Google はインターネットを汚染している ?

2010年11月1日 09:35

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記事提供元:スラド

 danceman 曰く、

 Guardian が掲載した Micah White のレポートは、Google がインターネットサイトで広告を氾濫させており、ユーザーの思考を狭めていると警告している (Guardian.co.uk の記事本家 /. 記事より) 。

 もともと Google はコーマーシャル・フリーの検索エンジンとして誕生し、12 年前、Google の創業者である Larry Page と Sergey Brin も「広告収入に支えられた検索エンジンは、広告主寄りに偏り、顧客のニーズから逸れていく」と述べており、広告が検索エンジンを堕落させることを危惧していた。ところが、2007 年になると、Google は広告を売る会社として世界一となり、収益の 98 % は広告収入、CEO の Eric Schmidt も「我々は広告会社である」と断言するまでに一変してしまった。

 White 氏によれば、情報を普遍的にインデックス化することは、人間が長年培ってきた知識を整理する方法ではあるが、企業または国がインデックス化された情報を独占してしまえば、それは商業的に利用され、意にそぐわないものは検閲で弾かれ、検索ランキングはオークションで最高入札者に売られる等、普遍性が失われる危険性があるとのこと。

 Google は創業時の考えから逆走しているようだが、White 氏の心配するようなところまで堕ちるのだろうか、堕ちているのだろうか。

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