KBCが、プロセス産業におけるエネルギー運転を最適化する 新たな高信頼性解析技術を提供開始
配信日時: 2019-02-06 13:40:00
Visual MESA マルチピリオド・オプティマイザー(VM-MPO) 6は、エネルギー供給および関連する資源分野において、複数期間にわたるエネルギー運転計画の立案、スケジューリング、取引におけるコスト増の要因となる不確実性を削減します
(ヒューストン)- (ビジネスワイヤ)-- KBC(横河電機株式会社子会社)は2019年2月4日、テキサス州ヒューストンにおいて、新たな高信頼性解析技術「VM-MPO 6」を発表しました。この技術は、計画対象期間内の複数の時間的運転制約に対処する必要がある場合でも、運転計画立案者と運転員がより正確な予測(運転計画)を意思決定プロセスに組み込むことを可能にし、エネルギーシステムの最適化を推進させることができます。
電力契約に基づく単価の変化(例えば、リアルタイム単価、使用時間別単価、ピーク時単価)、天然ガス単価の変動、多様なエネルギー源(化石燃料、再生可能エネルギーなど)を管理しながらプロセスプラントが系統へ電力を供給する能力、これらの複数の要素は、需要に応えつつ最も経済的にエネルギーを供給することを求められている運転計画立案者にとって、これまでになく難しい課題です。
今回開発した新技術により、KBCが初めて市場に投入したエネルギーシステム向けの統合最適スケジューリング機能およびリアルタイム最適化機能は、解析プラットフォームや外部のデータ分析サービスとシームレスに統合され、モデル化されていない要素をより適切に予測できるようになりました。こうした新たな機能によって予測の精度が向上したことで、運転計画立案者は、より積極的に最適な行動を起こすことが可能になり、システムの潜在的なメリットを現実のものとすることができます。
KBCの最高経営責任者(CEO)Andy Howellは、次のようにコメントしています。「いかなるビジネスの意思決定においても、時間に関する想定からくる不確実性が存在します。当社は、プロセス産業をこれまで以上にスマートに、リアルタイムに、柔軟で機敏なものにするためにVM-MPO 6をリリースできることを大変うれしく思います。これにより、お客様は、エネルギーの節約、持続可能性の達成、優れたオペレーションの実現を、さらに推進することが可能になります。」
VM-MPO 6は、専用の混合整数最適化機能にデータ解析、基本法則、複数期間にわたる運転制約を組み合わせることにより、事業所が必要とするエネルギーを最小コストで供給するために、どの設備を起動または停止し、稼働している装置をどのように運転するかという課題について、継続的に正しい意思決定を下すことを可能にします。ケーススタディーによる検証では、この新技術によって最適化のメリットが5%向上することが確認されました。
VM-MPO 6は、既に実績のある業界の先進的なリアルタイム最適化技術である Visual MESATMエネルギー・リアルタイム・オプティマイザー(VM-ERTO)を大幅にアップグレードしたものであり、時間に依存する変数を最適に定義できる上位の意思決定層が追加されています。VM-MPOは、情報源との接続性、予測手法、モデル構造、複数期間の条件を設定する機能などを強化したことで、迅速に分析結果を得ることを可能にします。この技術により、YOKOGAWAグループの総合的なエネルギー最適化ソリューションは一層充実したものとなります。
VM-MPO 6は本日より提供開始されます。詳細情報については、直接KBCにご連絡いただくか、横河ソリューションサービス株式会社にお問い合わせください。
KBCについて
横河電機株式会社の100%出資子会社のKBCは、エネルギー産業および化学産業において、様々な領域に卓越性をもたらします。当社は、当社の人材が当社技術およびベストプラクティスを活用しながら活動することで、お客様のパフォーマンス改善を実現します。当社は、クラウドを利用したソフトウェアやエキスパート・サービスを提供し、プロセス・オペレーションが潜在力をフルに発揮できるようにします。当社のお客様は、業界の標準を超える業績を達成しています。それは、今も、未来も変わりません。詳細情報については、www.kbc.globalをご覧ください。
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連絡先
Editorial contact:
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Aaron Frank / Jennie Armley
kbc@berkeley.global
Telephone: +44 (0)118 909 0909
プレスリリース情報提供元:ビジネスワイヤ
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