“データ断絶”の解消により日本のものづくりを支援! 3D CADソフトウェア『図脳CAD3D V2』を2月7日に新発売
配信日時: 2020-02-05 11:00:00
株式会社フォトロン(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:瀧水 隆)は、3D CADソフトウェア『図脳CAD3D』の最新バージョン『図脳CAD3D V2』を2020年2月7日に発売いたします。
【製品概要】
製品名 :『図脳CAD3D V2』
発売日 :2020年2月7日
価格(税別):¥800,000
※別途保守サポート(税別¥150,000-/1年)の加入が必須となります。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/204881/LL_img_204881_1.png
図脳CAD3D V2スプラッシュ
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/204881/LL_img_204881_2.png
図脳CAD3D V2操作画面
【製品化の背景】
近年、「海外の“ものづくり”」においては、設計から製造まで全工程で3D CADデータが活用され、結果として、市場ニーズに対してスピード感ある製品投入を可能としています。
一方、日本国内では、3D CADの導入や活用はなかなか進まず、「設計は3D CADで行い、製造現場では紙で出力した平面図で作業を行う」のが主流のため、工程間で3D CADデータの断絶が多発。全社的に3D CADを導入していても、部門によって利用する3D CADソフトウェアが異なると、正確にデータを受け渡せず、本来は生産性を高めるはずの3D CADが原因で、データ互換のエラーやデータ修正による非効率を生み、結果としてコストや納期を圧迫しています。
当社では、このような「日本の“ものづくり”における3D CADデータの断絶」を解消するため、「“ものづくり”の工程全体で活用できる3D CAD」をコンセプトに『図脳CAD3D』を2017年に発売しました。
今回発売する『図脳CAD3D V2』では、要望の多かった「意匠設計機能の向上」に応えサーフェスモデリング機能を大幅に強化しました。これにより、ものづくりの上流工程である構想段階における3D CADデータの活用が強力に推進されます。
当社では、『図脳CAD3D V2』が “3D CADデータの断絶”を起因とする様々な問題を解決し、お客様の「“ものづくり”の仕組みの進化」に貢献すると確信しています。
製品情報ページ
https://www.photron.co.jp/products/3d-cad/zunocad3dv2/index.html
【図脳CAD3D V2の新機能】
◇意匠設計に最適、サーフェスモデリング機能を強化
『図脳CAD3D V2』では、ものづくりにおける上流工程、主に意匠設計の要求に応えられるよう当社独自の機能を強化しました。
1. 下絵画像の取り込み機能
意匠設計担当者は手書きスケッチの輪郭をトレースしながら3D CADデータを作成できます。
スケッチの輪郭を3D CADで抽出
https://www.atpress.ne.jp/releases/204881/img_204881_3.png
2. NURBS機能
意匠設計担当者がデザイナー向けソフトウェアと同じ感覚でアイディアを3D CADデータに反映できるよう、CGソフトなど、デザイン用途で使われるNURBS曲線・曲面の作成、編集機能を搭載しました。
『図脳CAD3D V2』では「NURBS」要素と、設計用途で使用される「スプライン」要素の相互変換が可能、ものづくりの上流におけるデータの断絶を解消します。「感覚的に形状を検討する意匠設計担当者」と、「機能性や加工性が最優先となる詳細設計担当者」との間の溝を埋め、両者が直接連携し、「より良い“ものづくり”の実現」につながります。
意匠設計イメージ
https://www.atpress.ne.jp/releases/204881/img_204881_4.png
3. 曲線、曲面の評価機能
デザインの品質を保持しながら、3D CADデータを編集できるよう、曲率表示やゼブラマッピングなど、高品質なデザインのための評価機能を追加しました。
◇プログラム処理の高速化
他部門と同じ3D CADソフトウェアを買い揃えなくとも、3D CADデータを快適に取り扱うことができるよう、プログラム処理を最適化し、大容量アセンブリデータの取り込み時間を大幅に高速化しました。
【図脳CAD3D V2 製品特長】
◇ハイエンドCAD、CATIA V5/V6のネイティブデータを取り扱い可能
『図脳CAD3D V2』は、ダッソー・システムズ関連会社のスペイシャル社が提供する3Dモデリングカーネル「CGM(TM) Core Modeler」を採用しています。「CGM(TM) Core Modeler」はハイエンドCAD「CATIA」が使用するカーネルですので、CATIA V5/V6のネイティブデータの取り扱いが可能です。
また、ハイエンドならではの高度な3D演算処理能力を持っているため、自動車・航空機業界で使われるような大規模3D CADデータであっても快適に取り扱うことができます。
治具設計イメージ
https://www.atpress.ne.jp/releases/204881/img_204881_7.png
◇高性能、多彩なデータ互換を標準機能として搭載
部門ごと、取引先ごとに異なる3D CADソフトウェアが使われている環境であっても、3D CADデータを正しくつなぎ、活用できるよう、高性能データトランスレータ「3D InterOp」を搭載。多様化するCADフォーマットのデータ互換に対応しています。前述のCATIA以外にも、SOLIDWORKS、NX、PTC Creo、Inventorといった主要3D CADソフトウェアのほか、NURBSモデラー「Rhinoceros」のネイティブデータ読込にも標準機能で対応しています。
例えば製造部門で使用の場合、設計部門や協力会社が使用する異なるソフトウェアの3D CADデータが閲覧しやすくなります。さらに、生産現場で発生した課題や設計改善を盛り込んだ3D CADデータを設計部門にフィードバックしたり、生産現場で自発的に治具設計をしたりと、様々な場面で業務効率が向上します。
解析用モデル作成イメージ
https://www.atpress.ne.jp/releases/204881/img_204881_8.png
◇マウス操作で3D CADデータの作成、編集が可能
3D CAD初心者でも短期間で操作習得ができるよう、『図脳CAD3D V2』は操作履歴や拘束条件に捉われない「ダイレクトモデリング」手法を採用。多くの3D CADソフトウェアが採用する操作履歴ベースとは異なり、マウスを使って3D形状を直感的に編集・修正できます。
例えば解析部門で使用の場合、担当者は受領した3D CADデータから不要な部分を削除・データ容量を軽量化して簡単に解析用モデルが作成可能です。また設計担当者に対して設計変更のフィードバックにも活用できます。
【図脳CAD3D V2の動作環境】
OS :Microsoft(R) Windows 10 64bit版のみ
Microsoft(R) Windows 8.1 64bit版のみ
CPU :インテル(R) Core iシリーズ以上(Core i7またはXeon E3以上推奨)
メインメモリ :8GB以上(16GB以上推奨)
HDD :4GB以上の空き容量(インストールに2GB使用)
グラフィックス:NVIDIA社 GeForceシリーズ、Quadroシリーズや
AMD社 Radeon Proシリーズなどの3D OpenGLアクセラレーター対応の
グラフィック・アダプターが必要です
ディスク装置 :DVD-ROM
その他 :USBポート(プロテクトキー用)
すべてのPhotron製品名およびPhotron製品ロゴは株式会社フォトロンの商標または登録商標です。
Microsoft(R)およびWindows(R)は、米国Microsoft Corporationの、米国およびその他の国における登録商標または商標です。
その他の会社名または製品名は、各社の商標または登録商標です。
※1「CGM(TM) Core Modeler」について:
ネイティブの幾何学的データおよび位相的データが、最も広く使用されているCADデータ形式Dassault Systemes V5/V6および3DEXPERIENCEプラットフォーム テクノロジーと互換性を持ち、さらに3D InterOpのデータ再利用機能と統合されています。CGM(TM) Core Modelerにより、Dassault Systemes環境でもシームレスに作業できるだけでなく、他の環境でも柔軟に作業できるようになります。
※2「ダッソー・システムズ(Dassault Systemes)」について:
Dassault Systemesは、3DEXPERIENCE企業として、個人や企業にバーチャルユニバースを提供することで、持続可能なイノベーションを提唱します。世界をリードするソリューション群で、製品設計、生産、保守に変革をもたらしています。Dassault Systemesのコラボレーティブソリューションは、ソーシャルイノベーションを促進し、現実世界をよりよいものとするため、バーチャル世界の可能性を押し広げます。グループ全体で、140カ国以上、あらゆる規模、業種の約21万社以上のお客様に価値を提供しています。
※3「ダッソー・システムズ関連会社スペイシャル社」について:
Spatial Corp.(Dassault Systemes関連会社)は、幅広い業界にテクニカル アプリケーション向け3D開発ソフトウェア コンポーネントを提供しているトップ企業です。Spatial社の3D モデリング、3D ビジュアライゼーション、 CADトランスレーションなどのさまざまなソフトウェア コンポーネントは、アプリケーション デベロッパーをサポートして、市場をリードする製品の供給、中核となるコンピテンシーの維持、そして市場投入までの期間短縮を実現します。30年以上にわたり、Spatial社の3Dコンポーネントは、世界有数のソフトウェア デベロッパー、メーカー、研究機関および大学で使用されています。米国コロラド州ブルームフィールドに本社を置き、米国各地、ドイツ、フランス、日本、中国そして英国にオフィスがあります。
【株式会社フォトロンについて】
本社 : 〒101-0051
東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング21階
代表者 : 代表取締役社長 瀧水 隆
創業 : 1968年7月10日
資本金 : 1億円
事業内容: 民生用および産業用電子応用システム(ハイスピードカメラ・
画像処理システム、CAD関連ソフトウェア、放送用映像機器、
その他)の開発、製造、販売、輸出入
URL : https://www.photron.co.jp/
【お客様窓口】
株式会社フォトロン システムソリューション事業本部
電話 : 03-3518-6272
FAX : 03-3518-6279
電子メール: cad-master@photron.co.jp
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プレスリリース提供元:@Press
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