脳深部刺激装置市場規模:2019年10億米ドル、2020年から2027年はCAGR9.6%で拡大の予測
配信日時: 2020-05-08 16:00:00
株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「深部脳刺激(DBS)装置の市場規模:シェア、動向分析 - 製品、用途(パーキンソン病、本態性振戦)、最終用途、地域別のセグメント別予測」(Grand View Research, Inc.発行)の販売を5月8日より開始いたしました。
世界の深部脳刺激(DBS)装置の市場規模は2019年に10億米ドルとなり、2020年から2027年にかけて9.6%のCAGRで拡大すると予想されます。ジストニア、パーキンソン病、および多発性硬化症に関連する不随意運動に苦しむ患者の増加、および低侵襲性処置の採用の増加が市場の成長を後押しすると予想されます。
デュアルチャネルDBS装置セグメントは、外科的処置の採用が進んだことを要因として、2019年に市場を独占しました。デュアルDBS装置は、外科手術で使用される最も安全かつ効果的な装置のひとつであることから、パーキンソン病の外科的処置の増加、神経障害の有病率、およびデュアルチャネルDBS装置を使用する病院の増加につながり、市場成長を牽引しています。
シングルチャネルDBS装置セグメントは、予測期間中に最高のCAGRで拡大すると予想されます。ヘルスケアの専門家は、シングルチャネルが神経科医に多くのプログラミングオプションを提供すると考えており、これを要因として、シングルチャネルDBS装置の採用が増加しました。
北米は、臨床応用におけるDBS装置へのFDA承認が増加したため、市場の大半を占めました。また、パーキンソン病と診断された患者数の増加が、北米地域全体の市場の成長を後押ししています。
効果的で長期ソリューションに対して満たされていない需要と、神経変性疾患の有病率の上昇などを要因として、アジア太平洋では予測期間中、最高のCAGRで拡大すると予想されます。神経疾患治療の選択肢についての認識の高まりと新興経済国の臨床開発フレームワークの改善は、アジア太平洋市場の成長を牽引すると予測されています。
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