日東薬品がNOSTERバイオ研究所を設立 腸内細菌創薬とポストバイオティクス研究を加速

プレスリリース発表元企業:日東薬品工業株式会社

配信日時: 2019-05-28 09:30:00

NOSTERバイオ研究所構想

医薬品の研究開発・製造販売と、機能性食品の研究開発を手がける日東薬品工業株式会社(本社:京都府向日市、代表取締役社長:北尾 哲郎、以下「日東薬品」)は、腸内細菌創薬とポストバイオティクス研究を加速するため、本社内に「NOSTER(ノステル)バイオ研究所」を新設しました。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/184316/LL_img_184316_1.jpg
NOSTERバイオ研究所画像

■NOSTERバイオ研究所とは
日東薬品は、1947年の創立以来、70年以上にわたって有用微生物の培養研究および機能性研究に注力してまいりました。この長年培った有用微生物の培養技術をもとに、さらなる研究推進のため「NOSTERバイオ研究所」を設立し、腸内細菌やポストバイオティクス[*1]等の腸内細菌叢を標的とする次世代医薬品の実現を目指します。

近年、腸内細菌叢研究が飛躍的に発展し、癌や免疫疾患、消化器疾患など様々な疾患に腸内細菌叢が関連することが明らかになりつつあり、腸内細菌をコントロールする治療法が期待されています。
本研究所では、ヒトに有益な効果をもたらす腸内細菌を創薬シーズとして供給するための腸内細菌ライブラリーを構築します。
また、かねてから注力しておりましたポストバイオティクス研究として、腸内細菌脂質代謝物「HYA(R)[*2]」などの脂肪酸ライブラリーの構築も併せて進め、それらの製造・供給体制を整備してまいります。


■注釈
[*1] ポストバイオティクス:
乳酸菌やビフィズス菌などの有用微生物(プロバイオティクス)が産生する、宿主(ヒト)に有益な作用をもたらす代謝物のこと。

[*2] HYA(R):
10-ヒドロキシ-シス-12-オクタデセン酸の略称。植物油に乳酸菌を加え、乳酸菌の持つ酵素によって植物油中のリノール酸を変換することで作られる機能性脂肪酸。ヒトで血糖値上昇抑制作用が確認されている。


■日東薬品工業株式会社
代表者 : 代表取締役社長 北尾 哲郎
所在地 : 京都府向日市上植野町南開35-3
事業内容: 医薬品の研究開発、製造販売、機能性食品の研究開発
URL : http://www.nitto-pharma.co.jp
http://nitto-pharma-ebulletin.jp/


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