ルクセンブルク大学が、政府のSpaceResources.luイニシアチブに沿った独自の教育として、学際宇宙学修士課程を開始

（ルクセンブルク）- （ビジネスワイヤ） -- 2019年秋に、ルクセンブルク大学は2年間の学際宇宙学修士課程を開始します。この修士課程は、ルクセンブルク宇宙局との協力で立ち上げられ、発展しつつある宇宙産業で求められる工学スキルと共に、宇宙関連のビジネス活動を管理する深い知識を学生に身に付けさせることを目指します。

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エティエンヌ・シュナイダー副首相兼経済大臣、ルクセンブルク大学のStéphane Pallage学長、クロード・マイシュ高等教育・研究大臣、ルクセンブルク大学にて（写真：ビジネスワイヤ）

1985年、官民パートナーシップの取り組みによって欧州衛星会社が設立されました。この会社は現在、世界的な衛星運営企業のSESとして知られています。この数十年間の間に、宇宙関係のサービスや事業が一層発展し、SESは活発な宇宙経済を形成していきました。商業分野でのリーダーとして、ルクセンブルクは、NewSpace企業にとって魅力的なエコシステムを作り上げることに力を入れる独自の宇宙戦略を遂行しています。ルクセンブルク大公国は、宇宙資源の探索と活用の中心になるため、2016年にSpaceResources.luを開始しました。

学際宇宙学修士課程は、この戦略の不可欠な一部であり、ルクセンブルクで新しい持続可能な宇宙産業を先駆的に構築するために必要なスキルを開発していきます。「この新たな教育課程により、本学は、成長しつつある活発な産業に貢献できる固有の能力を持った学生を求める需要の高まりに応えていきます」と、ルクセンブルク大学のStéphane Pallage学長は述べています。

この独自の学際宇宙学修士課程は、他大学で提供されている修士課程とは明確な違いを持っています。既に工学や科学の能力を持っている学生がルクセンブルクの宇宙産業を支えるために必要な領域で追加的な工学能力に加えてビジネス面での強力な基盤を得られるようになっています。

ビジネスのニーズに合うように、この修士課程は、宇宙セクターの官民の重要な関係者から意見を得て作られました。協力企業の一部は、学生にインターンシップの機会を提供してプログラムに貢献します。

ルクセンブルクのエティエンヌ・シュナイダー副首相兼経済大臣は、次のように語りました。「学際宇宙学修士課程は、SpaceResources.luイニシアチブによって推進される国家的産業の活発さを更に高め、宇宙とその可能性の魅力を確認するものです。技術的能力とビジネス的発想を持った宇宙専門家を育成するこの修士課程は、宇宙資源の探査と使用の分野を中心とした欧州のNewSpace活動のハブになるというルクセンブルク政府の目標に符合したものです。」

ルクセンブルク宇宙局による発表

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