【イベントレポート】スターバックスのサステナビリティプロジェクト「Reuse & Respect」がスタート。アースデイに考える「地球のために私にできること」トークセッションを開催

プレスリリース発表元企業:スターバックス コーヒー ジャパン株式会社

配信日時: 2019-05-30 17:33:56

スターバックス コーヒー ジャパンは、地球環境を考え・行動する日である4月22日のアースデイより 「Reuse & Respect(リユース アンド リスペクト)」サステナビリティ プロジェクトをスタートしました。このプロジェクトは、あらゆる恵みをもたらす地球に敬意を払い、地球環境への負荷を軽減し、地域社会へポジティブな変化をもたらすためのスターバックスの包括的な取り組みです。

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プロジェクトのスタートにあたって、世界中で話題となっている、「使い捨てプラスチック」の問題に焦点を当て、全国のスターバックス コーヒー店舗でリユース容器利用促進し、プラスチック削減啓発のためのキャンペーンを実施するとともに、スターバックス コーヒー 表参道ヒルズ店にて、「地球のために私たちにできること」トークセッションを4月22日に開催しました。

トークセッションは、環境アクティビストの清水イアンさんをモデレーターに、5名のゲストスピーカーと、スターバックスからはCEOの水口(みなぐち)、環境担当の普川を加えた8名のクローストーク形式で実施しました。

セッションは、清水さんが「You can’t do business on a dead planet.(命を失った地球ではビジネスはできない。)」というマーティン・メラバー氏(アメリカ人経営者)の言葉を引用するところから始まり、持続可能な社会の実現を目指し、すべての人がともに取り組むべきという理想に対して、「地球のことって、本当に「全員」が考えないといけないの?」という問いを投げかけ、スピーカーそれぞれの視点で熱く語りました。


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まず、口火を切ったのは、川や海のプラスチックごみなどの漂流物を素材に作品をつくっているアーティストの淀川テクニック 柴田英昭さん。3月にオープンした沖縄県北部のスターバックス コーヒー 沖縄本部町店では、スターバックスのパートナー(従業員)や地域住民の皆さんと海岸清掃で集めたプラスチックごみを使ってアートを制作したエピソードを。その作品は店内に飾られ、カスタマーに身近にエコを感じられるようになっています。そんな柴田さんから、環境問題って、地球の環境のためなのか、人間の環境のためなのかという根本的な問題提起があり、スタートから深い話になっていきます。


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編集者として「あたらしいふつう」を提案し続けている藤本智士さんからは、人間も自然の一部ではないかという意見が。また、リサイクルセレクトショップPASS THE BATONのクリエイティブディレクター鈴木佐知子さんからは、環境問題ということ自体、人間がつくった社会の枠組みの中での話であって、46億年の地球の歴史から見ると、環境問題で人間の社会が壊れたとしたらそれも進化の過程かもしれないと、あえて大きな視点での投げかけがありました。


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結局は人間が現状をどう捉え、どうしていきたいのか。人々が環境や社会について考えるきっかけをつくる一般社団法人Think the earth理事の上田壮一さんからは、環境問題の本質は、地球環境と人間社会の折り合いをどうつけて、バランスを取っていくのか。まだほんの50年ほど前にはじめて地球が青いことを知った人間が、地球の存在を心に抱いた上で、これからどうしていくのかということだと思うと、前半のトークを締めくくりました。



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後半は、スターバックスが提案する“Reuse & Respect”というコンセプトについての議論からスタートし、高校生の頃からSDGs(持続可能な社会をつくるために2015年に国連が設定した17の目標で2030年の達成を目指すもの)に関するイベントを何度も開催している大学1年生の須藤あまねさんから、「自分が持っているもの、身に着けているもの、このタンブラーも、どこかの資源で誰かがつくってくれていて、ひとつ一つにストーリーがあって、それをリスペクトして使っていると思うとワクワクするし幸せになれる」と共感の声が寄せられると、藤本さんからは、発信する立場として、関心がない人に伝えていく難しさも指摘されました。


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10年以上前に「マイボトル」という言葉をつくった藤本さんは、もともとは水筒の飲み物が冷たいまま保たれていることに衝撃を受け、自分がほしいと思う水筒をつくりたいと思ったことがきっかけで、エコのためとは思っていなかったそうです。時代の潮流をとらえ、マイボトルという言葉はエコの代名詞として浸透していきました。
海や川から流れてくるプラスチックは自分にとってアートの素材であって、ごみとかリユースとかという感覚はなく、漂流物の色とか形とか、おもしろいから使っていると、柴田さんも語ります。「そもそもごみっていうものが僕にはよく分からない。不要なごみって何だろうなと。今ここにあると確かに邪魔かもしれないけれど、考えようによっては必要なものに変えられる可能性を秘めている」



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正しさだけを追いかけると、伝わる輪が小さくなっていってしまう。楽しさやおもしろさが入口になることで、より多くの人が興味を持つ広がりをつくることもまた重要なこと。それこそがスターバックスにできることだし、やるべきことだと信じていると、スターバックス コーヒー ジャパン CEOの水口はプロジェクトへの想いを語りました。

地球の未来を考えることは、自分と後に続く子供たちの未来を考えることであり、様々な形で食や物を創り出してくれている一人ひとりの方々への感謝と尊敬(リスペクト)の気持ちを再確認し、食や物を可能な限り無駄にしない社会になっていくように、私たち一人ひとりが今すぐできることをやっていくことの大切さを改めて確認しました。

【プロフィール】
清水 イアン
1992年生まれ。環境アクティビスト。
幼い頃から自然環境、特に海を愛する。大学在学中に国際環境 NGO 350.org の日本支部立ち上げに関わる。退職後は環境と教育の分野で横断的に活動している。
環境に関するコミュニティメディア「Spiral Club」言い出しっぺ。教育ベンチャー Gakko 日本支部代表。
映像作家大月壮と共にサステナビリティに関する発信を行うユニット NEWW として活動中。ツバルやアラスカを訪れ、気候変動の最前線の取材なども行う。

上田 壮一
一般社団法人Think the Earth理事/プロデューサー
2001年にThink the Earth設立。以来、コミュニケーションを通じて環境や社会について考え、行動するきっかけづくりを続けている。主な仕事に地球時計wn-1、携帯アプリ「live earth」、書籍『百年の愚行』 『1秒の世界』、プラネタリウム映像「いきものがたり」など。2017年にSDGsの教育普及プロジェクト「SDGs for School」を開始し、書籍『未来を変える目標 SDGsアイデアブック』を編集・発行した。
多摩美術大学客員教授。

鈴木 佐知子
株式会社スマイルズ クリエイティブ本部 クリエイティブディレクター パスザバトン企画開発
東京生まれ。武蔵野美術大学卒業後、渡蘭。Utrech(ユトレヒト)にあるローカルなアート大学「HKU」にて、Tejo Remyに師事。その後、「Design Academy Eindhoven」に編入学し、Gijs Bakkerに師事。2005年よりIID世田谷ものづくり学校の企画ディレクターとして  イベントやギャラリー、ワークショップなどの企画や新規事業開発に携わる。2015年にスマイルズに入社。クリエイティブ本部にて外部企業へ向けたブランド戦略や企画デザインのコンサルティングなどを行う。2016年より同社のブランド、PASS THE BATONにてギャラリーやイベント、オリジナル商品の企画開発、MD企画に携わり現在に至る。

須藤 あまね
中学3年生の留学体験を機に「多様性の楽しさ」に気づき高校入学後3年間「共生」をテーマに国連本部やタイを訪れ、環境・貧困格差問題、持続可能性、SDGsを学ぶ。その後、楽しく行動を起こし持続可能な社会を創りたいと考え、地元、北海道でSDGsの普及啓発活動を始める。これまで、北海道・東京、様々な場所で行政・地域・NPO・企業を巻き込み「ドキドキ・ワクワク」をモットーにSDGsという言葉と行動の種まきをしている楽しいことが大好きな大学1年生。

藤本 智士
1974年兵庫県生まれ。編集者。有限会社りす代表。
雑誌「Re:S」編集長を経て、秋田県発行フリーマガジン「のんびり」、webマガジン「なんも大学」の編集長に。自著に『魔法をかける編集』(インプレス)、『風と土の秋田』(リトルモア)。写真家の浅田政志氏との共著『アルバムのチカラ』(赤々舎)。編集・原稿執筆した『るろうにほん 熊本へ』(ワニブックス)、『ニッポンの嵐』(KADOKAWA)ほか、手がけた書籍多数。

淀川テクニック(本名・柴田英昭)
2003年に大阪・淀川の河川敷を拠点として活動開始。ゴミや漂流物などを使い、国内外の様々な場所で作品を制作している。小学生の図画工作や中学生の美術の教科書でも活動が紹介されている。沖縄県では国頭郡大宜味村の旧塩屋小学校で行われた「やんばるアートフェスティバル」に参加。
「やんばるオオゴミウオ」と「タカアシガニ」の大型作品2点を制作し、県内に常時展示中。
http://yukari-art.jp/jp/artists/yodogawa-technique

普川 玲
スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社 サプライチェーン本部 品質保証部
店舗衛生・環境推進チーム マネージャー
慶應義塾大学環境情報学部卒業後、ギャップジャパンを経てスターバックスに入社。2007年より食品
リサイクルやミルクパックリサイクル、社内の環境教育などの環境への取り組みを担当。代表的な取り組みとして店舗でコーヒー抽出後の豆かすを回収し、リサイクル施設で牛の乳酸発酵飼料や野菜を育てるたい肥として再資源化。さらに、この飼料を用いて育てられた乳牛のミルクや、たい肥で育てられた野菜を、スターバックス店舗でドリンクやサンドイッチの原材料として用いる食品リサイクルを実施中。

水口 貴文
スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社
代表取締役最高経営責任者
1967年生まれ。東京都出身。上智大学法学部卒。イタリア ボッコーニ大学経営学修士課程修了。1989年、プライス ウォーターハウスコンサルティングなどを経て、2001年にLVJグループ(現ルイ・ヴィトン ジャパン)へ。グループ会社の副社長、CEO、同社取締役を歴任。2014年にスターバックス コーヒージャパンに移り、最高執行責任者(COO)に就任。2016年6月より現職。

スターバックスのビジネスは、「自然の恵み」と「人」で成り立っています。スターバックスが提供するコーヒーは、品質、経済、環境、社会などあらゆる面で責任を持って育てられ、エシカルに調達したコーヒー豆を使用しているとともに、コーヒー生産地の人々の暮らしやコーヒーの栽培を支援することで、持続的に高品質のコーヒー豆を提供できるよう努めています。そのコーヒーを、お客様に永続的に楽しんでいただけるよう、店舗づくりから店内・オフィスにおける3R(リデュース・リユース・リサイクル)と省エネ、節水、資材や原材料の持続可能な調達などを通じ、環境への影響を減らしていくこともまた、スターバックスの使命と考え、活動を続けてまいります。

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持続可能な未来のために今すぐできること
スターバックスは「Reuse & Respect」サステナビリティプロジェクトの一環として、
4月22日のアースデイから、使い捨てプラスチック削減キャンペーンをスタート
https://www.starbucks.co.jp/press_release/pr2019-3014.php

スターバックスが“バイオフィリックデザイン”を店舗デザインに初めて導入
表参道の歴史や伝統、自然や水の要素をふんだんに取り入れた「parkERs」(パーカーズ)とコラボレーションした店舗
青山・表参道エリア最大級の『スターバックス コーヒー 表参道ヒルズ店』4月12日(金)オープン
https://www.starbucks.co.jp/press_release/pr2019-2984.php

沖縄県北部初出店!
沖縄の砂浜に流れついたプラスチックで制作したアートや琉球松のテーブルを設置
スターバックス リージョナル ランドマーク ストア
『スターバックス コーヒー 沖縄本部町店』2019年3月22日(金)オープン
https://www.starbucks.co.jp/press_release/pr2019-2969.php


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