絶滅の危機から救われた「吹田くわい」を今年も収穫・販売 -- 大阪学院大学

プレスリリース発表元企業:大阪学院大学

配信日時: 2019-11-25 14:05:05



大阪学院大学(大阪府吹田市、総長:白井善康)では、吹田くわい生産農家の平野農園、吹田くわい保存会、吹田市役所と協力し、春の苗植え付け作業や吹田まつりでの献上行列、収穫作業など様々な形で生産・保存活動を行っています。今年も大雨や台風を乗り越えて無事に収穫の時期を迎え、本学の学生が11月17日(日)に収穫作業を行いました。収穫したくわいは、本学の学生が中心となって企画する12月1日(日)開催の「第12回吹田くわい祭り」(会場:大阪学院大学)で販売します。毎年100個程度を用意しますが、1時間足らずで完売してしまいます。




 なにわ伝統野菜である吹田くわいの保護および普及を目的として、本学学生が「第12回吹田くわい祭り」を企画・開催します。
 この祭りは、2014年から本学学生が中心となって企画・開催しており、今年は学内で育てた吹田くわいや吹田産有機野菜の朝市、吹田くわい料理の販売をはじめ、本学吹奏楽部や語り師の方による公演なども行います。



 その見た目から「芽が出る」縁起の良い食物とされ、おせち料理には欠かせない「くわい」。中でも吹田くわい(標準和名:スイタグワイ)は、明治初頭まで京都御所に献上され、吹田市のマスコットキャラクター「すいたん」のモチーフとしても有名です。一時は宅地開発の影響などで数が激減し、絶滅が危惧されましたが、近年は地域のみなさまによって、かろうじて守られていました。


 本学では吹田くわい生産農家の平野農園、吹田くわい保存会、そして吹田市役所と協力し、春の吹田くわい苗植え付けや夏の吹田まつりでの吹田くわい献上行列、冬の吹田くわい収穫など、様々な形で保護活動を行ってきました。また、2016年からは学内で吹田くわいを育てており、学生たちが自ら生育過程の記録・観察などを行い、日常的に地域の伝統的な農産物の成長を見守ることで、植物および吹田という土地の歴史を学習しています。
 
 本学は地域社会に開かれた高等研究機関の役割の1つとして、吹田くわいの保存・普及活動をはじめ、社会連携活動を広く展開しています。

◆第12回吹田くわい祭り
【日 時】 2019年12月1日(日) 10:00~14:00
【会 場】 大阪学院大学 17号館 時計塔前(大阪府吹田市岸部南2-36-1)
【主 催】 大阪学院大学・大阪学院大学短期大学部学生有志
【協 力】 平野農園、吹田くわい保存会 ほか


*くわいの収穫について〔実施済〕
【日 時】 2019年11月17日(日)9:00~14:00
【場 所】
 平野農園(農園主:平野紘一 吹田市農業振興研究協議会会長)
 ・住所:大阪府吹田市江坂町3-48 ※大阪メトロ御堂筋線「江坂」駅徒歩約15分 



▼本件に関するお問い合わせ先
 大阪学院大学 社会連携室/広報課
 住所: 〒564-8511 吹田市岸部南二丁目36番1号
 TEL: 06-6381-8434(代表)
 FAX: 06-6382-4363  
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