2012年の新しい外科手術ガイドラインでは血小板反応性検査の実施を勧告
配信日時: 2012-11-15 15:39:00
検査は抗血小板薬を服用中の手術患者に大きな価値をもたらす
(サンディエゴ)- (ビジネスワイヤ) -- 複数の抗血小板薬を対象とした血小板反応性の測定を目的とし、迅速性と使いやすさを備えた初のポイント・オブ・ケア・システムとして市場をリードするVerifyNow®システムの開発元であるアキュメトリクスは本日、「心臓・非心臓手術患者に対する抗血小板薬の使用に関する米国胸部外科学会(STS)ガイドライン」(Society of Thoracic Surgeons (STS) Guideline on Use of Antiplatelet Drugs in Patients Having Cardiac and Noncardiac Operations)2012年改訂版が発行されたと発表しました。Annals of Thoracic Surgery誌にオンライン発行された改訂版ガイドラインは、血小板反応性検査の使用により、抗血小板薬に対する患者反応の管理能力を向上させることが、ますます重視されていることの表れです。本改訂版は、抗血小板薬を服用していて緊急手術を必要とする患者に関するクラスIIaの勧告を含みます。 クロピドグレル、プラスグレル、チカグレロルなどの抗血小板薬は、世界各国で最も広範に処方されている医薬品の例です。
4件の新しい勧告は、出血のリスクと手術のタイミングを判断し、患者の術後治療に関する判断を支えるための血小板反応性検査の利用について、指針を提示しています。血小板反応性検査の利用に関する最高位の勧告では、「2剤併用抗血小板療法を受けている患者の場合、血小板阻害の検査に基づき手術延期に関する判断を下す方が、一定の手術延期期間をそのまま採用するよりも合理的です。」と記されています。またガイドラインは、血小板反応性検査を利用して、抗血小板薬がいつ抗血小板作用を失っているかを評価することで、薬物誘発性の周術期出血リスクを低減できると記しています。入院期間の短縮と血液製剤の温存につながる可能性は、病院にとって大きな経済的利点をもたらすと考えられます。
アリゾナ州プレスコットのジェームズ・ファミリー心臓センターで心臓胸郭部手術医長を務めるPierre R. Tibi 医師は、次のように述べています。「抗血小板薬服用患者の手術管理は、多くの外科医が大きな関心を寄せてきた領域です。出血のリスクと、これらの重要な治療薬を中止することによる血栓リスクのバランスを考慮すると、こうした患者を手術すべき時期に関して確信を持つことができなくなります。 当センターでは新しいガイドラインに沿う形で、抗血小板薬服用中の手術患者全員に対し、血小板反応性検査を実施してきました。そのため手術のタイミングに関する不確定要素の大部分が取り除かれ、またこれらの患者における術前の入院期間短縮と、血液製剤の使用量削減により、大きな経費削減がもたらされました。」
ガイドラインは手術終了後の抗血小板薬への反応性検査を勧告しており、「抗血小板薬の効果を最適化するため、心臓手術後早期のポイント・オブ・ケアでの血小板機能検査を考慮すべきである」としています。血小板反応性が高く、選択された抗血小板治療戦略の薬力学的効果を得ていない患者に対しては、代替治療戦略を考慮すべきと考えられます。
アキュメトリクスのティモシー・I・スティル社長兼最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「高リスクPCI患者における血小板反応性検査で定評を得ているアキュメトリクスは、血小板反応性検査の分野でリーダー企業の地位を獲得しました。新しい手術用ガイドラインは、患者集団の範囲を拡大する形で、検査の役割をさらに確かなものとします。外科および心臓インターベンションの専門分野における広範な顧客基盤を持つVerifyNowシステム、VerifyNow PRUTest™、VerifyNow P2Y12検査、VerifyNow Aspirin検査は、抗血小板薬の効果を迅速・正確に評価し、生命を救うこれら医薬品の服用患者の管理に資する有益な情報を提供する上で、最適です。
VerifyNowシステムは現在、米国の800を超える施設と、世界70カ国以上で医師が臨床で使用しています。それらの国々では抗血小板薬が、将来において心臓発作や脳卒中などの血栓性事象の発生率を抑制するために処方されています。
アキュメトリクスについて
アキュメトリクスは、血小板機能を迅速に評価する業界有数の診断検査ツールを広く利用可能にすることで、血小板機能に対する医学的理解を深め、抗血小板療法を受ける患者に対する医療の質を高めることに専心しています。
アキュメトリクスのVerifyNowシステムは、医師が複数の抗血小板薬に対する患者の反応を測定するものであり、このような目的で迅速性と使いやすさを備えたプラットフォームとしては初めてのものです。VerifyNowシステムは、FDAが承認したアスピリン製品、P2Y12阻害剤(例えばクロピドグレル)、GP IIb/IIIa阻害剤を含め、主要な抗血小板薬のすべてに対応し、医師が情報を得た上で臨床判断を下す際に、貴重な情報を提供します。VerifyNow P2Y12検査およびVerifyNow PRUTestはラボまたはポイント・オブ・ケア施設において使用する全血アッセイで、血小板のP2Y12受容体阻害の程度を測定するものです。VerifyNow P2Y12検査はまた米国以外で、心血管疾患の患者における再発イベントのリスク評価に使用されています。
アキュメトリクスとその製品に関する詳細についてはwww.accumetrics.comをご覧ください。
AccumetricsのロゴとVerifyNowはアキュメトリクスの登録商標です。
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連絡先
For Accumetrics, Inc.
Jakob Jakobsen
310-309-1003 (Office)
310-409-5351 (Cell)
jjakobsen@biosector2.com
or
Accumetrics
Timothy I. Still
President and CEO
858-404-8260
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