北九州市の過去・現在・未来を考える教育旅行向け新プログラム『歩こう!もじこう!』2018年6月4日(月)初実施

プレスリリース発表元企業:株式会社JTB

配信日時: 2018-05-29 14:00:00

~探究・協働型フィールドワーク&ワークショップ(第一弾)~

 株式会社JTB(東京都品川区、代表取締役社長:高橋広行、以下JTB)と公立大学法人 北九州市立大学地域創生学群(福岡県北九州市小倉南区、学群長:眞鍋和博)は、福岡県北九州市の教育旅行向けプログラム『歩こう!もじこう!』を共同開発し、2018年6月4日(月)に初めて実施します。

 2020年度から小学校、中学校、高等学校において次期学習指導要領が順次実施され、新しい大学入試が始まります。教育改革、入試改革が本格化するにつれ、『思考力・判断力・表現力』や、『社会や仲間と関わる力・主体性・実行力』といった資質能力を身につける必要性が今後ますます高まります。このような教育的、社会的背景から、JTBでは旅行行事などの教室外での活動をより実践的な学びの場とするために、探究・協働型プログラムの企画を進めてきました。

 旅行先での探究・協働活動によって深い学びを実現するためには、地域のことを詳しく知り、地域と深い接点を持つ人の存在が不可欠です。そこで、幅広い人的ネットワークを活用しながら、日ごろから地域が抱える様々な社会課題に正対し、地域を活性化させることのできる人材育成を実践している北九州市立大学地域創生学群と共同で、『修学旅行生と地元の大学生が一緒になって』北九州の歴史を知り、現在そして未来のこの街について考え、創造するプログラムを開発しました。

 初めて北九州を訪ねる生徒でも、できるだけ関心を持ってもらえるように、現地の案内役は生徒と年齢の近い大学生がつとめます。ワークショップでグループのまとめを行う際のファシリテーションも大学生が中心となって進めることで、中高生と大学生の双方にとっての学びあいの場となるばかりでなく、旅行というものが本質的に持っている『人と出会うことの醍醐味や楽しさ』を感じることができるようなプログラム構成になっています。

 本プログラムを初めて採用・実施するのは、神奈川県横浜市の臨海部にある私立の進学校、浅野高等学校です。北九州市と立地においての共通点も多く、JTBのネットワークを最大限に活かして、『旅先での学びを自分ごとにして持ち帰る』という教育旅行における大切な価値を提供いたします。

 今後は門司港地区に続き、小倉地区や八幡地区、戸畑・若松地区でのプログラム展開、そして関門海峡を挟んで下関地区も視野に入れながらプログラムを増やし、北九州地区への教育旅行誘致を目指してまいります。

<プログラムの内容>
●目的
日本の近代化を牽引してきた北九州市の歴史を知ることに加え、今現在この街が抱えている様々な社会課題は他人事ではなく、将来いずれ生徒自身が直面する課題ととらえることで、旅先での学びを自分ごととして持ち帰ってもらうとともに、協働での探究学習の醍醐味を体感し、これからの学びのきっかけにしてもらう。
●実施場所
北九州市門司区
●活動内容
修学旅行生と北九州市立大学地域創生学群の大学生との協働・探究学習
●プログラム構成(所要約3時間半~4時間)
1.門司を体感(導入)
潮風トロッコ号に大学生と高校生が乗車し、関門海峡をのぞみながらアイスブレーク
2.門司港レトロ地区フィールドワーク
北九州有数の観光エリアを歩きながら、この街の概要と現在に至るまでの歴史を知る
3.栄町銀天街店舗訪問フィールドワーク
国道3号線を挟みレトロ地区反対側にある商店街の店舗を訪問し、現在の課題と将来への展望を聞く
4.三宜楼にて振り返りと成果発表ワークショップ
フィールドワークで知り、感じたことをまとめ、班ごとの成果を発表する

●プログラム企画・実施に携わる学生
◆北九州市立大学 地域創生学群 まちあるきプロジェクト(担当教員;小林敏樹准教授)
◆北九州市立大学 地域創生学群 小林ゼミ(担当教員;小林敏樹准教授)
◆北九州市立大学 地域創生学群 門司商店街活性化プロジェクト(担当教員;西田心平准教授)

(一般のお客様からのお問い合わせ先)
株式会社JTB 北九州支店 093-521-2887

(大学関係の方からのお問い合わせ先)
北九州市立大学 学務第一課学部係 093-964-4036 山本、芦屋
        広報入試課広報係 093-964-4196 中願寺、野路

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