岐阜県飛騨市で400年の伝統を繋ぐ「古川祭」今年もいよいよ間近に! 男たちがぶつかり合う勇壮な“起し太鼓”と雅な“祭屋台”が見どころ<H30年4/19,20>
配信日時: 2018-03-20 14:00:00
飛騨市古川町では、4月19日20日、江戸時代から伝統をつなぐ祭「古川祭」が行われます。“古川やんちゃ”な半股引の男たちが勇壮な攻防を繰り広げる<起し太鼓>に鼓動を揺さぶられ、豪華絢爛そのものの雅な<祭屋台>に目を奪われる2日間です。(於:飛騨市古川町市街地)
飛騨市古川町では、4月19日20日、江戸時代から伝統をつなぐ
祭 古川祭が行われます。“古川やんちゃ”な半股引の男たちが勇壮
な攻防を繰り広げる<起し太鼓>に鼓動を揺さぶられ、豪華絢爛
そのものの雅な<祭屋台>に目を奪われる2日間です。
◇江戸時代を起源とする気多若宮神社の例祭 古川祭
古川祭は飛騨市古川町にある気多若宮神社の例祭であり、神社で
執り行われる神事、古式ゆかしい<神輿行列>と雅な<屋台行列>、
そして、その勇壮さで知られる<起し太鼓>、これら“静”と“動”の
行事で構成される 400 年もの伝統を受け継ぐ祭です。「起し太鼓・
屋台行事」は2016年12月にユネスコ無形文化遺産に登録、また、
祭として国の重要無形文化財に指定されており、文化的にも高い評
価を受けています。
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM1NTE4OSMxOTg4MjAjNTUxODlfeHh6S3hMZERhei5qcGc.jpg ]
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19日20:30頃、主事組の総代による祝い唄をきっかけに、古川祭
の華<起し太鼓>が満を持して執り行われます。
<起し太鼓>は、20日の本楽祭の開始を告げるため、19日深夜から
太鼓を打ち鳴らし、氏子地内を巡ったことに由来する行事です。
“起し太鼓主事※1”と称される主事組に担がれた大太鼓をのせた櫓は
厳かな”祝い唄”と太鼓の乱れ打ちによる「打ち出し」ののち(於:
まつり広場)、太鼓と「よいしょーっ」という掛け声と共にまつり
広場を出発します。
※1=起し太鼓の櫓を担ぐ「主事組」は 慣例の抽選祭で決められる
主事組の高張提灯と、丸子提灯を手にした同組の老若男女・子供
総出の賑やかな提灯行列に先導された櫓に、通りの辻々から突っ
込んでくるのが、“付け太鼓”と呼ばれる小太鼓を担いだ各組の半
股引姿の男たち。男たちで担ぐ“付け太鼓”を我先に櫓の真後ろに
つけようと、他の組の男たちや主事組の櫓を守る後衛(こうえい)た
ちと激しい攻防を繰り広げ、男たちのぶつかり合いと観客の盛り上
がりに起し太鼓の熱気が最高潮に達します。この勇壮な競り合いは、
数ある日本の祭のなかでも迫力ある祭行事として知られ、飛騨古川
の男性の気質を表わす“古川やんちゃ”にちなみ「やんちゃ祭り」
とも称されています。
◇美しく精巧に進化し、独自の屋台芸術を築いた飛騨祭屋台
<起し太鼓>と双璧をなす古川祭の見どころは、絢爛豪華な<祭屋
台>です。“飛騨の匠の技の結晶”“動く陽明門”とも評されるその美し
さは、京・江戸、東西文化の見事な融合によって生まれました。
当初、江戸から単層で移入された原型が飛騨の匠たちの技によって
高められ、のち、京からからくり人形の文化が伝えられると重層と
なり、さらに飛騨独自の三段構造へと進化。ここに塗師の技術と京
からの金具と織物の美が加えられ、芸術の域に達するほどの雅な祭
屋台がつくられました。
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19日の朝、全9台の屋台はそれぞれの屋台蔵から曳き出され、
それぞれの町内を巡ります。翌20日は、早朝から祭り広場に曳揃え
られ、獅子舞・からくり人形・子供歌舞伎が奉納されます。その後
全ての屋台が屋台が大横丁に移動し、その様はまるで時代絵巻を紐
解いているかのように艶やかです。そして、夕刻になると、屋台は
提灯を灯しながら厳かに町内を曳行され、宵闇に照らし出される豪
華なその姿は、日中とは違った幽玄さを感じさせます。
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<神事>、<御神輿巡行>、<起し太鼓>、<屋台曳行>、二日間に渡っ
て様々に繰り広げられる古川祭は、飛騨の地に受け継がれてきた文
化の重みを感じさせます。
「古川祭」の概要については、別紙をご参照ください。
古川祭について-
◎古川祭の起源
江戸時代、現在の古川の中心街の礎を築いた金森可重(かなもり
ありしげ)が城の鬼門の鎮護をする神として、杉本社、高田神社を
現在地に遷座合祀したのが起源と伝えられています。
◎起し太鼓の花形“太鼓打ち”
櫓の上で大太鼓を打つ、起し太鼓の花形ともいえる太鼓打ち。
一生に一度しか経験できない大変名誉あるこの役には、地域に
貢献した若者10名が抜擢されます。太鼓を叩くバチは太鼓打ち自
らが柳でつくり、当日に臨みます。
◎9台の祭屋台
東西の屋台文化と飛騨の匠の技が融合された祭屋台は、各町(各
組)でそれぞれに特徴があり、約250年前に創建されたと伝えら
れる<金亀台>が古川祭屋台の最古とされています。
現存する<神楽台><青龍台><白虎台><清曜台><麒麟台>
<龍笛台><三光台><鳳凰台><金亀台>の9台の屋台のうち、
<青龍台>と<麒麟台>はからくりを披露、<白虎台>では子供歌舞
伎が行われ、子供たちが「橋弁慶」を舞います。
飛騨古川の風情ある町並みを巡行する屋台曳行は、まさに時代絵
巻を思わせる絢爛さです。
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◎屋台蔵
屋台と共にこの地の価値ある文化財であるのが屋台蔵。
町内に点在する各蔵は、江戸からの技術が駆使された造りで、
高さ6,7メート幅1,6メートルもの重厚な土扉を2か所の
蝶番だけで支えています。100年以上経った現在でも、
くるいも生じず、秀逸な当時の職人技が活きた建物です。
◎古川やんちゃ
「人情味がありがむしゃらで、ひたむき。一度決めたらとことん
までやり通す。そして、古川祭を通して培われたその共同体意識で
古川の町を支える」男たちをしめす。
古川祭のように力強さと繊細さを持ち合わせた、魅力的な古川の男
たちの総称
「古川祭」概要
「古川祭」(ふるかわまつり)
公式HP URL= https://www.hida-kankou.jp/event/15/article/
開催日 :平成30年4月19,20日(木,金)
会 場 :岐阜県飛騨市古川町市街地 (岐阜県飛騨市古川町)
問合せ先 :(一社)飛騨市観光協会 TEL0577-74-1192 ※一般・報道関係とも
概 要 : 4月19日(木)【試楽祭】
8:00 屋台曳行※ 9台の屋台がそれぞれの町内で曳行
9:30 奉幣祭 気多若宮神社にて神事執行
12:00 神幸祭 (獅子舞と闘鶏楽の奉納)
13:00 ・御神輿巡行 気多若宮神社大鳥居から出発
(各町内を回り、夕刻にまつり広場内の御旅処へ)
15:00頃 各屋台が屋台蔵へと帰還
19:30 夜祭
-御旅所内で、神楽、お祓い、祝詞を奉上
20:00 起し太鼓 出立祭
20:30 起し太鼓 打ち出し
00:30 起し太鼓 打ち収め
4月20日(金)【本楽祭】
8:00 御神輿行列
-町内を巡行し、14:00頃御旅所へ帰還
屋台曳揃え(まつり広場に9台すべての屋台曳揃え)
獅子舞、からくり、子供歌舞伎奉納
10:30頃 屋台行列(まつり広場から大横丁へ移動)
12:00頃 真宗寺付近に曳揃え 順次、獅子舞、からくり、子供歌舞伎奉納
14:00頃 夜祭(よまつり)の準備のため各屋台蔵へ解散
16:00頃 御神輿が気多若宮神社に帰還
-神遷しが執り行われ、獅子舞・闘鶏楽を奉上
17:30 夜祭(曳揃え)
18:00頃 提灯を灯し、屋台曳行
19:30頃 曳別れ
※時刻はいずれも予定時刻です
- 本件に関する、
一般の方から、及び、報道関係からのお問合せ先 ―
(一社)飛騨市観光協会 ℡0577-74-1192
または、
岐阜県飛騨市観光課 ℡0577-73-2111㈹
8:30~17:15(土、日・祝日、年末年始休)
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プレスリリース情報提供元:valuepress
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