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猛暑によるダメージが体にあらわれてくる秋
記録的な暑さが続いた今年の日本列島。そんな夏がようやく通り過ぎ、朝夕はめっきり涼しくなり、本格的な秋の到来を感じさせる時期になってきた。しかし、灼熱の太陽と強い紫外線から解放されたからといって安心してばかりはいられない。実は夏に受けたダメージは、秋になって顕著に体に表れてくるケースが多いという。
今年の夏は、日本各地で35度を超える猛暑日が続いたことから、肌にとってのダメージは例年以上に大きいと考えられる。化粧品メーカー各社も、秋の新作コスメの新商品ラインナップの中でも、角質ケア、保湿ケア、美肌ケアなどスキンケア商品に例年以上に力を入れているようだ。この季節にしっかりとケアすることが美しい肌を保つためのカギになると、様々な方法で消費者に訴えかけている。
肌ケアといっても美肌だけではない。強い紫外線や暑さによる大量の汗は、頭皮にとっても深刻なダメージを与えるのだ。毛髪クリニック リーブ21の意識調査によると、日本では現在、約4200万人以上が髪に何らかの悩みを抱えているという。男性の4割、女性の3割が薄毛・脱毛が進んでいると感じているようだ。今年の夏は、特に暑かったため、例年以上に自らの頭皮の状態が気になっているという人が多いかもしれない。
そうした中、リーブ21では、この秋が頭皮ケアにとって重要な季節と考え、11月30日までの期間限定で、紫外線などでこの夏にダメージを受けた髪をケアし、発毛を促す「発毛10日間 集中コース」を新設するという。同コースでは、脱毛原因を解明する「発毛診断」と、発毛を促す「発毛施術」、そして今後のヘアケアなどのアドバイスが受けられる「カウンセリング」を10日間集中で体験できる。また、10日分のホームケア商品付きなので、自宅での頭皮1ケアも実施できるという。
矢野経済研究所では、ヘアケア総市場は、ストレス社会による薄毛人口の増加、高齢化の進行、消費者のアンチエイジング志向の高まりなどから、2010年度は、前年度比100.5%の4,282億円と予測している。今後も成長が期待される市場だけに、各社とも、この秋が勝負ととらえ、積極的なキャンペーンなどで潜在重要の喚起を図る構えだ。
(編集担当:宮園奈美)
※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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