粘着テープの市場規模、2025年までに799億米に成長、CAGR も5.7%を記録する見込み

プレスリリース発表元企業:株式会社グローバルインフォメーション

配信日時: 2020-04-16 18:00:00


株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「粘着テープの世界市場 - 2025年までの予測:アクリル・ゴム・シリコーン、PP・紙・PVC」 (MarketsandMarkets発行) の販売を4月16日より開始いたしました。

粘着テープの市場規模は、2020年の604億米ドルから2025年には799億米ドルまで、CAGR5.7%の成長が予測されています。メーカーは特性を活かした新しい製品を発表することに注力しており、ヘルスケア、電気・電子、自動車業界での粘着テープの需要が高くなっております。また、ヘルスケアサービスの利用、衛生用品への意識向上、インフラ整備、電子機器の高度化などにより、粘着テープの需要が高まっています。また、メーカー各社は耐熱性や耐候性に優れたテープを製造しており、これも市場を牽引しています。


紙セグメントは、粘着テープ市場の最大のシェアを占めると予想される


紙セグメントの粘着テープはまた、裏の材料の気孔(ポア)のためにマイクロポアテープと呼ばれています。これらのテープは、クラフト、ちりめん、リサイクル可能な紙などに接着剤でコーティングし利用します。クレープ紙とゴム粘着剤コーティングから作られた紙セグメントは、広い用途を持っています。これらのテープは、環境に優しく、多色で使用でき、保持力、断熱性、耐熱性にも優れています。そしてPET粘着テープに比べ、快適性に優れています。紙セグメントの粘着テープの質は使用される紙の原料に基づいて大きく異なります。紙セグメントの材料は、その粘着テープの品質、使いみち、長さや目的によって使い分けます。


ヘルスケア業界は、粘着テープ市場の最大のシェアを占めると予想


予測期間中はヘルスケア分野が最大の市場シェアを占めると予想されています。ヘルスケア業界では、粘着テープは外科用容器、モニタリング用電極&その他の医療機器、創傷ケア用途に使用されています。世界の衛生市場は革新的な製品で拡大し、ヘルスケア業界で使用される粘着テープは、最終消費者向け製品の構成部品となるため、これらの製品に対する市場の需要に牽引されています。


粘着テープの需要は、可処分所得の増加とともに、発展途上国におけるこの分野の製品の浸透により、ヘルスケア分野で成長しています。医療制度の改善と世界人口の高齢化もこのセグメントの成長のための主要な推進力となっています。


アジア太平洋地域が最大の市場シェアを占める


アジア太平洋地域は最大の粘着テープ市場であり、最も急速に成長する市場になると予測されています。この地域は、電気・電子、ヘルスケア、自動車産業において続的に研究開発がされており、中国、インド、ブラジル、南アフリカ、インドネシアなど新興国も大幅な成長が見込まれています。一方、米国、ドイツ、日本、英国などの先進国市場は予測期間中に成長が鈍化する、あるいはあまり成長が見られないと思われます。特に中国は重工業や消費者製品製造部門からの高い需要により、主要な牽引役となるでしょう。


社会経済的な拡大は、世界的な粘着テープ市場の拡大に貢献し、さらに、製造のための原材料の低コスト化と安価な労働力が、アジア太平洋地域での低価格なテープの増産、粘着テープ市場の成長に貢献しています。


【 当レポートの詳細目次 】

https://www.gii.co.jp/report/mama930814-adhesive-tapes-market-by-resin-type-acrylic-rubber.html


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