KCIがABTHERA™ Therapyを日本で発売
配信日時: 2019-02-22 23:58:00
救急患者向けの腹部開放創管理システムの投入は、臨床的に証明された技術を日本市場にもたらす
(サンアントニオ)- (ビジネスワイヤ) -- アセリティ傘下企業のKCIは本日、腹部開放創陰圧療法システムABTHERA™を日本で発売し、当社の外科ポートフォリオの利用を日本に拡大すると発表しました。ABTHERA™ Therapyは一時的閉腹システムとして、一時閉鎖が不可能であるか、腹腔への反復進入が必要とされるか、またはその両方を満たす高難度の腹壁開口部を外科医が管理できるようにするものです。
南カリフォルニア大学(USC)ケック医学校外科教授でUSC外傷・救急外科・外科集中治療室担当部長のデメトリオス・デメトリアデス医師は、次のように述べています。「重症の腹部出血、腹部コンパートメント症候群、重症の腹膜炎に対するダメージコントロールによる管理を受けている患者の場合、ABTHERA™ Therapyの使用は証明済みの患者転帰を伴うことが示されています。ABTHERA™治療システムを日本に導入することで、医師はこれまで充足されていない重要なニーズに対し、臨床的に証明済みのソリューションを手に入れます。このソリューションは、危険時に開腹創を管理し、より迅速な一次筋膜閉鎖の達成を促進します。」
ABTHERA™ Therapyは強固な臨床証拠に支えられており、Barker式真空パック法(BVPT)と比較して、患者の生存率改善、一次筋膜閉鎖率改善、集中治療室の在室期間短縮を含む転帰改善を伴います。患者168人(ABTHERA™ Therapy群111人、BVPT群57人)を対象とした非盲検前向き観察試験で、ABTHERA™ Therapy 群の患者は、BVPTによる治療を受けた患者と比較して、一次筋膜閉鎖を達成した割合が高く、30日全死因死亡率の低減が見られました(ABTHERA™ Therapy群14%、BVPT群30%、p=0.01)1。
KCIの社長兼最高経営責任者(CEO)であるR・アンドリュー・エッケルトは、次のように述べています。「日本は世界最大級のヘルスケア市場で、今回の発売は未充足の強いニーズを満たすことで、当社は手術室の医師と患者に対するサポートを向上させることができます。当社は創傷治療における無比の専門力を発展させてABTHERA™ Therapyのような最先端の技術を生み出し、顧客のための新しいソリューションを革新することができます。」
ABTHERA™ Therapyは、下記を実現するように設計されています。
能動的に滲出液を除去して浮腫を減らすのに役立つ 筋膜退縮と腹部領域の喪失を最小限に抑えるのに役立つ内側の緊張を与える 腹腔内容物を外部環境から保護するのに役立つ 腹壁と内臓を分離して腹腔内容物を保護する 再進入のための迅速なアクセスを可能にし、留置に縫合を必要としない KCIの最高医学責任者(CMO)であるロン・シルバーマン(M.D.、F.A.C.S.)は、次のように付け加えています。「世界中で実施された数多くの臨床試験や後ろ向き研究を通じ、ABTHERA™ Therapyの成功が実証されてきたことを確認できます。数校の一流大学で一連の講義を通じてABTHERA™ Therapyの使用を説明し、この技術を日本の医師に紹介できるのは、当社にとって大きな喜びです。」
デメトリオス・デメトリアデス医師が一連の講義を取りまとめ、日本ツアーの締めくくりとして、2月16日に東京で開催されたABTHERA™ Therapy発売イベントで基調講演を行いました。
腹部開放創陰圧療法システムABTHERA™について
腹部開放創陰圧療法システムABTHERA™は、一時的閉腹法として医師が高難度の開腹創の手当で早期に管理できるようにし、一次筋膜閉鎖の達成に役立てるものです。本システムは内臓が露出している腹部開放創への使用を目的としています。同開放創には腹部コンパートメント症候群が含まれますが、同症候群に限定されません。
アセリティ傘下企業のKCIについて
アセリティ傘下企業のKCIは、先進的創傷治療の分野で高い信頼を得ているブランドです。当社は陰圧創傷治療の分野で市場リーダーの地位を切り開いて発展させ、先進的創傷治療に革命をもたらし、創傷治癒と手術管理の両方に対するソリューションを提供してきました。他社の追随を許さない当社の提供製品は90カ国以上で提供可能であり、治癒を速めるソリューションを通じて価値を提供しています。KCIは品質、安全、顧客体験におけるリーダー企業として、治癒の科学を前進させることに傾倒しています。KCIは先進的創傷治療の革新をリードする基準を打ち立てます。
1 Cheatham ML, Demetriades D, Fabian TC, et al. Prospective study examining clinical outcomes associated with a negative pressure wound therapy system and Barker's vacuum packing technique. World J Surg. 2013;37(9):2018-30.
本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。
businesswire.comでソースバージョンを見る:https://www.businesswire.com/news/home/20190222005312/ja/
連絡先
Maggie Fairchild
Corporate Communications
+1-210-330-2666
maggie.fairchild@acelity.com Jathan Tucker
Investor Relations
+1-210-255-6816
jathan.tucker@acelity.com
プレスリリース情報提供元:ビジネスワイヤ
スポンサードリンク
「Acelity」のプレスリリース
- エイパックス・ファンド、CPPIB、PSP投資局がアセリティとその傘下のKCI子会社を67億2500万ドルで3Mに売却する契約を締結05/07 21:17
- KCIが新規株式公開案の登録届出書を提出04/22 20:55
- アセリティが新しい上級幹部の任命を発表04/20 00:38
- 「Acelity」のプレスリリースをもっと読む
スポンサードリンク
最新のプレスリリース
- 【10/31より】「【製造業・工場向け関連向け】「経営者のための助成金のすすめ」(2024年10月版)」の販売を開始しました【助成金なう】10/31 19:45
- 【仙台市・東北大学共催】米スタンフォード大学より第一人者が来仙!「ジェンダード・イノベーションワークショップ」を開催します10/31 19:45
- 「仙台ダイバーシティフェスタ2024」を開催します10/31 19:45
- ホテルインディゴ軽井沢、「Giving for Good month」の一環として 食事作りボランティア、食糧品とワインコルクの寄付を実施10/31 19:45
- 「空き家の実態調査」和歌山大学足立ゼミ生と情報都市が実施した調査の座談会記事を公開!10/31 19:45
- 最新のプレスリリースをもっと見る