【開催レポート】「見沼ソーシャルファーム懇談会」(浦和大学 後援)11月28日(水)浦和大学 4403教室にて開催

プレスリリース発表元企業:学校法人九里学園

配信日時: 2018-11-30 15:30:00







見沼地域の障害者・高齢者などの就業困難者が働きやすい環境を考える

 浦和大学・浦和大学短期大学部(所在地:埼玉県さいたま市、以下「浦和大学」)が後援する、「見沼ソーシャルファーム懇談会」(主催:見沼ソーシャルファーム懇談会)を2018年11月28日(水)に、浦和大学 4号館4403教室にて開催しました。

 本会は、地域資源と働く意欲を持つすべての人の労働市場を結び付けビジネスを興すという”ソーシャルファーム”の理念に、見沼地域資源と労働市場を結び付けた新たな見沼のブランド化を目指し、地域活性化に向けた具体的な取り組みについて討議を重ねながら見出す会で2016年に発足。今回は第2回目の開催です。

 当日は、事前申し込みによって募集した見沼地域住民26人が参加。第1部では、さいたま市緑区歴史の会会長、浦和郷土文化会会長などを務める青木 義脩 氏より、2万5000年以上の歴史をもつ美園地区の歴史と文化についての講演を行われました。
 その後、第2部では、懇談会会員である村上 昭夫氏より、見沼地区における資源の有効的な活用方法をいまだ見出せていないという現状と今後の課題についての説明があり、その説明を受けて、参加者による今後の見沼地域の活性化策や、課題解決等に向けた意見交換が行われました。参加者からは「見沼たんぼをぜひ観光の目玉としたい、福祉との融合を目指して見沼の文化、自然、歴史を新たな産業に繋げたい」といった案も出され、見沼のブランド化に向けた一歩となるような有意義な討論となりました。


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<参加者の感想>
■懇談会会員(30代 男性)
"見沼たんぼの地域資源を持続可能なものとして、ビジネスの観点に踏み込んだところが、見沼ソーシャルファームの魅力であり、前向きな取組みだと思った。"

■懇談会会員(50代 女性)
"本日の懇談会で、美園地区、見沼地区のこれまで知らなかった歴史を学ぶことが出来て良かった。金融機関や社会福祉法人、鉄道会社など様々な業種に携わる方が参加している点が興味深かった。"

■一般参加者(40代 男性)
"見沼地区、美園地区の歴史を学べた。この地域の自然や歴史をもっと多くの人に知ってもらいたい、観光の名所になってもらいたいと思う。農業と福祉のつながりが見沼ソーシャルファームで実現できればと思う。
新しい生きがいづくりやビジネスのチャンスにもなると思った。"

■荻野 洋 氏(埼玉高速鉄道株式会社 代表取締役社長)
"見沼たんぼの活性化には、様々な場面での地域とのつながりが重要。
美園まつりをはじめとしたイベント等を通じて、地域資源と企業などを繋げる役割を担っていきたい。"

「見沼ソーシャルファーム懇談会」の幹事である、九里 秀一郎(浦和大学 総合福祉学部 教授)は、以下の通りコメントしています。

“この会は、見沼地域における環境保全とソーシャルファーム(社会的企業)の推進をめざして3年前に設立されました。実際に活動している地元の住民、ボランティア団体、近隣の社会福祉関係者などがメンバーです。今年の7月に開催された、「第1回見沼ソーシャルファーム会議」では、ソーシャルファームを推進する全国的な団体から講師を招いて講演を伺いました。今回は、この地域の文化と歴史の第一人者を招き、講演会と情報交換の時を持ちました。情報交換では、出席されたすべての団体や個人からの報告を共有し、見沼ソーシャルファームの実現に向けて着実に前進していることを全員で実感することができました。浦和大学は、このような地域ネットワーク作りを今後も支援していきたいと考えています。”


<開催概要>
◆ 日 時: 2018年11月28日(水) 13:30~16:00(受付13:20)
◆ 場 所: 浦和大学4号館4403教室(埼玉県さいたま市緑区大崎3551)
◆ 参加者: 30人(要事前申し込み・先着順)
◆ 参加費: 無料
◆ 主 催: 見沼ソーシャルファーム懇談会
◆ 後 援: 浦和大学・九里総合福祉文化研究所
◆ 内 容: 

第1部 講演「美園地区の歴史と文化」  講師 青木 義脩 氏
2万5千年以上の歴史をもつ美園地区。
発掘調査の成果から見た黎明期、鎌倉街道から日光御成道、見沼新田開発など歴史の宝庫を垣間見る。

第2部 情報交換  司会 村上 明夫 氏(懇談会会員)
ディスカッション

講師:青木 義脩 氏 プロフィール
昭和18年、栃木県大田原市生まれ。昭和40年、明治大学文学部史学地理学科卒業。浦和市教育委員会に奉職。文化財保護行政を担当、文化財保護課長歴任。野田のサギ山の保護、見沼通船堀の保存(国指定や整備復元など)にかかわる。平成15年、さいたま市役所退職。現在、さいたま市史編纂審議会委員、さいたま市緑区歴史の会会長、浦和郷土文化会会長。主な著書、『さいたま市の歴史と文化を知る本』(さきたま出版会)、『井澤弥惣兵衛為永』(関東図書)。

見沼ソーシャルファーム懇談会 とは
見沼地域資源と労働市場を結び付けた新たな見沼のブランド化を目指し、地域活性化に向けた取り組みを参加各人の立場から提案し、討議を深める中で具体策を見出すために、2016年発足。今回、第17回を一般公開。
幹事:村上 明夫、九里 秀一郎(浦和大学)


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浦和大学は、開学以来、「実学に勤め徳を養う」という精神のもと、実学教育と徳育教育を重視しながら、豊かな人間性、そして保育・幼児、初等教育・福祉・介護に精通することによって地域社会に貢献できる実践力を備えた人材の育成を目指しています。
【設置学部学科:こども学部:こども学科・学校教育学科、総合福祉学部:総合福祉学科、短期大学部:介護福祉科】


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