2012年成都パンバサダー (パンダ大使)が決定

プレスリリース発表元企業:成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地

配信日時: 2012-11-20 17:30:00

野生動物の研究、保護、飼育、及び保護のための教育を目的としたNPO成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地(所在地:中華人民共和国四川成都)は国際NGOワイルドエイド(WildAid)と共同で、ジャイアントパンダの保護に関する包括的な知識と認知度の向上を目的とした「2012年パンダ大使プログラム(以下、2012年パンバサダー・プログラム)」を実施しています。本プログラムは、絶滅の危機に瀕しているパンダへの認識を高めることを目的とした世界的なプログラムです。Facebook上での1次選考、中国、シンガポール、英国、米国での準決勝、そして10月29日~11月16日まで成都で行われた決勝を経て、3名のパンバサダーが正式に任命されました。パンバサダーに任命されたのは、フランスのJerome Pouille(ジェローム・プイエ)氏、米国のメリッサ・カッツ(Melissa Katz)氏、中国のチェン・インロン(Chen, Yinrong)氏、の3名です。

成都パンダ基地のディレクターを務める張志和博士は、10週間にわたる審査過程を通じて、決勝に参加した16名のファイナリスト全員が多大な貢献をしたことに言及し、「全員がそれぞれ傑出しており、皆さんのパンダ保護を訴える取り組みには感激させられました。皆さんは、これからもずっと成都パンダ基地の一員です。保護に関する国際的なコミュニケーション活動の推進は、パンダおよびほかの生物種の生存に不可欠です」と述べました。

25万5千名以上が参加した今回のパンバサダープログラムは、Facebook上での選考と中国、シンガポール、英国と米国で開催された準決勝イベント、そして成都に3週間滞在して行われた決勝イベントを通じて、パンダに関する深い知識と情熱を示し、パンダの保護についての認知度向上を世界規模で図り、パンダを野生の生息地に戻すという長期的目標にも貢献しました。総合1位を獲得したフランスのジェローム・プイエ氏(31歳)は、「自信はありましたが、1位になれるとは思っていませんでした。非常に嬉しく思いますし、チームメンバー全員に感謝の気持ちを伝えたいです。パンダの保護を世界的に訴求していくという重要な役割を続けられることを楽しみにしています」と述べました。

2012年成都パンバサダープログラムは、成都パンダ基地、およびワイルドエイドとヤオミン基金が共催するプログラムです。パンバサダーに任命された3名は、それぞれが優勝賞金2万ドルを獲得するとともに、これから1年間パンバサダーとして活躍します。2013 年に実施する「世界パンダ保護ツアー」に参加するために、成都パンダ基地にて徹底的な訓練を受け、パンダの保護活動に取り組みます。パンダ保護の認知度向上を図る役割の一環として、パンダを飼育している世界の各都市を訪問し、地域コミュニティーに対してパンダの認知度向上に関わるメッセージを発信していく予定です。

なお、セレモニーでは、パンバサダーの発表のほか、パンダ・リイントロダクション・ファンド(パンダを自然界に戻す基金)の設立についても発表を行い、3名のパンバサダーが本基金の名誉取締役として任命されました。本基金が集めた資金は、昨年発足したパンダを野生に戻すという長期的プログラムに使われます。

■2012年成都パンバサダー (パンダ大使)プログラムについて
2012年成都パンバサダープログラムは成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地(成都パンダ基地)が主催し、ワイルドエイドとヤオミン基金が共催するプログラムで、世界中のパンダ愛好家に1年間パンダ大使(パンバサダー)となるチャンスを提供します。パンバサダーに選ばれた3名には2万米ドルの賞金と共に、2013年に実施する「世界パンダ保護ツアー」に参加し、世界11か国で飼育されているパンダを訪問し、各地において絶滅危惧種に対する認知度向上に関わる活動を行う機会が与えられます。
詳細についてはwww.facebook.com/ChengduPambassadorをご覧ください。

■成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地(成都パンダ基地)について
成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地は1987年に設立されました。設立当初は6頭のジャイアントパンダが自然界から保護され、完全に体力が回復するまでリハビリを受けました。現在では、世界で最大のパンダ飼育施設として108頭の健康なパンダを飼育しています。



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