【イベントレポート】「他のコンペよりも夢がある」 ヤング ポール監督&箱田優子監督が登壇 TSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM 2019応募説明会

プレスリリース発表元企業:TSUTAYA

配信日時: 2019-03-26 13:30:00

『ゴーストマスター』『ブルーアワーにぶっ飛ばす』出来栄えにも自信あり!

カルチュア・エンタテインメント株式会社(以下、C・E)と株式会社 TSUTAYA(以下、TSUTAYA)は、3月25日(月)東京・渋谷にてヤング ポール監督(『ゴーストマスター』)と箱田 優子監督(『ブルーアワーにぶっ飛ばす』)をゲストに迎え、映像企画とクリエイターの発掘プログラム「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM 2019(以下、TCP)」の応募説明会を開催いたしました。



■TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM 公式ページ
http://top.tsite.jp/special/tcp/

[画像1: https://prtimes.jp/i/18760/778/resize/d18760-778-519556-0.jpg ]

受賞作品を5,000万円以上の総製作費・制作体制でC・EとTSUTAYAがバックアップするTCPでは、2015年の開催以来、すでに中江和仁監督『嘘を愛する女』(2018年1月公開/第1回グランプリ)、片桐健滋監督『ルームロンダリング』(2018年7月公開/第1回準グランプリ)の全国ロードショーが実現いたしました。5年目の開催となったTCP2019では、より応募者の適正・専門性に即した方法で企画を募集するため、「企画部門」「監督部門」「脚本部門」の3部門を新設。さらに、応募企画のキュレーションを担う「企画マーケット」の開設も決定いたしました(詳細については記事下を参照)。

そんな“新生TCP”ともいえる本年の応募説明会に、2019年に劇場公開が決定した『ゴーストマスター』からヤング ポール監督と『ブルーアワーにぶっ飛ばす』から箱田優子監督にご登壇いただきました。映画が完成したことについて、ヤング監督は「低予算キラキラ恋愛映画の撮影現場が舞台で、その世界がホラーの血みどろな世界になっていくというあらすじなのですが、ゴア要素もありながらコメディーでもある…ジャンルを超えるような映画となり、普通の映画会社ではやれないTCPならではの作品となりました。企画がスタートした地点よりも面白くなったという印象があります」とアピール。一方で、箱田監督は「『東京から茨城に行って、茨城から東京に戻るだけの話』です。大事件が起こるわけでもないのですが、90分という尺の中にもエンターテインメントを感じて頂ける作品になったかなと思っています。思いのほか楽しいですよ(笑)」と初の長編映画監督作品の出来栄えに自信を覗かせました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/18760/778/resize/d18760-778-678432-2.jpg ]

そんな企画のキッカケについてヤング監督は「自分が見たい映画をつくるのが基本でした。自分が見たい作品をつくり、企画に嘘はのせない。『売れるのかな』といった下心を考えずに『自分が見たい』と思うものを大事にしました」と着想のポイントについてコメントしました。

また企画書としてアウトプットすることについては、ポール監督は「(審査員の人は)大量に企画書を見ると思ったので、そんな中でも読むときの“一服の清涼剤”になろうと思っていました。だから速攻で読めるように、簡単にして、ビジュアルを多めにして、キャッチコピーをつけたりしました」と当時の実際の企画書を見せながら説明しました。箱田監督も「基本的には審査してくれる人に読みやすく、どういうお話なのかということを出来るだけ明快にした方がいいなと思いました。何をその作品でやりたいのかを “お手紙のように”書いていました。だから企画書はほぼ口語体でした。そこから企画の内容だけでなく、作り手の人柄が通じれば良いなと思っていました」と審査員の心を揺さぶる企画書の書き方について言及しました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/18760/778/resize/d18760-778-992487-3.jpg ]

さらにイベントでは会場の応募希望者80名と質問に答える一幕も。「お二人はお仕事で働きながら、企画書を提出して受賞後に仕事をしながら撮影を行ったのですか?」と具体的な相談が飛ぶと箱田監督は「応募を考えている方の中には、社会人の方も多いと思いますが、私も『この撮影期間は絶対に普段の仕事は無理』という工程もありました。けれども、それ以外に関しては、プロデューサーや制作のスタッフと相談しながら行っていましたね。正直、『仕事している場合じゃない!』という瞬間が来ると思うのですが、そこは割り切って撮影に専念していましたね」と当時を振り返っていました。

イベント最後に、ヤング監督は「TCPにはコツはある様でない。自分が面白いと思うものを大事にして、それを届ける事が一番根源的で幸せなことだと思います。それを真剣に考えるのは割としんどいことだと思いますが、意味のある時間になると思います」とコメント。箱田監督も「映像のお仕事をされている方もそうでない方もいらっしゃるとは思いますが、長編を撮った事も脚本も書いたこともなかった私が、経験値に関わらず、TCPでは実際に脚本・監督・キャステイングも含めカタチにでき公開できることになりました。だから他のコンペよりも夢があると思っています。ナチュラルにどういうものが作りたいかという事にピュアになってもらったほうが、より良いモノができそうだし、私個人としても観てみたいと思います」とエールを贈りました。
[画像4: https://prtimes.jp/i/18760/778/resize/d18760-778-490657-1.jpg ]


■【TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM】について
TSUTAYA CREATORS‘ PROGRAM (以下、TCP)は、「創りたい映画の企画があるがどう実現すれば良いのか分からない」「撮影した作品の提供先がない」といった映画ファンやクリエイターたちのアイデアや希望を形にすることを目的に立ち上がったプログラムです。プロ・アマ問わず募集した企画の中から受賞した作品を映画化するためにTSUTAYAが総製作費・制作体制のバックアップをします。
公式サイト:http://top.tsite.jp/special/tcp/
公式twitter:https://twitter.com/TCP_staff

■TCP2019より企画マーケット登録制度新設!
企画マーケットとは?(TCPPM:TSUTAYA CREATORS‘ PROGRAM PROJECT MARKET)【企画者と製作者や製作会社間をマッチング】TCP1次審査を通過した優良な映画企画書は、機密管理された環境で、プロの映画製作者の目によって閲覧される「企画マーケット」へ登録されます。最終審査で受賞しなかったとしても、映画化へのチャンスがあります。なお、登録には、1次審査通過時にお送りする企画マーケットに関する約款への同意が必要になります。

■TCP2016準グランプリ作品『ゴーストマスター』

[画像5: https://prtimes.jp/i/18760/778/resize/d18760-778-484840-5.jpg ]

【あらすじ】
流行っているというだけの理由で製作が決定し、とある廃校で撮影が始まった低予算の壁ドン青春映画。この作品の助監督黒沢は、日々、あまりに過酷な現場で罵倒され、人格否定され続けていた。彼は唯一の心の支えとして、自らが書き上げた台本を常に持ち歩いていた。いずれ初監督作品として映画化されることを信じ、書き続けてきたこの脚本のタイトルは『ゴーストマスター』。黒沢の映画への尋常じゃない愛と信念が宿ったこの脚本が、撮影現場にある変化をもたらしていく・・・。

【クレジット表記】
本件のご紹介に関しては、下記クレジット表記をお願いいたします。
※作品の写真素材ご使用に関しては、(C)表記をお願いいたします。

監督:ヤング ポール
脚本:楠野一郎(『東京喰種 トーキョーグール』『天空の蜂』)ヤング ポール
特殊造形:百武朋(『ミュージアム』『貞子vs伽椰子』)
制作:セディックインターナショナル、マグネタイズ
製作:「ゴーストマスター」製作委員会
配給:S・D・P
公開表記:2019年ロードショー
コピーライト:(C)2019「ゴーストマスター」製作委員会


■TCP2016審査員特別賞作品『ブルーアワーにぶっ飛ばす』

[画像6: https://prtimes.jp/i/18760/778/resize/d18760-778-325572-4.jpg ]

【あらすじ】
30歳の砂田(夏帆)は、東京で働くCMディレクター。仕事にも人生にもぼやいてばかりな日々を過ごしている。そんなある日、祖母の見舞いに行くため、砂田は自由奔放な友人・清浦(シム・ウンギョン)と共に、大嫌いな地元・茨城へ帰ることに―。

【クレジット表記】
本件のご紹介に関しては、下記クレジット表記をお願いいたします。
※作品の写真素材ご使用に関しては、(C)表記をお願いいたします。

脚本・監督:箱田優子
出演:夏帆、シム・ウンギョン
渡辺大知、ユースケ・サンタマリア、黒田大輔、嶋田久作
でんでん、南果歩
製作:「ブルーアワーにぶっ飛ばす」製作委員会
配給:ビターズ・エンド
公開表記:2019年ロードショー
コピーライト:(C)2019「ブルーアワーにぶっ飛ばす」製作委員会

PR TIMESプレスリリース詳細へ