IWBI、最初のWELLポートフォリオ参加企業を発表

プレスリリース発表元企業:The International WELL Building Institute

配信日時: 2018-10-02 01:23:00

IWBI、最初のWELLポートフォリオ参加企業を発表

新たな方法により、ポートフォリオ全体での健康とウェルネス向上を合理化・拡大

(ニューヨーク)- (ビジネスワイヤ) -- 国際WELLビルディング協会(IWBI™)は本日、WELLポートフォリオの最初の参加企業を発表しました。これは、複数の新築または既存の建物とテナントスペースを1つのポートフォリオに統合してWELL認証を行う新しい合理的な方法です。WELLビルディング・スタンダード(WELL™)の最新版であるWELL v2™パイロット版の一部としてリリースされたWELLポートフォリオは、一連のWELL強化策の一環です。建築業界全体で、オーナー、開発業者、テナントが不動産資産での健康とウェルネス向上を合理化、拡大できるプログラムを求める声が高まっており、これに対応した認証方式です。

この発表の直前には、IWBIの先駆的なWELLビルディング・スタンダードの第2版であるWELL v2がリリースされています。早い段階での審査プロセスを追加したことで、プロジェクトはWELL v2で導入されたWELL D&O™認定を取得することができ、ポートフォリオ・プロジェクトは、特に方針、プログラム、調達ガイドラインに重点を置いて、資産全体にわたって合理化的かつ体系的に認証プロセスを進めることができます。WELLポートフォリオ・パスウェイは、オーナーがWELLの達成を目的ではなく道程と捉え、進捗状況を確認しつつ、長きにわたって自身のポートフォリオを徐々に改善していくよう促します。

欧州、北米、オーストラリア、アジアのテナント、開発業者、投資家は皆、WELLポートフォリオ・パスウェイの取得に関心を示しています。多くはすでに個々の建物でWELLを活用していますが、ポートフォリオにも同じ価値と証拠に基づくパフォーマンスをもたらすことを目指しています。これは、規模を拡大して多くの人の健康とウェルネスを向上させるという取り組みを示しています。

協議、専門家主導の議論を行い、利害関係者が参加した後、世界の組織が試験的に適格建築物のサンプル・ポートフォリオの作成に取り組みました。このパイロット・プロセスを通じてこの方法の開発に直接参加することにより、早期導入者と後の参加者双方に即座に目に見える利益をもたらすプログラムを確立することができます。

参加企業の例を以下に示します。

バークレイズ

ブランディーワイン・リアルティ・トラスト

CBRE グローバル・インベスターズ/CBRE

チャーター・ホール

フォレスト・シティー・リアルティ・トラスト

グロ

インベスタ

JLLアジア・パシフィック

レンドリース運用のオーストラリアン・プライム・プロパティ・ファンド(APPF)コマーシャル

ミロン・コンストラクション

プロロジス

ショー・インダストリーズ

SLグリーン・リアルティ

IWBIのリック・フェドリジー最高経営責任者(CEO)兼会長は、次のように述べています。「世界の不動産業界のリーダーの間でWELLポートフォリオ・パスウェイへの関心が高まっていることは、健康を増進し、ウェルビーイングを高めるためのツールキットの一部として当社の建物を活用する必要性を明確に示しています。組織は、効果的な変化は大規模に行われることを分かっており、これがこのイニシアチブの原動力となっています。」

フェドリジー会長は、1つのポートフォリオで複数の建物にWELL機能を段階的に導入することでより効率化され、オーナーや家主がWELL認証を取得する方法に柔軟性を持たせることができると述べています。効率性と柔軟性を高めるため、WELLポートフォリオ・パスウェイ・プロジェクトでは、それぞれの建物ポートフォリオに合わせたカスタム・スコアカードを受け取り、時間をかけてポートフォリオの改善を行うよう指導を受けます。建物オーナーは、自らのポートフォリオ全体との比較や他の類似したポートフォリオとの比較において、健康とウェルネス関連の建物のパフォーマンスを評価することもできます。

人と環境の持続可能性は密接に関連しているため、WELLビルディング・スタンダードは、世界の主要なグリーン・ビルディング・スタンダードと相互運用可能に設計されています。例えば、LEED、BREEAM、グリーン・スター、リビング・ビルディング・チャレンジなどですでにグリーン・ビルディングの取り組みを行っている開発業者や資産管理者は、WELL認証™を受けた建物が提供する非常に大きな機会を活用できる有利な立場にあります。

フェドリジー会長は次のように述べています。「スペースをさらに差別化してテナントを引きつけたいオーナーであれ、人材を維持し引きつけ、従業員の生産性を高め、あるいは医療費削減の可能性を求める企業であれ、より健康的で生産的な従業員がもたらす利点は、建物改善への一度限りの投資をはるかに上回る価値があります。WELLの実証済みのパフォーマンスは、自分自身やテナントのために、建物内のすべての人に即座に目に見える健康上の利点を提供できるよう場所とスペースを設計したいと考えている世界のリーダーにとって、事実上最善の選択肢となっています。」

参加企業のコメント

SLグリーンの持続可能性担当シニアバイスプレジデント兼ディレクターのLaura Vulaj氏は次のように述べています。「SLグリーンは、USGBCのLEEDボリューム・プログラムにより非常に大きな成功を収めました。これにより、15件の物件で認証プロセスを合理化することができたため、WELLポートフォリオの利点が分かりました。当社はワン・ヴァンダービルトでWELLの取得を目指しており、これまで学んだ教訓をポートフォリオ全体にわたってこのパイロット・プログラムで生かすことができるでしょう。最も重要なことは、私たちがIWBIとのパートナーシップを通じて賃借人の健康とウェルビーイングの維持に取り組んでいるということです。」

JLLアジア・パシフィックのエネルギー・持続可能性サービス責任者のマシュー・クリフォード氏は、次のように述べています。「JLLアジア・パシフィックは、WELLポートフォリオ・パイロット版に参加できたことを大変うれしく思っています。当社はWELLポートフォリオを活用して、自社物件のフットプリントに重点を置き、お客さまの健康とウェルビーイングの向上に向けた活動を支援しています。この新しいツールは、建物環境において健康とウェルネスの機会をさらに広げる大きな可能性を秘めており、スタッフ、お客さま、一般市民の生活に多大な利益をもたらします。」

インベスタの企業持続可能性担当ゼネラルマネジャーであるニーナ・ジェームズ氏は、次のように述べています。「インベスタは、テナントの健康とウェルビーイングは、全国的に活気ある職場を作り、日々サービスを提供している組織の成功にとって極めて重要であると考えています。ポートフォリオ・パスウェイにより、WELL v2スコアカードを用いて、ベストプラクティスの健康とウェルビーイングの成果を明確にすることができます。インベスタはこのパイロット版に参加し、世界の主要な組織と協力して、既存の建物のための実用的なWELLソリューションを共同で創造することを誇らしく思っています。」

プロロジスのグローバル建設・開発サービス担当マネジングディレクターのグラント・スティーブンス氏は、次のように述べています。「従業員の健康とウェルネス要素を建物の設計に統合するWELLポートフォリオ・パイロット版に当社が参加したことは、環境保全、社会的責任、ガバナンスに対するプロロジスの革新的アプローチにおいて自然な流れです。最高の持続可能な設計基準に基づいて建設された建物は、お客さまおよび当社にとって運用コストの削減につながるだけでなく、従業員のウェルネスと生産性を促進します。」

レンドリース・インベストメント・マネジメント・オーストラリアのマネジングディレクターのジョッシュ・マクハチソン氏は、次のように述べています。「世界的に、投資家は優れた企業市民になるためだけでなく、長期的なリスク調整後のリターンを生む指標として環境および社会的パフォーマンスを活用しています。ウェルビーイングは、人々が働きたいと思う最高の場所を作り出す推進要因の1つであり、当社のテナントは、ウェルネスを最高の人材を引きつけ維持する方法と見なしています。」

ショーの持続可能性・企業広報担当バイスプレジデントのスーザン・ファリス氏は、次のように述べています。「私たちが生活し、働き、遊び、学び、癒す場所は、私たちの生活に多大な影響を与えます。その設計および建物中に含まれる製品は、私たちの日々の活動に重要な役割を果たしています。過去20年間における完全循環型設計原則への取り組みを通し、このことは当社にとって大きな重点領域でした。WELLポートフォリオに参加することで、建物環境を通じた人の健康とウェルネスへの当社の取り組みをより明確に示すことができます。多くのお客さまと同様、私たちは従業員に提供する安全で健康的な職場環境を通じて、人々の繁栄と革新を支援できる機会を認識しています。」

国際WELLビルディング協会について

国際WELLビルディング協会(IWBI)は、人々が目標を達成できるように建物と地域社会を変革する世界的な活動を主導しています。WELL v2パイロット版は、普及しているWELLビルディング・スタンダードと、WELLコミュニティー・スタンダード(健康的な地域社会の新たな世界基準を定める地域規模の評価システム)の最新版です。WELLは、建物と地域社会、またその中のすべてが快適性を向上させ、より良い選択を促進し、健康とウェルネスを損なうのではなく、これを全体的に高める方法に特に焦点を当てています。IWBIは、WELL AP資格の管理、適用可能な研究の遂行、教育資源の開発、そしてあらゆる場所で健康とウェルネスを促進する政策の提唱を通して、ウェルネス・コミュニティーを作り上げて活動しています。WELLの詳細情報は、こちらをご覧ください。

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