「アジアのベストレストラン50」2019年度版リストを発表 日本は3位の「傳」を筆頭に、国別最多数の12軒がトップ50入り 2年連続で日本の首位を維持した「傳」の長谷川氏は「シェフズ・チョイス賞」を受賞 「日本料理 龍吟」の山本氏と「イル・リストランテ ルカ・ファンティン」のフィオラーニ氏が部門賞を獲得

プレスリリース発表元企業:アジアのベストレストラン50

配信日時: 2019-03-27 11:00:00

第7回「アジアのベストレストラン50」の表彰式で喜びを分かち合う受賞したシェフ達

サンペレグリノ&アクアパンナがスポンサーを務める2019年度の「アジアのベストレストラン50」の授賞式が3月26日に、マカオのウィン・パレスにて開催され、日本は国別で最多数の全12軒がトップ50入りするという快挙を成し遂げました。第7回を迎えた2019年度の「アジアのベストレストラン50」では、2年連続で日本の首位の座を維持した「傳(東京・神宮前)」の長谷川在佑氏が、部門賞においても、エストレージャ・ダムがスポンサーを務める「シェフズ・チョイス賞」を獲得し、ダブル受賞となりました。

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第7回「アジアのベストレストラン50」の表彰式で喜びを分かち合う受賞したシェフ達

3位にランクインした「傳」は、昨年から1つ順位を落としたものの、本年も「日本のベストレストラン賞」を受賞しました。その他、5位の「フロリレージュ」、8位の「NARISAWA」、9位の「日本料理 龍吟」がトップ10入りし、東京の「茶禅華」と「SUGALABO」がそれぞれ23位と47位に初登場を果たすという堂々とした結果を残しました。

さらに、今年9位にランクインした「日本料理 龍吟(東京・日比谷)」の山本征治氏が、“美食の世界におけるアイコン”の座を確保したと認められたシェフに贈呈される「アメリカン・エキスプレス・アイコン賞」の栄えある第一回の受賞者に選ばれたほか、「イル・リストランテ ルカ・ファンティン(東京・銀座)」のファブリツィオ・フィオラーニ氏が「ヴァローナ社 アジアのベストパティシエ賞」を受賞しました。


その他の日本からの受賞レストランは、14位の「ラシーム(大阪・本町)」、18位の「イル・リストランテ ルカ・ファンティン(東京・銀座)」、24位の「ラ メゾン ドゥ ラ ナチュール ゴウ(福岡・西中洲)」、25位の「鮨 さいとう(東京・六本木)」、26位の「レフェルヴェソンス(東京・西麻布)」、45位の「カンテサンス(東京・北品川)」となりました。

トップ50リストの頂点を極めたのは、ジュリアン・ロイヤー氏が率いるシンガポールの「オデット(Odette)」で、4年連続首位だった「ガガン(Gaggan)」に代わり初の栄冠に輝きました。「オデット」はまた「シンガポールのベストレストラン賞」も同時に受賞しました。シンガポールのランドマーク的存在とも言える、ナショナル・ギャラリー・シンガポールの一角に店を構える「オデット」の料理はアジア的な感覚を取り入れたモダンフレンチで、その1皿1皿が比類ないスタイルと完成度を誇ります。ロイヤー・シェフの母方の祖母の名前を冠した「オデット」は、2017年度にアジアの「最上位の新規入賞レストラン賞」を受賞し、翌年の2018年度には「世界のベストレストラン50」のリストに、28位で初のランクインも果たしています。

また、2019年度のリストには、46位に初登場を果たしたマレーシアの「デワカン(Dewakan)」や、2018年度は1軒もリストに入っていなかったフィリピンから「トーヨー・イータリー(Toyo Eatery)」が43位にランクインするなど、計10軒の新たなレストランがトップ50入りを果たし、進化し続けるアジアのガストロノミー界の多様性と活力を反映した結果となりました。

本年度のトップ50リストの概要は以下のとおりです。

・ジュリアン・ロイヤー氏がシェフを務める「オデット」がシンガポールのレストランとして初めての1位の座を獲得
・マレーシアからの初のエントリーを含む新規10軒がランクイン
・日本からは国別で最多の12店がランクイン
・東京の「傳」の長谷川在佑氏が、エストレージャ・ダムがスポンサーを務める「シェフズ・チョイス賞」を受賞
・東京の「日本料理 龍吟」の山本征治氏が今年から創設された、第1回「アメリカン・エキスプレス・アイコン賞」を受賞
・東京の「イル・リストランテ ルカ・ファンティン」のファブリツィオ・フィオラーニ氏が「ヴァローナ社 アジアのベストパティシエ賞」を受賞

・バンコクの「ガア(Gaa)」が16位に初登場で、「最上位の新規入賞レストラン賞」を受賞。同レストランのシェフのガリーマ・アローラ氏が、エリート(TM)ウォッカがスポンサーを務める「アジアの最優秀女性シェフ賞」をダブル受賞
・香港の「ベロン(Belon)」が前年より25位順位を上げて15位となり、「ハイエスト・クライマー賞」を受賞
・バリの「ロカヴォール(Locavore)」が「アジアのサステナブル・レストラン賞」を受賞
・香港の「8 1/2 オット・エ・メッツォ・ボンバーナ(8 1/2 Otto e Mezzo Bombana)」が「アート・オブ・ホスピタリティー賞」を受賞
・台中の「JLスタジオ(JL Studio)」が「ミーレ社 注目のレストラン賞」を受賞


以下、国別の結果をご紹介します。

【シンガポール】
シンガポールからは「ヌーリ(Nouri)」が39位に初登場したほか、根強い人気を誇る「バーント・エンズ(Burnt Ends)」と「ジャーン(Jaan)」がそれぞれ順位を上げて10位と32位に、また33位の「レ・ザミ(Les Amis)」、40位の「ワク・ギン(Waku Ghin)」、49位の「コーナー・ハウス(Corner House)」など、計7軒がリスト入りしました。

【タイ】
4年連続1位だった「ガガン(Gaggan)」は2位に後退したものの、「タイのベストレストラン」の座は保持しました。バンコクの「ガア(Gaa)」は16位に初登場し、「最上位の新規入賞レストラン賞」を獲得したほか、料理長のガリーマ・アローラ氏が、エリート(TM)ウォッカがスポンサーを務める「アジアの最優秀女性シェフ賞」を受賞するダブル受賞となりました。また、「ズーリング(Suhring)」が昨年に引き続き4位を維持し、昨年から順位を18も上げた「ボラン(Bo.lan)」が19位、3つ上げた「ペースト(Paste)」が28位に入ったほか、タイの南部料理が専門の「ソーン(Sorn)」が48位に初登場しました。

【中華圏(香港・マカオを含む)】
開催地マカオからは、昨年より8位順位を上げ、27位となった「ジェイド・ドラゴン(Jade Dragon)」と、36位で初のランクインを果たした「ウィン・レイ・パレス(Wing Lei Palace)」の2軒がランクインしました。また、6位に入った「ウルトラバイオレット・バイ・ポール・ペレ(Ultraviolet by Paul Pairet)」が「中国のベストレストラン賞」を獲得しました。香港からは、22位から11位にランクアップした「ザ・チェアマン(The Chairman)」、初エントリーとなった34位の「VEA」と44位の「セブンス・サン(Seventh Son)」など、計9軒がランクインしています。そのうちの1軒である「ベロン(Belon)」は順位を25も上げて15位となり、「ハイエスト・クライマー賞」を受賞しました。

【台湾】
「台湾のベストレストラン賞」は、過去2回受賞の「ロウ(Raw)」を抑えて、11ランクアップし今年は7位となった「ムメ(Mume)」が受賞しています。「ロウ」は今回30位でした。

【インドネシア】
バリの「ロカヴォール(Locavore)」が42位で「インドネシアのベストレストラン賞」と、「アジアのサステナブル・レストラン賞」も受賞しました。同賞は環境と社会的責任に関する評価ポイントが最も高いレストランに授与されるもので、監査パートナーであるフード・メイド・グッドが審査を行いました。

上記以外では、以下のレストランが国別のベストレストラン賞を受賞しました。

17位(昨年19位):「インディアン・アクセント(Indian Accent)」/インド・ニューデリー(5年連続)
35位(昨年25位):「ミニストリー・オブ・クラブ(Ministry of Crab)」/スリランカ・コロンボ(4度目)
43位(初登場) :「トーヨー・イータリー(Toyo Eatery)」/フィリピン・マニラ(2018年度の「ミーレ社 注目のレストラン賞」受賞)
13位(昨年11位):「ミングルズ(Mingles)」/韓国・ソウル

また、トップ50リストと同時に発表した各部門賞の詳細は以下のとおりです。

■「アメリカン・エキスプレス・アイコン賞」:山本征治氏 / 東京
日本最高峰の料理人の一人として広く知られる山本征治氏は、四季折々の日本産の食材の魅力を熟知し、料理の細部に見られる繊細な心遣いで、高い評価を獲得しています。日本料理の伝統を尊重しつつ、近代的な料理技法と創造力に溢れたアプローチで和食の新境地を開いた山本氏は、アジア地区全体において、「懐石料理」という枠組みを超えた革新的な和食を生み出すシェフとしての地位を確立しました。

■ヴァローナ社 アジアのベストパティシエ賞:ファブリツィオ・フィオラーニ氏(「イル・リストランテ ルカ・ファンティン(Il Ristorante Luca Fantin)」/東京)
イタリア人パティシエ、フィオラーニ氏は、出身地であるローマの「ラ・ペルゴラ(La Pergola)」やフィレンツェの「エノテカ・ピンキオーリ(Enoteca Pinchiorri)」など、ミシュランの星を獲得している一流レストランでその腕を磨き、その後さらにドバイやポルトガルで経験を積んだ後、東京に落ち着きました。「イル・リストランテ ルカ・ファンティン」で提供されるフィオラーニ氏のデザートは、ルカ・ファンティン氏によるモダンイタリアンとの絶妙なハーモニーを奏でています。また、同氏は、2018年に自身の初の料理本となる『夢と現実の間 (Tra L’Onirico e Il Reale)』を出版しています。

■アート・オブ・ホスピタリティー賞:「8 1/2 オット・エ・メッツォ・ボンバーナ(8 1/2 Otto e Mezzo Bombana) / 香港・中華圏」
イタリア人シェフ、ウンベルト・ボンバーナ氏は、2008年の創業以来、世界中から旬の最高の食材を集め、洗練されたイタリア料理を提供してきました。同店は、2013年に39位で「アジアのベストレストラン50」に初登場して以来、7年連続で20位以内にランクインしています。総支配人マリノ・ブラチュ氏率いる同店の卓越したホスピタリティーが、ボンバーナ シェフの創作料理を味わうのにふさわしい、洗練され、かつ暖かい雰囲気を作り出しています。

■「ミーレ社 注目のレストラン賞」:「JLスタジオ(JL Studio) / 台湾・台中」


「今年で7回目を迎える『アジアのベストレストラン50』 のリストは、この地区における料理界の新たな才能を刺激し、讃えることで、常に進化を続けています。本年は、マレーシアからも初めてランクインする店が登場し、合計10軒のレストランが新規入賞となりました。今後も当アワードが、進化を続けるアジア料理界の革新を奨励するきっかけになることを願っています」(「アジアのベストレストラン50」のグループエディター、ウィリアム・ドリューのコメント)

「アジアのベストレストラン50」の詳細は以下のソーシャルメディア・アカウントでもご確認頂けます。
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「アジアのベストレストラン50」の詳細、画像およびメディア資料をご希望の方は、オンライン・メディア・センターにご登録( https://mediacentre.theworlds50best.com/ )をお願いします。
https://www.theworlds50best.com/asia/en/media-centre-registration.html


【「アジアのベストレストラン50」の選出方法について】
・アジア各国で活躍する、300名以上の「食」及びレストラン業界に精通するエキスパートの中から構成される、「アジアのベストレストラン50アカデミー」メンバーの投票により決定されます。
・各地域にはフードライター、料理批評家、シェフ、レストラン経営者、著名な美食家などから構成される評議委員会があり、メンバーによる過去18ヶ月間における最高のレストラン・ダイニング体験についての投票を元に選ばれています。運営団体が指定する詳細な審査基準はありませんが、投票に関しては厳しいルールを設けています。
・2019年版のリスト作成にあたっては、昨年に引き続き、外部コンサルタント会社としてデロイト社を公式裁定パートナーとして迎えいれました。デロイト社の裁定基準を取り入れることで、「アジアのベストレストラン50」リストの投票・審査プロセスの厳正さと公正さがより一層確保されることとなります。
・「アジアのベストレストラン50」の投票・審査方法についての詳細は以下をご覧ください。https://www.theworlds50best.com/asia/en/our-manifesto.html


【ウィリアム リード メディア グループについて】
「アジアのベストレストラン50」は、2002年より発表している「世界のベストレストラン50」、2013年9月に開始した「ラテンアメリカのベストレストラン50」も手掛けるウィリアムリード メディア グループにより運営されており、同社は、同リスト選出にかかわる投票システム、リスト作成、授賞式の運営に関するすべての責任を担っています。


【サンペレグリノ&アクアパンナについて】
「アジアのベストレストラン50」の冠スポンサーは、世界の代表的なナチュラル・ミネラルウォーターのブランドであるサンペレグリノ&アクアパンナが務めています。この2つのイタリアン・ブランドが提供する朗かで健康的な素晴らしい特性をもつナチュラル・ミネラルウォーターは、世界の美食家たちから高い評価を獲得しています。


【授賞式のホスト国、マカオについて】
マカオが観光地として優れている点の一つとして挙げられるのが、その美食文化です。ダイナミックな発展を遂げるレストラン・シーンはもちろんのこと、マカオという国自体が何世紀にも亘り東洋と西洋の文化が融合したことにより生じた国であるように、その融合から誕生したマカオ料理が都市内で楽しめるダイニング体験の中心を成しています。「マカオ歴史市街地区」が世界遺産に登録されたことは、何世紀も前から東洋と西洋の文化が融合・共存してきたこの国ならではの文化的背景の証と言えます。
また2017年には、世界の創造都市における連携や交流促進を目的にユネスコが創設した「創造都市ネットワーク」の一部門、「食文化創造都市」に登録されたことで、マカオは世界をリードする観光都市としてのみならず、革新的な美食文化で新たな発展を続けて行く道筋が敷かれました。


【公式授賞式会場パートナー:ウィン・リゾーツ(Wynn Resorts)について】
ウィン・リゾーツは、世界の独立系ホテルの中で最多の「フォーブス・トラベル・ガイド・ファイブ・スター・アワード」(Forbes Travel Guide Five Star Awards)を受賞しています。2016年8月にオープンしたウィン・パレス(Wynn Palace)は、中華人民共和国のマカオ特別行政区にある、国際的なリゾート開発会社であるウィン・リゾーツが、ウィン・マカオ(Wynn Macau)に次いで2番目に開業した豪華な総合リゾートです。マカオのコタイ地区に位置する28階建てのウィン・パレスは、1,706室の洗練された内装の客室、スイートにヴィラ、大小様々な会議施設、高級ブランド店、カジュアルなお店から高級店まで計11軒のレストラン、マカオ最大のスパ、サロン、プール、大規模なカジノを備えています。
ウィン・リゾーツの詳細についてはウィン・パレス( https://www.wynnpalace.com/jp )もしくはウィン・マカオ( https://www.wynnmacau.com/jp )の公式サイトよりご覧いただけます。


【その他のスポンサーについて】
・ミーレ:プレミアムパートナー、公式家電機器パートナーおよび#50BestTalks提供パートナー、「ミーレ社 注目のレストラン賞」スポンサー
・エリート(TM)ウォッカ:公式プレミアムウォッカパートナーおよび「エリート(TM)ウォッカ社 アジアの最優秀女性シェフ賞」スポンサー
・アメリカン・エキスプレス:公式クレジットカードパートナー、「アメリカン・エキスプレス・アイコン賞(アジア)」スポンサー
・エストレージャ・ダム:公式ビールパートナー、および「シェフズ・チョイス賞」スポンサー
・ヴァローナ:公式チョコレート・パートナーおよび「ヴァローナ社 アジアのベストパティシエ賞」スポンサー
・ドウロボーイズ:公式ワイン・パートナー
・ザ・ダルモア:公式ウィスキー・パートナー
・ジン・マーレ:公式プレミアム・ジン・パートナー
・シンコ・ホタス:公式イベリコハム・パートナー
・アスパイヤー・ライフスタイル:公式コンシェルジュ・パートナー
・タイパ・ビレッジ:公式カルチャー・パートナー
・シャンパーニュ・ドゥラモット:公式シャンパーニュ・パートナー
・フロンティア東条:公式日本酒パートナー
・シードリップ:公式ノンアルコール飲料パートナー
・フード・メイド・グッド:サステナビリティ監査パートナー


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