作家・猪瀬直樹の集大成!著作集「日本の近代」全16巻を電子書籍で配信開始

プレスリリース発表元企業:株式会社小学館

配信日時: 2018-08-03 12:06:05



[画像1: https://prtimes.jp/i/13640/100/resize/d13640-100-187621-0.jpg ]

株式会社小学館(東京都千代田区、代表取締役社長:相賀昌宏、以下「小学館」)は、作家・猪瀬直樹氏が、1980年代から2000年代にかけて発表した作品を中心に、全16巻の電子著作集を配信します。

配信開始は、2018年8月3日(金)。第一期7巻として、『構造改革とは何か――新篇 日本国の研究』『ペルソナ』『ミカドの肖像』などをリリースします。10月5日(金)には第二期5巻、12月7日(金)に第三期4巻を配信して、全16巻の『猪瀬直樹電子著作集「日本の近代」』とします。

今年5月、猪瀬直樹氏(71)は女優で画家の蜷川有紀さん(57)との婚約を発表。大きな話題となりました。その、猪瀬氏が作家として確固たる地位を築いたのは、1986年に小学館から刊行した『ミカドの肖像』(大宅壮一ノンフィクション賞受賞作)です。蜷川さんも出会いの前に読んでいた作品の一つにあげています。

70歳を超えて旺盛な執筆活動を続ける猪瀬氏ですが、若き日に心血を注いできたこれらの作品群は、いずれも「日本の近代」をテーマにしたものでした。そのエッセンスは、2001年から2002年にかけて刊行された書籍版『「日本の近代」猪瀬直樹著作集』全12巻(小学館)に結実します。この書籍版各巻の巻末には「解題」があります。各タイトルの初出時に寄せられた、そうそうたる書き手による書評や対談記事などが収録されており、昭和から平成へと移る時期に、猪瀬作品がどのように位置づけられてきたのかを、あらためて概観することができるのです。

今回配信を開始する「電子著作集」にもこの「解題」が収録されています。たとえば『構造改革とは何か――新篇 日本国の研究』(1巻)には、「文庫版解説 竹中平蔵」「小泉純一郎との対話」、『ペルソナ――三島由紀夫伝』(2巻)には、「文庫版解説 鹿島茂」「吉本隆明との対話」などです。

そしていま平成時代の終わりを控え、この作品群は電子書籍でも読めるようになります。中でも『ミカドの肖像』(5巻)や『天皇の影法師』(10巻)は、天皇制と日本の近代を問い直す必読作品となっています。また、書籍版の著作集刊行後に発表された4タイトルを、電子著作集に収録することにより、全16巻の構成としました。


猪瀬直樹電子著作集「日本の近代」全16巻タイトル
【第一期配信】 2018年8月3日(金)
1  構造改革とはなにか――新篇日本国の研究
2 ペルソナ――三島由紀夫伝
3 マガジン青春譜――川端康成と大宅壮一
4 ピカレスク――太宰治伝
5 ミカドの肖像
6 土地の神話
7 欲望のメディア

【第二期配信】 2018年10月5日(金)
8 日本人はなぜ戦争をしたか――昭和16年夏の敗戦
9 唱歌誕生――ふるさとを創った男
10 天皇の影法師
11 日本凡人伝
12 黒船の世紀――ガイアツと日米未来戦記

【第三期配信】 2018年12月7日(金)
13 道路の権力
14 道路の決着
15 二宮金次郎はなぜ薪を背負っているのか?―人口減少社会の成長戦略
16 ジミーの誕生日――アメリカが天皇明仁に刻んだ「死の暗号」

価格:1~12巻は1,000円+税、13~16巻は600円+税。
底本:1~12巻『「日本の近代」猪瀬直樹著作集』(小学館)、13~16巻 同名書(文春文庫)*16巻は「東條英機処刑の日」を改題。


[画像2: https://prtimes.jp/i/13640/100/resize/d13640-100-577153-1.jpg ]

●著者プロフィール
猪瀬直樹(いのせ なおき)作家。1946年長野県生まれ。
1983年に『天皇の影法師』『昭和16年夏の敗戦』『日本凡人伝』を上梓し、1987年『ミカドの肖像』で第18回大宅壮一ノンフィクション賞。評伝小説に『ペルソナ 三島由紀夫伝』『ピカレスク 太宰治伝』『マガジン青春譜 川端康成と大宅壮一』『こころの王国 菊池寛と文芸春秋の誕生』がある。『日本国の研究』で1996年度文藝春秋読者賞。2001年10月より「『日本の近代』猪瀬直樹著作集」全12巻を小学館から刊行する。
2002年、小泉首相より道路公団民営化委員に任命される。その戦いの軌跡は『道路の権力』『道路の決着』に詳しい。2006年に東京工業大学特任教授。2007年に東京都副知事、2012年12月に都知事。2013年12月辞任。2015年12月より大阪府市特別顧問。他に『東京の副知事になってみたら』『救出――3・11気仙沼 公民館に取り残された446人』『民警』などがある。
近著に2015年7月『戦争・天皇・国家』(田原総一郎との共著)、2017年1月『東京の敵』、2017年9月『国民国家のリアリズム』(三浦瑠麗との共著)、2017年11月『明治維新で変わらなかった日本の核心』(磯野道史との共著)、2018年5月『ここから始まる』(蜷川有紀との共著)、2018年6月『平成の重大事件』(田原総一郎との共著)がある。


Twitterでは、猪瀬直樹作品をつぶやくbotが始まりました。
https://twitter.com/inose_mikado

●電子書籍書店へのリンク(第1巻 構造改革とは何か)
https://www.shogakukan.co.jp/purchase/digital/books/09394231

PR TIMESプレスリリース詳細へ