阿寒アドベンチャーツーリズム株式会社への追加出資を実施

プレスリリース発表元企業:株式会社JTB

配信日時: 2018-06-01 16:45:29

自立・持続する地方創生の仕組みづくりを支援

 株式会社 JTB(本社:東京都品川区、代表取締役社長:高橋 広行/以下、JTB)は、阿寒アドベンチャーツーリズム株式会社(本社:北海道釧路市阿寒湖温泉、代表取締役:大西雅之/以下、阿寒アドベンチャーツーリズム)に対し、5月末に追加出資を行いました。



 これまでJTBは、NPO法人阿寒観光協会まちづくり推進機構(所在地:北海道釧路市阿寒湖温泉、理事長:大西 雅之)が地域DMO(*1)として観光地づくりの全体管理を行う中で、株式会社JTB総合研究所(本社:東京都港区、代表取締役社長:野澤 肇/以下、JTB総合研究所)とともに、2016年よりDMOの戦略策定をはじめ、新たな事業の創出や観光コンテンツの開発、プロモーション等の運営支援を行ってきました。
 また地域づくりの新たな事業を創出し持続的に運営を行うDMC(*2)として2018年4月に設立された阿寒アドベンチャーツーリズムに出資を行いました。

 この度JTBは、同社が取り組む1.国立公園内の夜の森を舞台にした、アイヌ民族の文化・神話をモチーフに阿寒の自然や動植物との共生の世界を演出する体感型デジタルアートの展開や、2.阿寒の豊富な観光資源(自然・アクティビティ・アイヌ文化)を活かしたアドベンチャーツーリズム事業の本格的稼働に資するべく、追加出資を行いました。JTBを含む金融機関並びに道内外の民間企業・団体からの同社への出資総額は4億円となります。
 これにより、同エリアの持続的発展につなげていくとともに、国策である「国立公園満喫プロジェクト」や「観光立国ショーケース」の目標達成に貢献していきます。

 JTBは、各地の自治体・DMOをはじめとする組織や企業と連携し、交流の創造による様々な人流・物流・商流を生み出し、社会課題の解決と地方創生に資する「地域交流事業」を推進しています。
 この度の追加出資を通して、JTBは阿寒湖温泉およびその周辺地域に対し、「地域交流事業」のノウハウを活かして各種事業を推進することで「稼げる地域」を実現する取り組みに貢献するとともに、今回の一連の取り組みを日本における先駆的なモデルとして位置付け、日本全国各地の地方創生の実現を目指してまいります。

 (*1)DMO(Destination Management / Marketing Organization)・・・観光地経営の視点に立ち、地域と協同して観光地域作りを行う法人のこと。(*2)DMC(Destination Management Company)・・・豊富な地域の知恵、専門性、資源を所有しイベント、ツアー、地域交流や地域活性化を企画提案する会社を指す。
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[阿寒アドベンチャーツーリズムの組織概要]
名   称:阿寒アドベンチャーツーリズム株式会社
代表取締役:大西 雅之(おおにし まさゆき)
所 在 地:北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉2-6-20
払込出資金:400百万円(本出資後)
出 資 者:株式会社JTB、阿寒湖旅館出資組合、特定非営利活動法人阿寒観光協会まちづくり推進機構(地域DMO)、日本航空株式会社、株式会社日本政策投資銀行、株式会社北洋銀行、株式会社北海道銀行を含む計15社(団体)
主な事業内容:旅行業法に基づく旅行業、観光情報の提供及びガイドツアーの企画・運営・実施、イベントの企画、運営、演出及び実施 ほか
 [アドベンチャーツーリズムの定義] ※Adventure Travel Trade Association(ATTA)による定義・・・「アクティビティー」「自然」「異文化体験」の3要素のうち2つ以上で構成される旅行

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