ジェル状充填剤を用いた豊胸術による相次ぐ失敗から女性を救う専用窓口を開設

プレスリリース発表元企業:THE CLINIC

配信日時: 2018-11-28 16:45:00

美容外科THE CLINIC(ザ・クリニック、所在地:東京西麻布、統括指導医:大橋 昌敬)は、ジェル状充填剤(じゅうてんざい)による豊胸のお悩みを解決するための専用窓口を開設いたしました。
「プチ豊胸」とも呼ばれる、ジェル状充填剤による豊胸術。化学物質のポリアクリルアミドと水の混合物やヒアルロン酸などを注射器で注入するだけなので、傷跡もほとんど残らず、全身麻酔も不要という手軽さで人気を集めています。
ところが、この豊胸術を受けた方の中には、術後に「しこりができた」「炎症が起こった」という健康被害を訴える方が少なくなく、最近ではニュースでも取り上げられる機会が増えています。こうした状況を鑑み、当院ではお悩みを解決するための専用窓口をご用意しました。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/172086/LL_img_172086_1.jpg
バストのエコー画像(充填剤の除去前後の比較)

■ジェル状の充填剤による豊胸術は、実は専門家には認められていない
ジェル状の人工充填剤を直接バストに注入する豊胸術について、美容外科や形成外科の専門家の間では慎重論が大多数を占めています。
日本美容外科学会(JSAS)は、一部の充填剤については、その使用を推奨しないとの立場を正式に示しました。また、美容大国アメリカのFDA(米国食品医薬品局)や韓国の美容外科学会も同様に、ジェル状の人工充填剤を豊胸目的で使用することに非常に慎重な姿勢を取っています。一部の充填剤に含まれるポリアクリルアミドについては、これまでに局所および全身の発熱、乳房腫脹、発赤、乳房の変形、さらには授乳能力の喪失を引き起こす可能性が示唆されているためです。
当院がお悩み解決のための専用窓口を設置するに至った背景には、こうした実状があります。この窓口を通じて、ジェル状充填剤を用いた豊胸術のリスクの啓蒙と、豊胸手術に伴う健康被害の抑止に寄与できれば幸いです。


■トラブル解決の第1歩は、エコー検査の実施
豊胸後のバストのトラブルに対処する際、当院では必ずエコー検査を実施しています。エコー画像を通じてバストの内部がどうなっているかを的確に把握した上で、具体的な治療方針を決めていきます。


■ジェル状充填剤による「しこり」と、その解決法
ジェル状充填剤による豊胸の失敗で最も多くみられる症状は「しこり」です。これに対しては、エコー画像でしこりの状態を確認してから、1つ1つ丁寧に除去していきます。除去する際には、生理食塩水やヒアルロニダーゼという酵素でしこりを柔らかくしながら、注射器で吸い出します。


■ジェル状充填剤による「炎症」と、その解決法
次に多くみられる症状は「炎症」です。ジェル状の充填剤は通常乳腺の下に注入されるものなのですが、非常に柔らかい素材の場合、これが体内を移動して意図しない場所に留まり、そこで炎症を起こすということもあります。充填剤と炎症に伴う膿は、脇から管を入れて除去しています。


■THE CLINIC(ザ・クリニック)とは?
脂肪吸引、脂肪注入豊胸、脂肪注入エイジング治療(顔の若返り)に特化した、脂肪や幹細胞などの自己組織を専門に扱う美容外科クリニックです。現在、東京、横浜、名古屋、大阪、福岡の5拠点で展開しています。
コンセプトは、「整形美から自然美へ」。「より長く、より自然に、より美しく」をモットーに、シリコンバッグプロテーゼやジェル状の人工充填剤に頼らない「誰が見ても違和感のない美しさ」を追求した治療を提案しています。
他院の美容外科や一般病院の形成外科ドクターを対象にした技術指導セミナーを定期的に開催するなど、脂肪を活用した美容施術に関しては業界をリードする立場に。最近では、美容で培った脂肪注入技術を、乳がん治療後の乳房再建術に活かそうとする試みもなされており、取り組みの領域はさらに広がりを見せています。


■お問い合わせ
ジェル状充填剤による豊胸術後のバストに違和感があるという方は、まずはお気軽にご相談ください。

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