ナショナルインスツルメンツ、5G向け実験/現地試験用「Test UE」を発表
配信日時: 2019-05-30 13:00:00
ナショナルインスツルメンツ(本社:テキサス州オースティン、Nasdaq:NATI)は本日、リアルタイム製品「5G New Radio Test User Equipment」(以下Test UE)を発表しました。「Test UE」は、3GPP Release 15ノンスタンドアロン(NSA)に準拠したシステムを備えており、エンドユーザデバイスやユーザ機器(UE)の動作を徹底してエミュレーションすることができます。
今年、5Gが本格的に商用展開を開始するにあたり、5G NRインフラストラクチャ機器はその製品化およびリリースに至るまでに、設計と機能の妥当性検証を行わなければなりません。堅牢なPXI Expressプラットフォームに基づいたNIの「Test UE」を使用すれば、実験室や現地でテストを実施して、サービス事業者のネットワーク上でのプロトタイプの評価を行うことができます。さらには、相互運用性のデバイステストであるIoDT(InterOperability Device Testing)の実施も可能です。これは商品化プロセスには欠かせない要素で、ネットワーク機器がどのベンダのUEとも機能すること(およびどのベンダのUEもネットワーク機器と機能すること)を確認するものです。
また、「Test UE」では、ベンチマークテストを実施して、商用および商品化前のマイクロセル、スモールセル、およびマクロセル5G NR gNodeB機器の全機能を評価することもできます。
Spirent社はNIと連携して、既存の製品ポートフォリオに5G NRのサポートを加えました。「5Gが盛り上がりを見せるなか、当社は、現在市場で他を凌ぐ性能を誇り、5G市場の成熟に伴って進化を続ける世界最高クラスの5G NRプラットフォームを探し求めていました。」とSpirent社の製品開発担当シニアディレクタであるClarke Ryan氏は述べます。「お客様のために時代の先端を走り続けるには、最高クラスのテスト機能を備えた最高クラスの無線機器が不可欠であり、2011年以降、ソフトウェア無線分野でトップの地位を保ち続けるNIを選択することは、当社にとって自然なことでした」
「Test UE」は、5G技術の評価に柔軟に対応できるシステムです。SDR(ソフトウェア無線)フロントエンドを使用して、6 GHz未満の周波数を自由に選択することができます。システムは最大100 MHz帯域幅のコンポーネントキャリアまで拡張することが可能で、最大4x2 MIMOの構成で、最高2.3 Gb/sのスループットを実現できます。5G NR Release 15ソフトウェアには、リアルタイムの診断情報を提供しながら5G gNodeBに接続できる、完全なプロトコルスタックソフトウェアが含まれています。テスト後解析とデバッグ用の診断情報をディスクに記録し、ソフトウェアフロントパネルに表示してリンクのパフォーマンスをリアルタイムで視覚化できます。
「業界は5G商用展開を間近に控えており、モバイル事業者は自らのインフラストラクチャが5Gに対応できていることを、可視化とプログラミングが可能な、オープンでコスト効率の良い方法で確認する必要があります」とRadisys社のソフトウェアおよびサービス担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャであるNeeraj Patel氏は述べます。「NIは『Test UE』のエンジンとして当社の市場初となる5G Software Suiteを活用しています。UE、gNB、および5GCN用の当社の5Gソースコードソリューションは、お客様が5G NRソリューションを構築するための革新的なエンドツーエンド対応テクノロジといえます。NIとSpirentが連携してこのような市場初となるテストアプリケーションを供給することで、私たちは世界のつながりを変える5Gの商用化を加速しています」
NIの「5G New Radio Test User Equipment」についての詳細は下記をご覧ください。
http://www.ni.com/ja-jp/landing/5g-test-ue.html
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/185030/img_185030_1.jpg
5G New Radio Test User Equipment
ナショナルインスツルメンツ(NI)について
NIは、現在だけでなく将来をも見据えたエンジニアリングの課題解決をサポートする、高性能な自動テスト/計測システムを開発しています。NIのソフトウェア定義のプラットフォームは、モジュール式ハードウェアと拡大を続けるエコシステムから構成されており、このオープンなプラットフォームを採用することにより、優れたアイデアを具現化できます。NIに関する詳細な情報は、http://www.ni.com/ja-jp.html をご覧ください。
National Instruments、NI、およびni.comはナショナルインスツルメンツの登録商標です。その他の製品名および企業名は、それぞれの企業の商標または商号です。
詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
スポンサードリンク
「日本ナショナルインスツルメンツ株式会社」のプレスリリース
「技術・テクノロジー」のプレスリリース
- 医療従事者を対象とした「アレルギー実践セミナー」を開催11/12 16:24
- 固定電話サービス提供事業者間における双方向番号ポータビリティの開始について11/12 15:00
- 高出力・大容量・急速充電のポータブル電源「DPS2400」を発売11/12 14:15
- 「技術・テクノロジー」のプレスリリースをもっと読む
スポンサードリンク
最新のプレスリリース
- チーフ・ピープル・オフィサーと最高執行責任者にビジョナリーリーダーを起用11/12 23:27
- シリウム、今後20年間で3.3兆ドル相当の45,900機の航空機追加を予測11/12 22:58
- AuGroup Landed on the Hong Kong Stock Exchange 'The First Share of Furniture Going Overseas'11/12 20:29
- 【電気通信大学】中高生向けUECスクールCafeのご案内11/12 20:05
- SNS・メディアで紹介多数の高級はちみつ梅干し「華結」シリーズに、待望の12粒入が新登場11/12 20:00
- 最新のプレスリリースをもっと見る