神田外語大学出版局より『連続講義 <食べる>ということ --「食」と「文化」を考える』を9月12日に刊行 ~神田外語大学13名の教員による、異文化理解へ通ずる世界と日本の「食」に関する連続講義~ 

プレスリリース発表元企業:神田外語大学

配信日時: 2018-12-01 02:05:03



 神田外語大学(千葉市美浜区/学長:宮内孝久)は同大学教員13名によって執筆された『連続講義 <食べる>ということ ―「食」と「文化」を考える』を同大学出版局より9月12日に刊行した。さらなる異文化理解と、文化としての「食」を考えるきっかけとなってほしいという強い思いが込められている一冊。




 神田外語大学では、「文化とは何か」「人間とは何か」に興味を持ち、関心を深めたい学生に向けて、毎年「文化について考える」というオムニバス形式の講義を開講している。本講義は文化研究に携わる教員が、文化に関わる共通テーマについて教員自らの専門分野の視点から、文化の多様性や面白さを伝えるものとなっており、好評を博している。
 本書はその講義のテーマの一つとなった「<食べる>ということ」の講義を基に執筆されたものである。

 本書は2部構成になっており、I部では韓国、中国、東南アジア、アメリカ、スペイン、イスラム教圏といった「世界の<食>」の文化や社会との結びつきについて。またII部では「日本の<食>」における、日本人の肉食や携帯食、食育、食と味覚など、ユニークな視点から論じられている。加えて各章の末尾には参考として「図書案内」を設けているため、さらに深く知りたいという人は継続して理解を深めることができる。

 「食べる」という行為は人間が生きていくうえで最も基本的な行為であり、世界の「食」は国や地域の自然環境と、宗教や風習などの「文化」によって規定されている。本書はそうした私たちの身近な「食べる」ということについて、本学教員13名の独自の視点から解説したものである。読者の方々のさらなる異文化理解と、文化としての「食」を考えるきっかけとなってほしいという強い思いが込められている一冊。




◆書籍情報
 書 名 連続講義 「食べる」ということ ―「食」と「文化」を考える
 編 者 神田外語大学
 発 行 神田外語大学出版局
 発売元 株式会社ぺりかん社
 体 裁 B6判・19cm・162頁
 価 格 本体1,200円+税
 発 売 全国書店
 発売日 2018年9月12日




◆執筆者一覧(50音順)
伊藤 未帆(イトウ・ミホ)
神田外語大学外国語学部アジア言語学科講師。専攻:ベトナム地域研究。
担当題目:東南アジアの「奇妙」な食卓
奥田 若菜(オクダ・ワカナ)
神田外語大学外国語学部イベロアメリカ言語学科准教授。専門:文化人類学、ブラジル研究。
担当題目:ブラジルの食文化と社会格差
小関 清美(オゼキ・キヨミ)
神田外語大学体育・スポーツセンター講師。専攻:体育学。
担当題目:「食」と「体」
黒崎 真(クロサキ・マコト)
神田外語大学外国語学部英米語学科教授。専攻:米国史、米国黒人史。
担当題目:アメリカ黒人のソウル・フード
澁谷 由紀(シブヤ・ユキ)
神田外語大学外国語学部国際コミュニケーション学科准教授。
専攻:社会学、社会心理学、社会調査法。
担当題目:手作り弁当の意味
土田 宏成(ツチダ・ヒロシゲ)
神田外語大学外国語学部国際コミュニケーション学科教授。専攻:日本近現代史。
担当題目:「食育」の現代史
花澤 聖子(ハナザワ・セイコ)
神田外語大学外国語学部アジア言語学科教授。専攻:中国地域研究。
担当題目:中国の食卓
林 史樹(ハヤシ・フミキ)
神田外語大学外国語学部アジア言語学科教授。専攻:文化人類学、韓国・朝鮮研究。
担当題目:韓国における外来食
本田 誠二(ホンダ・セイジ)
神田外語大学外国語学部イベロアメリカ言語学科教授。専攻:スペイン文学。
担当題目:スペインの豚食
町田 明広(マチダ・アキヒロ)
神田外語大学外国語学部国際コミュニケーション学科准教授。専攻:日本近現代史。
担当題目:日本の肉食史
矢部 富美枝(ヤベ・フミエ)
神田外語大学外国語学部国際コミュニケーション学科教授。専攻:認知心理学。
担当題目:なぜ「おいしい」と感じるのか
吉田 京子(ヨシダ・キョウコ)
神田外語大学外国語学部アジア言語学科准教授。専攻:イスラム学。
担当題目:一神教の「食」――食物禁忌と犠牲
吉田 光宏(ヨシダ・ミツヒロ)
神田外語大学外国語学部国際コミュニケーション学科准教授。専攻:文化人類学。
担当題目:外来文化の受容ロジック――マクドナルドとスターバックスを例に


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