神田外語大学名誉教授(元学長) 故 石井米雄著『英語の語源』が8月24日に刊行~英語と外国語が身近になる本~
配信日時: 2018-10-24 14:05:03
神田外語大学(千葉市美浜区/学長:宮内孝久)は石井米雄元学長(名誉教授)が学長在職中から大学のホームページに連載していたエッセイ「語源の楽しみ」をひとつにまとめた『英語の語源』を角川ソフィア文庫より8月24日に刊行。この『英語の語源』は2011年、出版社めこんより刊行された『語源の楽しみ』を改題し、文庫化したものである。
昨今の外国人訪日観光客の増加、国際的なスポーツイベントの開催、小学校英語科目の導入など、国内における「英語」への関心が高まっていることから、英語の語源を短い文章でわかりやすく説明している本書が文庫化されることとなった。
本書は「springに「春」「ばね」「泉」の異なる意味があるのは、なぜなのか」「B.C.とA.D.は何の略なのか」「シンポジウムは、もともと「飲み会」という意味だった」など、身近な単語の由来を掘り下げることで、英語の意外な歴史に触れるきっかけを作ると同時に、ボキャブラリーが芋づる式に増えていく記憶術としても活用できる。9言語に精通する達人であった神田外語大学の石井米雄名誉教授のエッセイ全113話を収録している。
石井米雄名誉教授は学長在職中であった2002年4月から英語の語源を易しい言葉で解説したエッセイ「語源の楽しみ」の連載を大学のホームページでスタートし、学長退任後も連載を続けた。連載開始から8年間にわたり好評を博したが、石井名誉教授の急逝により2010年2月の第118話(※1)が最終回となった。長年にわたり親しまれたエッセイは、「学生だけでなく、英語を学ぶできるだけ多くの人々にこの素敵なエッセイを読んでほしい」との願いを込めて、 神田外語大学名誉教授の永井浩氏(国際関係論・東南アジア論)を発起人に、大学院教授の長谷川信子氏(理論言語学・英語学)、木川行央氏(方言学・日本語学)、准教授の飯島明子氏(生物学・環境科学)により、原文にはない各回の見出し、語彙リストなどを加えて、2011年に出版社めこんからエッセイ集『語源の楽しみ』として出版された。
同書は角川ソフィア文庫により『英語の語源』と改題、文庫化され、8月24日に発売。全国書店や各種ネット通販で購入が可能。
※1...原文の一部重複箇所を整理したため、本書は113話収録となっている。
◆書籍情報
書 名:英語の語源
著 者:石井 米雄
発 行:株式会社KADOKAWA(角川ソフィア文庫)
判 型:文庫判・256頁
ISBN:9784044004279
定 価:本体920円+税
発売日:2018年8月24日
◆石井米雄
1929年、東京生まれ。東京外国語大学中退後、外務省に入省。在タイ日本国大使館勤務を経て、京都大学東南アジア研究センター教授、同所長、上智大学教授などを歴任。1997年から2004年まで神田外語大学学長を務め、のち同大名誉教授。2010年に急逝。
【お詫びと訂正】リード文中にある『英語の語源』の改題前のタイトルが『英語の楽しみ』となっていましたが、正しくは『語源の楽しみ』です。お詫びして訂正します。(2018/11/08 14:00)
▼本件に関する問い合わせ先
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TEL:03-3258-5837(平日9:30~17:30)
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