そのうち重要な任務を任される日がくるのだろう。Robonaut2 の活躍に期待したい。2015 年頃に打ち上げが予定されている日本の「まいど君」は、計画では二足歩行する予定のようだが、Robonaut2 の資質を超えるのは難しいだろう。「まいど君」も是非頑張って欲しい。

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