<トルコ共和国大使館・文化広報参事官室>トルコ黒海沿岸でまだ知られざる魅惑のデスティネーション
配信日時: 2019-12-23 09:30:00
トルコ北部に位置する黒海沿岸地域は高原地帯として知られていますが、歴史、文化、食、自然の美しさも備えた、落ち着いてリラックスできる魅力的な観光地です。夏は高原地帯に行く前にこの美しい街に立ち寄り、冷たくてさわやかな水に手を入れてリフレッシュすれば、記憶に残る素晴らしい旅になることでしょう。春は街巡りをするだけでもとても楽しい時間を過ごすことができます。最近では、高原ツアーの人気が高まりつつあるこの地域には、まだまだ知られざる魅力が詰まった街がたくさんあります。沿岸地方を旅する人には必見です。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/201774/LL_img_201774_1.png
アマスラ
■チャイエリ:リゼにほど近く、最も黒海沿岸らしい街
前面に広がる海と背後に迫る山々に挟まれた細長い海岸線に位置する典型的な黒海沿岸の街です。美しい自然に恵まれたこの街は、紀元前7世紀まで遡る豊かな歴史と素晴らしい自然美を持つ一方、現代ではトルコ屈指の茶の生産地でもあり、収穫期には観光客も様々な茶摘み体験イベントに参加できます。
チャイエリでは手つかずの自然まで簡単にアクセスすることができ、大自然を堪能することができます。市中心部からわずか12キロのアアランの滝は、大きな岩から流れ落ちる水が夏の熱を冷まし、リフレッシュできて快適です。クスパーツーリズムセンターからは息を飲むような海の絶景が臨めます。また、黒海沿岸の自然に囲まれてキャンプをしたい人にはメリノスの丘がお勧めです。もう少し足を延ばせば、フルトゥナ川とハラ川が創り上げた渓谷によって隔てられたポクス、サル、ハジンダーなどの高地も訪れることができます。
ゼレキ城、ジャフェルパシャ モスク、オスマンジュック モスク、カプタンパシャ・イェシルテペ村やブズルプナル村の橋などの建造物が、街の豊かな歴史を今に伝えます。この地域はドライビーンズで有名ですが、アンチョビベースのご飯ものからデザートまで多彩な郷土料理もチャイエリの魅力です。
<チャイエリへのアクセス>
トラブゾン空港から車で約1時間(約90km)
■ギレスン県ティレボル:海辺のバカンスを締めくくる高地散策
「3つの都市」という意味を持つTirebolu(ティレボル)県を旅していると、古めかしい噴水、歴史的な家並みや街並みに、時間を遡ったような感覚を覚えるかもしれません。突き出た岩礁の上に建ち、三面を海に囲まれたティレボル城またはサンジャン城は、13世紀の建築スタイルが目を引きます。ビーツ入りのムフラマ(トルコのチーズフォンデュ)やトウモロコシのドルマなどの郷土料理もぜひお試しください。
また、海水浴好きに一番人気のクムビーチは、夏はビーチバレー大会開催でますますにぎやかになります。打ち寄せる黒海の波をただ見ながら海辺を歩きたい人には、海岸線の長い散歩道がお勧めです。
ティレボルの魅力は美しいブルーとグリーンの海岸線だけではありません。ガリガン、オルジャック、アーアチバシュ、ボーウルトレンビュキュ、ギュヴェンデなどの高地をはじめとするネイチャースポーツやウォーキング向きのエリアもあります。
<ギレスン県ティレボルへのアクセス>
トラブゾン空港から車で約1.5時間(約95km)
■オルドゥ県ペルシェンベ:“スローシティ”(チッタスロー)
トルコには様々な“スローシティ”がありますが、ペルシェンベもそのひとつです。ヘーゼルナッツの木であふれるこの街は、市街から西方に15キロほどに位置するヤソン岬をはじめ、黒海沿岸でも屈指の美しさを誇ります。日の出と日没が美しいこの半島にあるヤソン教会は、この地域では数少ない沿岸部の教会のひとつで、神話「金羊毛とヤソン」の舞台となった場所です。またホイナット島まで行けば、カモメなどの水鳥がたくさん集まる鳥類保護区があります。
ペルシェンベにはベッリジェス、アクタシュ、エフィルリなど数多くのビーチがあり、海水浴を楽しめます。高原地帯にはサファリツアーやパラグライディングなど多種多様なネイチャースポーツも堪能でき、ゆったりリラックスして過ごすのにも最適です。100メートルの高さから流れ落ちるクルシュンチャル滝の絶景もアウトドア派ならきっと見に行きたくなるでしょう。
<オルドゥ県ペルシェンベへのアクセス>
トラブゾン空港から車で約2.5時間(約185km)
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/201774/LL_img_201774_2.jpg
ペルシェンベ
■カスタモヌ県ジデ:エキサイティングで開放的なビーチで楽しむネイチャースポーツ
黒海西部特有の自然景観とアナトリアのホスピタリティが融合した町ジデ。かつてはシルクロード沿いの重要な港町として栄え、2800年前のホメロスの叙事詩『イーリアス』にもこの町についての記載があります。
11キロにも及ぶ海岸線を持つジデにはカプスなどをはじめ、数多くのビーチが連なっています。街の中心部からわずか11キロに位置するギデロス湾は自然のあらゆる色が混ざりあったような色彩をしており、岩だらけの黒海沿岸の静寂に包まれたスポットです。
ジデから近いヴァラキャニオンは深さ1.1キロ、長さ12キロで、世界で最も深く険しい渓谷のひとつです。ここを渡るには専任のガイドが必要で、スリルマニアには垂涎の的でもあります。その端にはキュレ山脈で最も手つかずの自然が残るエリアを構成するロチュ谷があり、ラフティング、トレッキングその他ネイチャースポーツや写真撮影に絶好のスポットです。
<カスタモヌ県ジデへのアクセス>
イスタンブルから車で約6.5時間(約520km)
■バルトゥン県アマスラ:歴史ある半島で過ごすリラックスした休暇
歴史的に長きにわたり貿易や戦時を支えてきた港湾都市の雰囲気が今も感じられるアマスラも、今はその歴史遺産と黒海沿岸に面する半島ならではの美しい自然景観を併せ持つ小さな平和な港町です。
アマスラには2つの小さな島と2つの入り江があり、半島の小さなカフェから夕日とともに楽しむことができるこれらの島の眺めは格別です。アマスラ博物館にはこの小さな港町の海岸沿いで発見された考古学・民族誌学上重要な遺物が陳列されています。ビザンチン時代を現代に伝えるアマスラ城や、今は文化の中心としての役割を成すスモール教会(キュチュック・キリセ)も見逃せません。市街から17キロのチャクラズビーチでは、生い茂る松林を背に黒海のひんやりした水でリフレッシュできます。
<バルトゥン県アマスラへのアクセス>
イスタンブルから車で約5時間(約480km)
■トルコについて
地中海に位置し、有名なボスポラス海峡が隔てるアジアとヨーロッパを結ぶトルコは、多様な気候と文化交流の中心地であることにより、何世紀にもわたる多様な文明が反映された歴史、自然や美食を有し、2018年には約4,000万人の観光客をお迎えしました。文化が交差するこの国は、伝統とモダンが融合した芸術やファッションに大変寛容で、またダイナミックなショッピングとエンターテイメントライフによって世界中から訪れる人々を魅了し続けています。
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