ISIDとSymphony、金融機関向けコラボレーションプラットフォーム「Symphony」で戦略的提携
配信日時: 2019-11-28 12:00:00
TOKYO, Nov 28, 2019 - ( JCN Newswire ) - 株式会社電通国際情報サービス(本社:東京都港区、代表取締役社長:名和 亮一、以下 ISID)と、Symphony Communication Services, LLC(本社:米国カリフォルニア州パロアルト、Founder CEO:David Gurle、以下 Symphony)はこのほど、Symphony が提供する金融機関向けコラボレーションプラットフォーム「Symphony」の国内金融機関への提供に関し、戦略的パートナー契約を締結しました。
本提携に基づき ISID は、「Symphony」の導入支援サービスに加え、「Symphony」 と RPA(Robotic Process Automation)との連携により、金融機関の業務革新を実現するコミュニケーション基盤の構築支援サービスを本日より提供開始します。
■提携の背景とねらい■
多くの企業がデジタルトランスフォーメーション(以下 DX)に取り組む中、その具体策の一つとして、チャットやオーディオ・ビデオ会議、ファイル共有などの機能を備えたコミュニケーションツールの活用が広がっています。しかし金融機関では、法令に基づく厳格なセキュリティ確保や情報管理が求められるため、こうしたツールの効果的な活用が難しく、DX を推進する上で課題となっています。
「Symphony」は、2014年に世界の大手金融機関15社の共同出資により設立されたテクノロジー企業である Symphonyが開発・提供するコラボレーションプラットフォームです。金融機関が必要とする高水準のセキュリティをはじめ、高生産性を実現するコラボレーション機能やイノベーティブなユーザーエクスペリエンスが高く評価され、海外の大手金融機関をはじめ 400 社以上の企業が採用、ユーザーは 450,000 人を超えています。
ISID は、長年にわたり大手金融機関の業務システム開発を手がけ、金融分野の先進技術活用においても、日本のFinTech の黎明期から一貫して注力してきました。この知見を生かし、金融機関の DX 領域で数多くの実績を持ち、昨今広がる金融機関の RPA 活用にも深い知見を有しています。
今般両社は、それぞれの強みを持ち寄り、「Symphony」と RPA を組み合わせることで、信頼性の高いコラボレーションプラットフォームの提供はもとより、インタラクティブな業務の自動化・効率化を可能とする統合的なコミュニケーション基盤を国内金融機関に提供していくことを目指し、提携に至りました。
■RPA との連携によるインタラクティブな業務自動化■
今回の提携を通じて両社が提供する価値は、「Symphony」によるコミュニケーション革新の可能性を大きく拡張するとともに、RPA 単独では実現できないインタラクティブな業務自動化・効率化を実現するものです。
具体的には、「Symphony」のチャットボット機能とRPAを連携することにより、複数の社内/社外システムからのインサイトを、チャットコミュニケーションだけで引き出せる仕組みを実現します。例えば、次のような活用が想定されます。
- 金融機関の営業担当者が、訪問先企業に関する情報を集める際、社内データベース、訪問先企業の決算情報などを検索・照会して行う収集作業を、チャットで問いかけるだけで瞬時に引き出すことができる。
- 金融機関の営業担当者と顧客である機関投資家が、「Symphony」上で共通のチャットエリアに参加することで、為替や株の残高、価格情報など定型的な問い合わせにはロボットが即時に回答し、投資アドバイスや相談対応は営業担当者が行うなど、効率的で質の高いコミュニケーションが可能になる。
これらは、世界の RPA 市場でトップシェアを誇り、国内でも導入が拡大する RPA ソフトウエア「UiPath」のダイヤモンドパートナーとして 140 社を超える導入実績を有し、金融機関に特化した RPA 専任組織を持つ ISID と、世界の金融機関が認める Symphony の組み合わせだからこそ提供できるソリューションです。両社は本提携を通じて金融機関のコミュニケーション革新を支援し、デジタルトランスフォーメーションの加速に貢献してまいります。
電通国際情報サービス(ISID)について
ISID は、社会や企業のデジタルトランスフォーメーションを、確かな技術力と創造力で支えるテクノロジー企業です。金融業務や製品開発の領域で創業以来培ってきた知見に加え、人事・会計など企業活動の根幹を支えるシステム構築の実績、電通グループのマーケティングノウハウ、そしてIoTやロボティクス、AIなど先端技術の社会実装に向けたオープンイノベーションへの取り組みにより、社会と企業の課題解決に貢献する、価値あるソリューションを生み出し続けています。
詳細は https://www.isid.co.jp/ をご参照ください。
Symphony Communication Services, LLC(Symphony)について
Symphony は、効率的で安全性高く世界の市場のコラボレーションの変革を可能にするプラットフォームを提供しています。複雑なデータ・セキュリティの保護や、企業コンプライアンスを徹底しつつ、個人やチーム、あらゆる規模の組織の生産性を飛躍的に向上させるための支援を事業の目的としています。Symphony は 2014 年 10 月に設立され、カリフォルニア州パロアルトに本社を置き、シンガポール、ストックホルム、ソフィア・アンティポリス、東京、ニューヨーク、パリ、香港、ロンドンでもオフィスを開設して事業を展開しています。詳細は www.symphony.com/ja または Twitter(https://twitter.com/symphony)、Facebook(https://www.facebook.com/SymphonyComm)、LinkedIn(https://www.linkedin.com/company/symphonycomm)をご参照ください。
【製品・サービスに関するお問い合わせ先】
株式会社電通国際情報サービス
金融ソリューション事業部 米田
TEL:03-6713-7012
【本リリースに関するお問い合わせ先】
株式会社電通国際情報サービス
コーポレートコミュニケーション部 李、赤瀬
TEL:03-6713-6100
E-Mail:g-pr@isid.co.jp
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