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ディスカバリー、最後の打上げは11月3日に延期
Image credit: NASA[写真拡大]
米航空宇宙局(NASA)は11月1日、スペースシャトル・ディスカバリー(STS-133)の最後の打ち上げについて、11月3日に延期すると発表した。
打ち上げ延期の理由について、NASAは軌道制御エンジン(OMS)に漏れが見つかり、修理や安全の確認に時間が必要だったと説明している。ディスカバリーの打ち上げは現在、アメリカ東部夏時間11月3日15時52分(日本時間11月4日4時52分)に変更されている。
一方、打ち上げ時の天候も比較的良好である。シャトル天気予報チームのキャシー・ウィンターズ氏の報告によると、熱帯性低気圧が接近しているものの、打ち上げの確率は約70%である。ただ、11月3日以降に天候は悪化するため、打ち上げの確率も一気に低下する。
ディスカバリーの最後のミッションとなるSTS-133は恒久的多目的モジュール(PMM)とエクスプレス補給キャリア(ELC)、ヒト型ロボット宇宙飛行士「ロボノート2(R2)」を国際宇宙ステーション(ISS)に運ぶ。PMMは多目的補給モジュール(MPLM)の「レオナルド」を改造したもので、ISSに永久的に取り付けられ、流体物理学や生物学、バイオテクノロジーなどの微小重力実験などに使用される予定となっている。
現在のスケジュールでは、スペースシャトルは2011年内に全て退役する予定となっており、打ち上げも今回のディスカバリー(STS-133)と2011年2月26日のエンデバー(STS-134)を残すのみとなっている。
写真=NASA。
■NASA - Space Shuttle
http://www.nasa.gov/mission_pages/shuttle/main/index.html
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