聖学院中高ダイバーシティへの挑戦、「聞く」力を養う高1現代文 〝新書でビブリオバトル''開催~自ら学び、行動できる「知的リアリスト」を育成~

プレスリリース発表元企業:大学プレスセンター

配信日時: 2018-11-01 20:05:08

大学通信から中学・高校のニュースリリースをお送りします。



聖学院中学校・高等学校(東京都北区、校長:角田秀明)は、2018年10月30日(火)に、高校1年生「現代文」の授業の中で〝新書でビブリオバトル“を開催しました。この授業では、事前学習として夏期休暇期間中に「新書」カテゴリーの中で10冊の読書をし、そのうちの1冊について小論文を書き、グループで選ばれた5名が「ビブリオバトル」という形で発表します。新書を設定することにより、現代の社会が抱えている諸問題を、他人事ではなく我が事に引き寄せて考えます。プレゼン力以上に他者の意見を「聞く」力に主眼を置き、ダイバーシティ社会の中で生きる力を育みます。




【コンセプト】
(1)「聞く」力の育成に主眼を置いた授業
 昨今アクティブラーニングの重要性が高まる中、生徒たちは自らプレゼンする場が増えています。一方、他者を理解するためには「話す」力以上に「聞く」力が大切です。自分が触れたことのない考え方を受け止め、解釈し、そこから初めて「話す」ことができます。現代文ではダイバーシティ社会において生徒一人ひとりが他者とつながり、自ら課題を設定・解決できる力を育みます。

(2)生徒一人ひとりに与えられた賜物(たまもの)を発掘
 決して目立つタイプでなくても、深く考えることが得意な生徒がいます。これまでの教育現場では見落とされるケースのあった生徒も、「本」という媒介を通して自分を表現する場が与えられ、周りにいる生徒が「意外な一面を知った」と驚くケースもあります。聖学院ではビブリオバトルを通して、生徒の多面的な個性を引き出し育んでいます。

(3)知的リアリストを育む授業
 現代文では「読む」「書く」「話す」「聞く」力の訓練を通して、SNSやネットの書き込みに安易な同調をするのではなく、現場の利害関係にも向き合いながら「言葉にならない言葉」を自ら紡ぎ、発信できる人材を育てます。「本当は何が起こっているのか?」という視点を持って自ら学び、行動できること。それが聖学院の目指す「知的リアリスト」です。

*2018年冬期休暇期間も同様の主旨で読書課題を出し、1月以降は授業の中だけでなく外部団体での発表も企画しています。



【ビブリオバトルとは?】
 「ビブリオ」は書物などを意味するラテン語由来の言葉で、「ビブリオバトル」とは,立命館大学情報理工学部の谷口忠大教授が考案した、ゲーム感覚を取り入れた新しいスタイルの「書評合戦」です。ビブリオバトラー(発表者)たちがおすすめ本を持ち合い、1人5分の持ち時間で書評した後、バトラーと観客が一番読みたくなった本、「チャンプ本」を決定します。

▼本件に関する問い合わせ先
聖学院学院広報センター
松田・萩野
住所:114-8574 東京都北区中里2-9-5
TEL:03-3917-8530
FAX:03-5907-7034
メール:pr_h@seigakuin-univ.ac.jp


【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

プレスリリース情報提供元:Digital PR Platform