フリアーシステムズとアンシスが提携し、赤外線カメラ用機械学習の迅速化で車両の安全性を向上へ

プレスリリース発表元企業:FLIR Systems, Inc.

配信日時: 2020-01-09 01:11:00

フリアーシステムズとアンシスが提携し、赤外線カメラ用機械学習の迅速化で車両の安全性を向上へ

フリアーが赤外線センサーをアンシスの最先端運転シミュレーターと統合して、自律運転車開発のためのサーマルイメージングのモデル化、試験、検証を可能に

(米バージニア州アーリントン)-(ビジネスワイヤ) -- フリアーシステムズ(NASDAQ: FLIR)とアンシス(NASDAQ: ANSS)は、運転支援や自律運転車(AV)のための優れた危険予測機能を実現すべく協業しています。これにより自動車メーカーはその力量を高め、前例のないほど車両の安全性を向上させることができます。この協業を通じ、フリアーは完全に物理ベースの赤外線センサーをアンシスの最先端運転シミュレーターに統合して、超リアルな仮想環境の中で赤外線カメラの設計をモデル化、試験、検証できるようにしていきます。この新しいソリューションにより、相手先商標製品製造企業(OEM)は自動緊急ブレーキ(AEB)や歩行者検知、今後登場する自律運転車などのツールで使用される赤外線カメラの配置を最適化することで、開発期間を短縮することができます。

本プレスリリースではマルチメディアを使用しています。リリースの全文はこちらをご覧ください。:https://www.businesswire.com/news/home/20200108005657/ja/

アンシスとフリアーが協業を発表。赤外線センサーをアンシスの最先端運転シミュレーターに統合して、超リアルな仮想環境の中で赤外線カメラ設計のモデル化、試験、検証が可能に。リアルタイムの赤外線カメラシミュレーションにより、開発者は自動緊急ブレーキシステムや自律運転車を試験できる。(写真:ビジネスワイヤ)アンシスとフリアーが協業を発表。赤外線センサーをアンシスの最先端運転シミュレーターに統合して、超リアルな仮想環境の中で赤外線カメラ設計のモデル化、試験、検証が可能に。リアルタイムの赤外線カメラシミュレーションにより、開発者は自動緊急ブレーキシステムや自律運転車を試験できる。(写真:ビジネスワイヤ)

仮想環境の中で試験ができる機能はフリアーの顧客やパートナーが利用できる既存システムを補完します。これらの既存システムには、FLIR Boson®赤外線カメラを含むフリアーの自動車用開発キット(ADK™)、フリアー・スターター・サーマルデータセット、各地域の都市特有のサーマルデータセットが含まれます。フリアーのサーマルデータセット・プログラムは先進運転支援システム(ADAS)、AEB、AVシステムにおける機械学習向けに作成されています。

現在のAVセンサーやADASセンサーは暗所や影、太陽の直射、大部分の霧などの悪天候において困難に直面しています。しかし赤外線カメラは、そうした条件下でも効果的に物体を検知・分類することができます。フリアーシステムズの赤外線センサーを ANSYS® VRXPERIENCE®に統合することで、何百万マイルに及ぶ何千種類もの運転シナリオのシミュレーションを、たった数日で実施できます。さらに、技術者らは赤外線カメラが重要データを提供する再現困難なシナリオ、例えば混雑した低コントラスト環境下での歩行者検知などのシナリオのシミュレーションを行えるようになります。

フリアーシステムズの産業事業部門プレジデントを務めるフランク・ペニシは、次のように語っています。「アンシスの業界有数のシミュレーションソリューションを物理試験用の既存ツールスイートに追加することにより、技術者、自動車メーカー、自動車部品サプライヤーはあらゆるタイプの運転条件下で車両の安全性を改善できます。また業界は、ドライバーが日常的に見ることはあっても物理環境では再現困難なコーナーケースを再現でき、ニューラルネットワークの改善やAEBなどの安全機能の性能向上に道筋をつけることができます。」

アンシスのEric Bantegnieバイスプレジデント兼ゼネラルマネジャーは、次のように語っています。「フリアーシステムズは、自動車用赤外線カメラを自動車ユーザーにとって可能な限り安全で信頼性の高いものにするには、物理環境で機械学習用データセットを収集することのみに依存することの限界を認識しています。今ではフリアーがアンシスのソリューションを活用することで、自動車メーカーの力を高め、これら企業が赤外線カメラを備えた運転支援システムの創製や認証を迅速化できるようになりました。」

各都市特有のデータセット以外にも、フリアーは自動車業界に10年以上の経験があります。フリアーはこれまで、GM、アウディ、メルセデスベンツなど多様な自動車メーカー向けに、当社製の暗視警告システムの一部として、70万個以上の赤外線センサーを提供してきました。またフリアーは最近、当社の赤外線センサーが世界最大手自動車メーカーとのレベル4自律運転車(AV)の生産契約用として、自動車一次部品サプライヤーのベオニア(Veoneer)に選定されたと発表しました。生産は2021年に計画されています。

1月6~10日にネバダ州ラスベガスで開催される2020年コンシューマー・エレクトロニクス・ショーのフリアーの8528番ブースでは、フリアーの赤外線センサーで機能強化したデモカーやその他のフリアーの革新的製品を展示します。

フリアーシステムズの車載ソリューションの詳細については、https://www.flir.com/safercarsをご覧ください。

フリアーシステムズについて

1978年に設立されたフリアーシステムズは、防衛、産業、商業用途のためのインテリジェントなセンサーソリューションに注力する世界をリードする産業技術企業です。フリアーシステムズのビジョンは「世界の第六感」となることであり、プロフェッショナルが人命や生活を守るために詳細な情報に基づいた意思決定を行う助けとなる技術を作り上げています。詳細情報については、www.flir.comをご覧になり、@flirをフォローしてください。

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