ディスカバリー最後の搭乗クルーがKSCに到着、打上げリハーサルへ

2010年10月13日 10:00

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記事提供元:sorae.jp

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 スペースシャトル・ディスカバリー(STS-133)の搭乗クルーら6名は10月12日、打ち上げリハーサルのため、ケネディ宇宙センター(KSC)に到着した。

 搭乗クルー6名はT-38ジェット練習機に乗り、ヒューストンにあるジョンソン宇宙センターを出発し、アメリカ東部夏時間10月12日16時頃(日本時間10月13日5時頃)にケネディ宇宙センターに到着した。ケネディ宇宙センターでは、打ち上げディレクターであるマイク・レインバック氏(Mike Leinbach)らが出迎えた。

 打ち上げリハーサルであるターミナル・カウントダウン・デモンストレーション・テスト(TCDT)は今後数日間にかけて行われ、その中では、地上の管制要員と共にオレンジスーツの確認、仮想カウントダウン、緊急脱出訓練などが行われる。

 ディスカバリーの打ち上げはアメリカ東部夏時間11月1日16時40分(日本時間11月2日5時40分)に予定されており、このミッションは恒久的多目的モジュール(PMM)とエクスプレス補給キャリア(ELC)、ヒト型ロボット宇宙飛行士「ロボノート2(R2)」を国際宇宙ステーション(ISS)に運ぶ。PMMは多目的補給モジュール(MPLM)の「レオナルド」を改造したもので、ISSに永久的に取り付けられ、流体物理学や生物学、バイオテクノロジーなどの微小重力実験などに使用される予定となっている。

 船長はスティーブン・リンゼイ宇宙飛行士、パイロットはエリック・ボエ宇宙飛行士が務め、ベンジャミン・アルヴィン・ドルーJr宇宙飛行士、マイケル・バラット宇宙飛行士らがミッションスペシャリストとして搭乗する。なお、ディスカバリーはこのミッションを最後に退役する予定。

 現在のスケジュールでは、スペースシャトルは2011年内に全て退役する予定となっており、打ち上げも11月1日のディスカバリー(STS-133)と2011年2月26日のエンデバー(STS-134)を残すのみとなっている。

 写真=NASA。

 ■NASA - Space Shuttle
http://www.nasa.gov/mission_pages/shuttle/main/index.html

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