根強い人気を誇り累計21,000部! 光文社新書『日本語は「空気」が決める』の4刷重版が決定!

プレスリリース発表元企業:株式会社光文社

配信日時: 2020-03-23 10:00:00

2013年5月に光文社より発売され、今もなお人気を博している新書『日本語は空気が決める』(著・石黒 圭)をこのたび4刷3,000部増刷することが決定いたしました。現在まで累計21,000部を記録しています。



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なぜ「自分」は、
サークルでは「オレ」、ゼミでは「ぼく」、就活では「わたし」と言うのか?

学校では教わらない、でも、いちばん「伝わる」日本語とは…?
「生きた言葉」と、環境(社会)との関係を科学する――
「ことばの社会学」の入門書

上手な日本語とは、正しい日本語ではなく、「ふさわしい」日本語――特に日本語の場合、その場の空気を的確につかみ、言葉選びをすることが重要である。社会言語学とは、言葉を、生きたものととらえ、実際の言葉が、出身地や性差、職業、社会階層、状況、伝達手段、伝達相手、などによって、多様に使い分けられていることを研究する学問である。その取り扱う内容もさまざまだ。なぜ、方言はうらやましがられたり、馬鹿にされたりするのか。『となりのトトロ』のサツキとカンタの会話から、何が分かるのか。あの人はなぜ自分のことを「オレ」と言ったり「ぼく」と言ったりするのか。ママと呼んでいたのがかあさん、おふくろ、母親、と変化するのはなぜか。状況に合った敬語が使えるようになるにはどうしたらよいのか……。現実に使われる等身大の身近な日本語に焦点を当てながら、自分の言葉を相対化し、自分と社会の関係を見つめなおすことにもつながる一冊。

【書籍詳細】
書名:『日本語は「空気」が決める 社会言語学入門』
著者:石黒 圭
発売:光文社
発売日:2013年5月17日
定価:本体840円+税
判型:新書判ソフトカバー

【好評既刊本】
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『段落論 日本語の「わかりやすさ」の決め手』
発売日:2020年2月19日発売
定価:本体820円+税

文章を書くことは「引っ越し」に似ている。部屋に散らばる無数の小物をそのまま運びだし、トラックの荷台にバンバン載せていくと、あとで崩れて大変なことになる。衣類、食器、文房具、おもちゃなど、種類別にラベルを貼って段ボール箱に詰め、それを荷台に積みこむことで、効率のよい引っ越しができる。同様に、文章を書くときも、書き手の頭にある無数の「文」を、「段落」という箱に整理して入れ、順々に運び出すことが大事である。読み手の頭という新居に荷物が届いたら、ラベルを頼りに仕分けして梱包を解けば、そのまま適切な場所にしまえる。文章による情報の引っ越しは、「段落」という箱の使い方にかかっているのだ。



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『語彙力を鍛える 量と質を高めるトレーニング』
8刷・累計35,000部
発売日:2016年5月19日
定価:本体740円+税

話すとき、書くとき、もっと語彙力があれば、と思う人は多いだろう。すらすらとよどみなく、豊富な言葉を駆使している人を見れば、「よほどの量の勉強や読書をこなさなければ、ああはなれないのだろうか」と感じ、自分との歴然とした差にヘコむ人もいるかもしない。
しかし、語彙力のある人というのは、ただ単に「知っている言葉の数が多い人」ではない。「文脈に合わせて適切な語を選択する力を持った人」なのである。
本書では、語彙というものの中身についてよく知ったうえで、語彙力を「量」と「質」の両面から強化する22のメソッドを紹介。脳内の辞書を豊かにし、使用可能な語彙を増やし、それを効果的に表現に活用する方法を、豊富な実例を交えて解説する。

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『「読む」技術 速読・精読・味読の力をつける』
4刷・累計21,000部
発売日:2010年3月17日
定価:本体780円+税

言語の学習には、「読む」「書く」「聞く」「話す」という四つの技能がある。その中でも「読む」という行為は、漢字と語彙がわかれば自然に読めると思われているせいか、他の三つの技能よりも軽んじられる傾向にある。しかし、現実の生活を振り返ってみると、「読む」という活動に割く時間は圧倒的に多い。学生であれば教科書や参考書、社会人であれば報告書やレポート、空き時間のメールチェックや新聞・雑誌による情報収集、そして休日の趣味の読書等々。また、人によって「文体」が違うように、読み方にも「読体」という個性があることは、あまり知られていない。
本書は、化石化した自分の読みに揺さぶりをかけ、新たな読みを自分で開発する力をつけるための、八つの戦略(ストラテジー)を紹介。読むという行為をとらえ直し、読み方の引き出しを増やし、実生活での創造的な活動に結びつけることを目指す。

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『文章は接続詞で決まる』
15刷・累計66,000部
発売:2008年9月17日
定価:本体760円+税

読者にわかりやすく、印象に残るような文章を書きたい。その気持ちは、プロの作家であろうと、アマチュアの物書きであろうと変わりません。
でも、そのためには、どこから手をつけたらよいのでしょうか。
プロの作家は、接続詞から考えます。接続詞が、読者の理解や印象にとくに強い影響を及ぼすことを経験的に知っているからです。(中略)
本書では、総論、各論、実践編の順に接続詞を追うなかで、接続詞の全体像を正しく把握していただくとともに、実際の文章を書くときに役立つ接続詞使用の勘どころについて、身につけていただくことを目指します。
(「序章 接続詞がよいと文章が映える」より)


【著者紹介】
石黒圭(いしぐろ けい)
1969年、大阪府生まれ。神奈川県出身。国立国語研究所日本語教育研究領域代表・教授、一橋大学大学院言語社会研究科連携教授。一橋大学社会学部卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。専門は文章論。著書に『文章は接続詞で決まる』『「読む」技術』『日本語は「空気」が決める』『語彙力を鍛える』(以上、光文社新書)、『よくわかる文章表現の技術I[新版]―表現・表記編―』『同II[新版]―文章構成編―』『同III―文法編―』『同IV―発想編―』『同V―文体編―』(以上、明治書院)、『この1冊できちんと書ける! 論文・レポートの基本』(日本実業出版社)、『大人のための言い換え力』(NHK出版新書)など多数。

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