群馬大学とNEC、群馬県 前橋市-渋川市区間で適応ネットワーク制御技術を用いた自動運転バスの公道実証を実施

プレスリリース発表元企業:NEC Corporation

配信日時: 2019-12-03 12:00:00

TOKYO, Dec 3, 2019 - ( JCN Newswire ) - 国立大学法人群馬大学(注1、以下 群馬大学)と日本電気株式会社(注2、以下 NEC)は、群馬県の委託を受け、関越交通株式会社の協力のもと、本年12月10日から25日までの間、群馬大学荒牧キャンパスと渋川駅間の公道で自動運転の実証実験を実施します。

群馬大学研究・産学連携推進機構次世代モビリティ社会実装研究センター(注3 以下 CRANTS)とNECは共同研究契約(適応ネットワーク制御技術(注4)・先進セキュリティ・路車協調検討)を締結し、本実証実験において、「適応ネットワーク制御技術」の検証を実施します。

1.目的
CRANTSは限定した地域でのレベル4自動運転(完全自律型自動運転、注5)の社会実装に向け、全国様々な地域で実証実験を行っています。また、NECは安全・安心な自動運転移動サービスの実現に向け、自動運転車両の遠隔制御を支援するソリューションの提供を目指しています。今回の実証実験では、これらの群馬大学とNECの知見を持ち寄り、自動運転の社会実装に向けた各種技術の検証を行います。

2.実証実験の概要
公道における自動運転では、管制センターによる車両の遠隔制御のために、複数のカメラが撮影する映像を遅延・乱れなく通信することが重要です。無線通信は、同じ周波数を使う利用者数の増減や、車両の移動に伴う電波状況の変動により、リアルタイムに映像を伝送できず、大きな課題となっています。例えば、自動車が多数集まる交通量の多い交差点などの場所で安定的に通信遅延を抑制することは困難であり、通信遅延が事故のリスクにつながる自動運転において、安定した通信は不可欠です。

そこで今回の実験では、公道で行う実証実験としては初めてNECの「適応ネットワーク制御技術」及び「適応映像配信技術(注6)」を搭載し、変動する混雑した通信環境でも通信の遅延変動を予測しながら安定して高品質な映像配信を行い、管制センターによる遠隔制御を支援します。

3.実証実験場所・期間
場所:渋川駅~群馬大学荒牧キャンパス 8.7km
期間:2019年12月10日(火)~2019年12月25日(水)
なお、本件の出発式典を12月10日午前9時より、群馬大学CRANTSにて報道機関に公開して行います。

本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://jpn.nec.com/press/201912/20191203_02.html

概要:日本電気株式会社(NEC)

詳細は www.nec.co.jp をご覧ください。