亀田総合病院へICタグを活用した医療材料管理システムを導入

プレスリリース発表元企業:トッパン・フォームズ株式会社

配信日時: 2019-06-18 10:00:00

IC-タグを読み取り、マスターと照合

手術セット入りコンテナ

読み取りブース

デジタルハイブリッドのトッパン・フォームズ株式会社(以下トッパンフォームズ)は、ICタグを活用した医療材料管理システムを開発し、医薬品卸売大手の株式会社スズケンの協力のもと、医療法人鉄蕉会 亀田総合病院(所在地:千葉県鴨川市、以下亀田総合病院)に導入しました。
ICタグの一括読み取り機能を活用した本システムの導入により、手術で使用するガウンや縫合キット、シリンジ容器などの医療材料の検品や出荷、返却確認の業務の大幅な効率化を実現しており、作業時間を約1/20へと短縮しています。また、本システムは既存の院内管理システムとの容易な連携が可能で、トレーサビリティー管理や医療材料のマスター照合による誤出荷防止、数量欠品防止などの、人手によるミスの撲滅につなげることができます。

【背景】
医療現場では、人手不足による働き方改革や省人化が取り上げられており、医療行為のサポート業務もその一環となっています。亀田総合病院では年間約1.5万件の手術を実施しており、それぞれの術式に合わせて使用する医療材料を事前にセットする業務を行っています。従来はバーコードを1点ずつ読み取り、マスターとの照合を行っていましたが、1回の手術で最大120点の医療材料を使用する場合もあり、従来の運用では多大な業務負荷が発生しており、改善の方法を模索していました。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/186284/img_186284_5.jpg
■システム利用の流れ
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/186284/img_186284_4.jpg

【今後の展開】
今後、亀田総合病院では、医療現場の一層の業務効率化推進のため、ICタグで管理する対象を手術時に使用する医療材料だけでなく、病院内の全医療材料、医療機器等へと順次拡大する予定です。トッパンフォームズは、RFIDを中心とした最適なIoTソリューションの提供により、亀田総合病院の取り組みを引き続きサポートしていきます。
また、本事例は国内の大規模病院で初の本格導入事例であり、トッパンフォームズは同システムを他の病院にも幅広く展開することにより、医療現場の課題解決に貢献していきます。
なお、本システムについては、2019年6月13日から大阪で行われた「第94回 日本医療機器学会」にて亀田総合病院が発表しています。

以上

※「デジタルハイブリッド」は、トッパン・フォームズ株式会社の登録商標です。
※その他記載された製品名などは各社の登録商標あるいは商標です。


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