新型コロナウイルスが就活に影響があると回答した学生は95.9% 一方、Web説明会や面接への流れに約3割の学生が抵抗感を示す 企業側の配慮ある丁寧なアプローチが必要
配信日時: 2020-03-05 14:00:00
ベネッセi-キャリア『dodaキャンパス』が学生向けに緊急アンケート
株式会社ベネッセホールディングスとパーソルキャリア株式会社(旧社名:株式会社インテリジェンス)の合弁会社:株式会社ベネッセi-キャリア(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:原野 司郎)が運営する、成長支援&逆求人型就活サービス『dodaキャンパス』は、全国のサービス利用学生120名に「新型コロナウイルスが与える就職活動への影響」についてアンケートを実施いたしましたので、お知らせいたします。
【 主な調査結果 】
・新型コロナウイルスの報道がある中、「不安」を感じている学生は約8割。
・新型コロナウイルスが「就活に影響がある」と回答した学生は95.9%と、ほとんどの学生が該当。
・Web説明会や面接は、「利用したい」「利用に抵抗はない」が約6割。
・一方で、「利用にやや抵抗がある」「利用したくない」が約3割と、一部の学生は、利用方法や選考について不安を感じている。
■新型コロナウイルスの報道がある中、「不安」を感じている学生は約8割。
「とても不安」「まあ不安」と回答した学生が、約8割(83.3%)となりました。連日、報道が過熱する中、大多数の学生が不安を感じています。ただ、「あまり不安ではない」「まったく不安ではない」と答えた学生も約1割(13.3%)おり、冷静に状況を見ようとしている様子も伺えます。
【グラフ1】新型コロナウイルスに関する報道がある中、どのような想いをもっていますか?(N=120)
[画像1: https://prtimes.jp/i/22215/361/resize/d22215-361-414864-0.png ]
■新型コロナウイルスが「就活に影響がある」と回答した学生は95.9%と、ほとんどの学生が該当。
新型コロナウイルスが、就活に対して「影響があると思う」「やや影響があると思う」と回答したのは95.9%で、ほぼすべての学生が、就活に影響があると回答しています。新型コロナイルスに対して「不安ではない」と回答した学生も、実際に就活には影響がある、と考えていることが伺えます。
また、具体的にどのような影響が出るかについては、「企業によるイベント中止」が最も多く、続いて「マスク着用などの準備/相談」「合同説明会への参加取りやめ」「イベントや選考の日程変更」「Webセミナーやオンライン面談への変更」などが多くあがりました。
【グラフ2】新型コロナウイルスの対応で、就活に影響があると思いますか?(N=120)
[画像2: https://prtimes.jp/i/22215/361/resize/d22215-361-319284-1.png ]
【グラフ3】どのような影響が出ると思いますか?(複数回答/N=120)
[画像3: https://prtimes.jp/i/22215/361/resize/d22215-361-258416-2.png ]
■Web説明会や面接は、「利用したい」「利用に抵抗はない」が約6割。
一方で、「利用にやや抵抗がある」「利用したくない」が約3割と、一部の学生は不安を感じている。
遠隔でのWeb説明会や面接・面談については、「利用したい」「利用に抵抗はない」が、61.7%と6割を超えました。ただ、「やや利用に抵抗がある」「利用したくない」も31.6%と一定数いることがわかり、その理由として安定したネット環境が確保できるか、Web上で自分のアピールがしづらそう、企業の雰囲気や人柄もつかみづらそう、などという点に不安を感じているようです。
【グラフ4】遠隔でのオンライン説明会/面談についてはどのように思いますか?(N=120)
[画像4: https://prtimes.jp/i/22215/361/resize/d22215-361-592696-3.png ]
<調査概要>
・調査期間:2020年2月20日~24日
・対象:2021年卒業予定の『dodaキャンパス』利用学生/全国に在住する男女120サンプル
・調査方法:インターネットによるアンケート回答方式
■解説 ~Web説明会・面接への流れに対し、学生の懸念点を理解したうえでアプローチを~
2021年卒の就活市場は、新しい就活スケジュールへの議論からはじまり、新型コロナウイルスによる合同・各社個別の説明会中止などの急激な変化が起こり、学生・企業・大学と対応に追われていることと存じます。
今回の学生向けアンケートの結果からも、すでに多くの学生の就活に影響が出ており、学生のほとんどが不安を感じているということがわかりました。また、Web説明会やWeb面接への急激な移行が見られるなか、6割の学生が利用にポジティブな回答をしていましたが、一方で3割近い学生はWeb対応への流れに困惑している様子が見られました。具体的には、「慣れないツールの利用によって本来の力が出せないのではないか」「企業の雰囲気などが分かりにくくなりそう」「インターネット環境や場所など、準備が可能かどうかで不公平が出るのではないか」といった声です。
企業からは、以前は説明会等のイベントを中止すべきかといった悩みの声が聞こえていましたが、現在はイベントを中止したうえで、どのように自社にあった学生と接点を持つか、といった内容に変化しています。1つの代替手段として、Web説明会、Web面接が有効と考えますが、学生本来の力を見極めて必要な人材を採用するためにも、利用ツールに関する丁寧な事前案内や環境面への配慮など、学生の懸念点を理解したアプローチをする必要があります。(新卒事業本部 取締役 本部長 大竹 航)
■解説者プロフィール 新卒事業本部 取締役 本部長 大竹 航(おおたけ わたる)
[画像5: https://prtimes.jp/i/22215/361/resize/d22215-361-890028-4.png ]
2002年、インテリジェンス(現パーソルキャリア)に入社。人材派遣・人材紹介・RPO&BPO(採用企画&プロセス改革)など、一貫して企業の採用関連業務に携わる。2013年より新卒領域を担当。新卒紹介サービスの「doda新卒エージェント」、学生生活の詳細をキャリアノートにまとめ、それを企業に見てもらいつつ、学生から応募するのではなく、オファーをもらう形の逆求人型サービス「dodaキャンパス」を立ち上げ、両者ともに市場トップクラスの規模へと引き上げた。2015年には「本質的な就活支援のヒントは大学生活の中にこそある」と考え、大学向けキャリア教育で国内トップのベネッセコーポレーションとともに、ベネッセとパーソルキャリアの合弁企業、ベッセi-キャリアを立ち上げ、今に至る。ベネッセi-キャリアの就活支援事業全般を管掌。
■「dodaキャンパス」について< https://campus.doda.jp/ >
「dodaキャンパス」は、学生が自身の成長努力や学び・経験などをデータベースに蓄積し、個性を可視化することにより、企業が長期インターンシップや採用などのオファーを直接送ることができる「成長支援&逆求人型就活サービス」です。幼児から大学生までの学習支援を行うベネッセホールディングスと、パーソルキャリアが持つ転職支援のノウハウを融合させることで、学生から社会人までワンストップでの長期的な支援を目指します。
■株式会社ベネッセi-キャリアについて< https://www.benesse-i-career.co.jp/ >
株式会社ベネッセコーポレーションの大学教育事業部門とパーソルキャリア株式会社の新卒就職支援部門とで、2015年4月に設立された合弁会社です。両社の力を最大限に活用して、大学の教育支援、学生の就活支援、および企業の採用支援を行う事業を推進しています。大学生向け教育事業と新卒学生に特化した就職支援事業を合わせることで、学生の力を伸ばし、学生が自分を活かせる職場に出会い、自らの力で社会に貢献できる人材になることを支援してまいります。教育事業と就職支援事業の一体的な運営を通じて「まなぶ と はたらく をつなぐ」ことを目指します。
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