入館者140万人を超える鹿児島の環境拠点施設「かごしま環境未来館」がSDGsの視点を踏まえた体験型施設にリニューアル

プレスリリース発表元企業:鹿児島市

配信日時: 2020-03-27 10:30:00

鹿児島市では2019年12月、脱炭素社会の実現を目指し、2050年までに本市の二酸化炭素排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティかごしま」を宣言しました。
その実現に向けて、このたび、環境学習の拠点施設「かごしま環境未来館」の展示を全面リニューアル。国連の持続可能な開発目標「SDGs」の視点を踏まえて学べるようになり、2020年3月20日にオープンしました。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/208661/LL_img_208661_1.jpg
かごしま環境未来館リニューアルオープン

「かごしま環境未来館 展示」
https://www.kagoshima-miraikan.jp/exhibition/


■リニューアルの背景
かごしま環境未来館は、市民及び事業者が環境について関心や理解を深め、日常生活や事業活動において自発的な環境保全活動を実践するとともに、その活動の輪を広げていくことを促進する目的で、平成20年10月に開館しました。
小・中学校をはじめ、市内外から多くの方にご来館いただいており、累計で入館者が140万人を超えております。
この間、地球温暖化の急速な進行や再生可能エネルギーの導入拡大、生物多様性の保全など、環境を取り巻く状況は大きく変化し、環境学習のための展示内容を充実させる必要性が高まるとともに、市民活動団体や事業者等との連携が一層求められてきたことから、リニューアルを行うこととしました。


■大きく変わった3つのポイント
(1) 遊べる体験型の仕掛け
展示物はただ見るだけではなく、「めくる」「引き出す」等の様々な仕掛けが多数用意されており、展示物に触れることで学ぶ要素が展開していくので、見て、触れて、楽しく学ぶことができます。

(2) 「今」を学べる情報
展示内容を更新しやすいモニターやデジタル地球儀、柔軟に変更ができるマグネット式の展示什器などを導入し、いつ来ても環境に関する最新の情報をタイムリーに学ぶことができます。

(3) 鹿児島らしい展示
鹿児島の生態系や桜島・錦江湾ジオパークの取組、鹿児島で行われている環境保全活動などを展示し、鹿児島の環境について学ぶことができます。


■SDGsに関する取組
リニューアルした展示では、SDGsの解説パネルやアイコン表示等により、SDGsの視点を踏まえて学ぶことができるように工夫しています。
また、入館者にSDGsを身近な問題として捉えてもらえるように、WWFジャパンと協働で、スタッフの想いをポスター「#SDGs×かごしま環境未来館×WWF」にして、展示しています。

【展示の概要】
ゾーン1 奇跡の星・地球
迫力のある大型モニターで、地球は大気・水・土が調和した星で、地球で暮らす私たちが自然や生き物とどのように関わりあっているのかを表現したオリジナル映像を見ることができます。
床一面に本市を流れる甲突川の航空写真が広がり、鹿児島の地形や、暮らしと水との関係性を知ることができます。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/208661/LL_img_208661_2.jpg
ゾーン1:奇跡の星・地球(入口液晶パネル)
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/208661/LL_img_208661_3.jpg
ゾーン1:奇跡の星・地球(液晶パネルと床面展示)

ゾーン2 地球はすでに、限界を超えている
床には、「大気・水・土」「生物多様性」「気候変動」の3つの問題をテーマにした36枚の大型写真を展示しており、世界・日本・鹿児島の環境問題について知ることができます。
壁には、地球温暖化などのデータやグラフを記載したパネルを展示しており、地球で起きている環境問題の実態や変遷を知ることができます。
モニターを設置しており、最新の環境情報を写真や動画で展示することができます。

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/208661/LL_img_208661_4.jpg
ゾーン2:地球はすでに、限界を超えている(床面展示)
画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/208661/LL_img_208661_5.jpg
ゾーン2:地球はすでに、限界を超えている(壁面展示)

ゾーン3 私たちができること
「生物多様性の保全」「自然環境の保全」「循環型社会の構築」「脱炭素社会の構築」の4つのコーナーを設けています。
イラストの描かれた解説パネルや生きものフィギュア、立体的な展示物で、ただ見るだけではなく、めくる・引き出す・転がすなど、展示物に触れて動かしながら学べる仕掛けを多数用意しています。

画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/208661/LL_img_208661_6.jpg
ゾーン3:私たちができること(循環型社会の構築を学ぶ)
画像7: https://www.atpress.ne.jp/releases/208661/LL_img_208661_7.jpg
ゾーン3:私たちができること(脱炭素社会の構築を学ぶ)

ゾーン4 未来のために行動しよう
南九州で初めて導入した「デジタル地球儀」は、先進のデジタル技術で地球の姿をダイナミックに映し出します。リアルタイムな地球の姿や気候変動シミュレーションなどで、環境問題が学べます。
鹿児島で環境保全活動を行っている人々のインタビューなどを含んだ映像プログラムで、「地球目線」「未来目線」を踏まえた、今できる環境に優しい選択や行動につなげます。

画像8: https://www.atpress.ne.jp/releases/208661/LL_img_208661_9.jpg
ゾーン4:未来のために行動しよう(デジタル地球儀)
画像9: https://www.atpress.ne.jp/releases/208661/LL_img_208661_10.jpg
ゾーン4:未来のために行動しよう(環境学習)

■ミライテラス
約2,000冊の環境に関する図書等を配置し、ソファーなどでくつろぎながら過ごすことができます。また、環境未来館を拠点に活動している市民活動団体を紹介するコーナーを設けています。

画像10: https://www.atpress.ne.jp/releases/208661/LL_img_208661_11.jpg
ミライテラス
画像11: https://www.atpress.ne.jp/releases/208661/LL_img_208661_12.jpg
ミライテラス(市民活動団体を紹介するコーナー)

■施設概要
所在地 :鹿児島市城西二丁目1番5号
開館時間:9:30~21:00(日曜日、祝日は18:00まで)
休館日 :月曜日(祝日の場合はその後の最初の平日)、12月29日~1月3日
入館料 :無料
駐車場 :乗用車46台、バス4台、駐輪場4か所
アクセス:バス…新照院・草牟田・原良小前 下車徒歩約5分
城西公園前 下車徒歩約5分
鹿児島中央駅、高見橋電停、加治屋町電停から徒歩約20分
コミュニティサイクル「かごりん」のサイクルポート有


【かごしま環境未来館に関するお客様からのお問い合わせ先】
かごしま環境未来館
Tel:099-806-6666


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press