ファッション業界専門の転職支援サービス「クリーデンス」 アパレル・ファッション業界の「2018年度 年間賞与支給額」を調査

プレスリリース発表元企業:パーソルキャリア株式会社

配信日時: 2019-06-13 13:00:00

慢性的な労働力不足を背景に、前年よりも年間4万円アップ。年間支給額は61万円に

総合人材サービス、パーソルグループのパーソルキャリア株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:峯尾太郎)が運営するファッション・アパレル業界専門の転職支援サービス「CREDENCE(クリーデンス)」< https://www.crede.co.jp/ >は、アパレル・ファッション業界の「2018年度 年間賞与支給額」について調査を行いましたので、結果をお知らせいたします。本調査は、2018年の「クリーデンス」転職支援サービス登録者、および求人のデータを集計したものです。



■詳細:https://www.crede.co.jp/contents/news/702_credence_newsletter.html

■「CREDENCE(クリーデンス)」とは < https://www.crede.co.jp/
「CREDENCE」は、パーソルキャリア株式会社が運営するファッション・アパレル業界専門の転職支援サービスです。2001年のサービス開始より「ファッションは、人が創る。」を理念に掲げ、ファッションの世界に携わるすべての人たちが、それぞれの持つ能力を充分に活かせるような環境の実現を目指しています。時代の感性をリアルタイムで捉えながら、ファッション業界を支える“人”に関する情報を独自の視点で収集・発信し、業界全体が常にいきいきとしたワークフィールドであり続けるために貢献します。

■2018年度の平均年間支給額は61万円で、前年よりも4万円アップ

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2018年度の全体の平均年間支給額は約61万円で、前年よりもおよそ4万円アップしました。
年代別では、25~29歳が53万円、30~34歳が64万円、35~39歳が75万円でした。それぞれの年代の平均年収から換算すると、1回あたりの支給は、月収のおよそ0.9カ月分という結果になりました。
職種別では「MD・バイヤー」は98万円、「プレス・販促・VMD」は74万円、「営業・店舗開発」は77万円と、順調に増額しています。賞与の支給額は月収に基づいて決められることが多いため、これらの職種の年収の高さが、賞与支給額の高さに結びついていると言えます。
加えて、「MD・バイヤー」は、ブランド全体の商品計画や販売計画の立案など、ブランドの売上を左右する幅広い業務を担っていること、また「営業・店舗開発」は、社員の成果が数字に表れやすいことなども、賞与支給額が高い要因の一つとなっています。

■賞与の「支給あり」が前年よりも5ポイントアップ

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2018年度の「クリーデンス」の求人を見ると、賞与の支給がある求人は全体の47%で、前年の42%よりも5ポイントアップしました。
支給額の増額や、支給する企業の増加の背景には、慢性化した労働力不足があると考えられます。そのため賞与の支給がない場合でも、インセンティブが支給される求人は多く、全体では「賞与あり」を上回る68%の求人で、何らかのインセンティブの支給がありました。特に、「営業・店舗開発」や「店長・販売」など、成果が数字に表れやすい職種で、その傾向が顕著に表れていました。

<調査概要>
■調査期間:2018年1月~2018年12月
■対 象 :[1]クリーデンス転職支援サービス登録者、[2]新規受領求人
■調査方法:[1]登録時、および[2]受領時の賞与データより算出

■解説:労働力不足を背景に、雇用条件を見直す企業が増加
賞与支給額や支給企業の増加は、アパレル・ファッション業界で働く人々にとってポジティブなニュースである一
方、その背景には深刻な労働力不足があります。多くの企業が人材獲得のために雇用条件を見直しており、賞与もその項目の一つです。
2019年2月に「クリーデンス」が発表した「ファッション業界 職種別平均年収2018年版」では、30代後半から給与の格差が拡がり始めていることが分かりました。賞与は成果に基づいて支給額が決まるため、給与以上にその傾向が顕著に表れていて、30代「デザイナー」に1年間で給与の8カ月分、また20代「販売職」に9カ月分の賞与が支給されたケースもありました。全体の雇用条件を底上げすると同時に、社員一人ひとりの成果も評価されていると言えるでしょう。
2019年も続くであろうアパレル・ファッション業界の労働力不足を解消するためには、条件や環境だけではなく、企業全体の意識なども含め、さまざまな側面から改革に取り組む必要があります。特に、報酬面の見直しは、アパレル・ファッション業界で働く人々、そして転職希望者から、最も期待されるテーマの一つと言えるでしょう。(クリーデンス 事業責任者 河崎 達哉)

■解説者プロフィール クリーデンス 事業責任者 河崎 達哉(かわさき たつや)

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1984年、兵庫県生まれ。
2008年、株式会社インテリジェンス(現社名:パーソルキャリア株式会社)入社。
キャリアアドバイザーとして、IT・ウェブ領域や金融、医療を担当。また、さまざまな業界のハイクラス層の転職も支援。これまでに支援した転職希望者は、1,500名を超える。キャリアアドバイザー部門のゼネラルマネジャーを経て、2019年4月からは「クリーデンス」の事業責任者として、アパレル・ファッション領域の人材サービスをけん引している。

■パーソルキャリア株式会社について< https://www.persol-career.co.jp/
パーソルキャリア株式会社は、パーソルグループの「リクルーティングセグメント」中核会社として、転職サービ
ス「doda」やアルバイト求人情報サービス「an」をはじめとした人材紹介、求人広告、新卒採用支援等のサービスを提供しています。2017年7月より、株式会社インテリジェンスからパーソルキャリア株式会社へ社名変更。グループの総力をあげて、労働・雇用の課題の解決を目指します。

■「PERSOL(パーソル)」について< https://www.persol-group.co.jp/
パーソルは、2016年7月に誕生した新たなブランドです。ブランド名の由来は、「人は仕事を通じて成長し
(PERSON)、社会の課題を解決していく(SOLUTION)」。働く人の成長を支援し、輝く未来を目指したいという想いが込められています。
パーソルグループは、人材派遣サービスの「テンプスタッフ」、転職サービス「doda」やアルバイト求人情報サ
ービス「an」をはじめとし、ITアウトソーシング、設計開発にいたるまで、国内外の幅広い企業群で構成されています。グループのビジョンである「人と組織の成長創造インフラへ」を実現するために、労働・雇用の課題の解決に総合的に取り組んでいます。

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