Swiss Advanced Visionが白内障向けにリアルタイムのオートフォーカス機能を搭載した能動眼内レンズ構想を発表
配信日時: 2018-04-10 17:21:00
Swiss Advanced Visionが白内障向けにリアルタイムのオートフォーカス機能を搭載した能動眼内レンズ構想を発表
(スイス・ヌーシャテル)- (ビジネスワイヤ)-- Swiss Advanced Vision(SAV-IOL)は、世界の眼内レンズ(IOL)市場を根底から変革することになるR-TASCプロジェクトの発足について発表しました。
本プレスリリースではマルチメディアを使用しています。リリースの全文はこちらをご覧ください。:https://www.businesswire.com/news/home/20180410005722/ja/
R-TASC Project - An Active Intraocular Lens for Cataract Surgery (Photo: SAV-IOL)
白内障は世界の失明症例のうち51%の原因となっており、失明者は約3500万人に上ります。世界市場が拡大している眼内レンズは2017年の推計35億米ドルから2022年までに45億6000万米ドルに達すると見込まれており、年平均成長率(CAGR)は5.4%となります。この市場成長を促進しているのが、人口高齢化、世界における眼疾患および糖尿病の増加、白内障による失明を管理・治療するための政府イニシアチブです。
ただ、市場規模の大きさにもかかわらず、眼内レンズには目立った革新成果が生まれてきませんでした。SAV-IOLは眼内レンズに取り組むためのまったく新しい手法を開発しています。R-TASC(Real-Time Autofocus Servo Control、リアルタイム・オートフォーカス・サーボ・コントロール)は、リアルタイムのオートフォーカス機能と無線接続機能を備えた能動レンズです。現在のレンズはすべて固定的であり、配光、解像度、視覚障害など、光学面での妥協が難点としてあります。これは白内障手術後の視力調節機能の喪失を克服できない静的設計に内在した問題です。
R-TASCの目的は、眼球の水晶体に元々備わっていた調節機能を完全に取り戻すことにあります。R-TASCはエネルギー取り込みシステムに基づいて、患者が目視するあらゆる物体にリアルタイムで焦点を合わせます。本プラットフォームはそのオープンテクノロジーのおかげで将来対応性も備えており、拡張現実やその他の双方向機能、接続機能を搭載することも可能です。R-TASCは単焦点レンズ(遠見視力向け)に合わせて取り付けるか、既に単焦点レンズを装着しているが視力調節機能を取り戻したい患者に追加で装着されます。
SAV-IOLは今後5年間で2000万スイスフランを調達して、R-TASCを5~10年内に上市したいと考えています。SAV-IOLはスイスのローザンヌで2018年4月24~25日に開催される第26回メドテック欧州投資会議で投資家候補らと懇談します。
Swiss Advanced Vision のMax Boysset最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「SAV-IOLは眼内レンズを手掛けるスイス唯一のメーカーであり、革新・品質・精密性で高い評価を築いています。R-TASCは当社の現在の研究開発能力を高めるものであり、眼内レンズ市場全体を根底から覆す可能性を持っています。これは白内障の手術以降の患者の視力というものを一変できるチャンスを作ります。」
SAV-IOL SAについて:スイスのフランス語圏に位置するスイス企業。BSI認証MD 615363
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連絡先
SAV-IOL SA
Jean-Baptiste Marceau
Direct Line: +41325665405
Sales and Marketing Manager
jean-baptiste.marceau@sav-iol.com
sav-iol.com
プレスリリース情報提供元:ビジネスワイヤ
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