学習院大学史料館が9月13日~12月1日まで秋季特別展「学び舎の乃木希典」を開催 -- 学生の人格形成重視・質実剛健を旨とした第10代院長・乃木希典の姿を紹介

プレスリリース発表元企業:学習院大学

配信日時: 2018-09-07 08:05:04



学習院大学史料館(東京都豊島区)は9月13日(木)~12月1日(土)に平成30年度秋季特別展「学び舎の乃木希典」を開催する。これは、学習院の第10代院長の乃木希典が学習院で使用した品や在任中に皇室から下賜された品、旧蔵の書籍、直筆の書などを当時の写真や豊富なエピソードとともに展示するもの。日露戦争で旅順攻略を指揮した陸軍大将としてではなく、学び舎の乃木希典の姿を紹介。10月6日(土)には関連講座、10月13日(土)、11月3日(土)にはギャラリートークを実施する。入場無料。




 今年は、明治という時代が始まってから150年。明治10(1877)年、華族子女のための学校として神田錦町に創立した学習院が、明治41(1908)年に現在の目白校地に移転してからは110年になる。

 明治40(1907)年に学習院の第10代院長に就任した乃木希典は、当時、日露戦争で旅順攻略を指揮した陸軍大将として、多くの人々から敬慕される存在だった。明治天皇からの深い信頼を背景に院長となった乃木は、迪宮裕仁親王(後の昭和天皇)をはじめ、皇族・華族の子弟らの教育に尽力した。
 乃木院長の教育方針は、人格形成を重視したもので、在任中にはさまざまな場面で学生へ向けて訓示を与えている。目白校地において中・高等科に全寮制が採用されてからは、乃木院長は寄宿舎に起居して学生と生活をともにし、自ら範を示して指導にあたった。その質実剛健を旨とした教育は「乃木式」ともいわれ、長く学習院の教育方針とされた。厳格ながらも学生から慕われた乃木院長のエピソードは数多く残されている。

 大正元(1912)年9月13日、明治天皇の大喪当日に乃木は自刃。この「殉死」は社会に大きな衝撃を与え、明治の終わりを象徴する出来事のひとつとなった。院長を喪った学習院では、学生・職員によって通夜・追悼会が営まれた。

 このたびの展覧会では、第10代院長の乃木希典が学習院で使用した品や、在任中に皇室から下賜された品、旧蔵の書籍、直筆の書などを、当時の写真や豊富なエピソードとともに紹介。軍人としてだけではない、学び舎の乃木希典の姿を見ることができる。

◆秋季特別展「学び舎の乃木希典」
【開催日時】2018年9月13日(木)~12月1日(土) 月~土 10:00~17:00
 〔閉室日〕日曜、祝日、10月19日(金)・20日(土)、11月1日(木)・5日(月)
 〔特別開室日〕11月3日(土・祝)、4日(日)、23日(金・祝)
【会 場】学習院大学史料館展示室(学習院大学 北2号館1階)
【入場料】無料

◆関連講演会 第87回学習院大学史料館講座「思ふどち 語りつくして―乃木希典と寺内正毅」
【開催日時】2018年10月6日(土)14:00~15:30(13:30開場予定)
【講 師】山口輝臣氏(東京大学准教授)
【会 場】学習院創立百周年記念会館 正堂
【入場料】無料、事前申込不要

◆ギャラリートーク
【開催日時】10月13日(土)、11月3日(土)14:00~(30分程度)
【会 場】両日とも史料館展示室
【参加費】無料、事前申込不要(開始時間に展示室にお集まりください)

【主 催】学習院大学史料館
【共 催】一般社団法人霞会館
【協 力】乃木神社、学習院アーカイブズ

▼本件に関する問い合わせ先
学長室広報センター
TEL:03-5992-1008
FAX:03-5992-9246
メール:koho-off@gakushuin.ac.jp


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