江戸東京博物館、4月1日(日)再オープン 東洲斎写楽、喜多川歌麿の浮世絵ベストコレクションを公開!さらに再オープン記念WEEK 「EDO→TOKYO VISION」開催!
配信日時: 2018-03-12 12:06:29
「しりあがり寿」「鶴澤寛也」らによるライブパフォーマンス&トークセッション 「レキシ」スペシャルライブ等、江戸東京の歴史・文化とつながる一週間
東京都江戸東京博物館(東京都墨田区、以下:江戸東京博物館)は、この度、半年間の全館休館を経て、4月1日(日)に、再オープンいたします。
[画像1: https://prtimes.jp/i/32465/2/resize/d32465-2-850065-9.jpg ]
江戸東京博物館は、江戸・東京の歴史に触れ、理解を深めることができる場所として、国内だけでなく、国外からも数多くの方々にご来館いただいています。今回の再オープンでは、より多くの方々にご来館・お楽しみいただける場所づくりを目指し、ミュージアム・ショップ、レストランが新しくオープンするほか、快適にお過ごしいただけるよう、エレベーター、トイレ等の館内施設の更新を行いました。そして、再オープンを記念して東洲斎写楽の「市川鰕蔵の竹村定之進」、喜多川歌麿の「歌撰恋之部 物思恋」を常設展示室にて初公開します。
また4月1日(日)・7日(土)には、トークセッションなどの催物を開催します。江戸時代から現代の東京に受け継がれてきた普遍的なものとは何か。伝統的な“もの”や“こと”を現代の暮らしに活かし、持続可能な社会を実現するためには何が必要か。「美意識」と「サステナブル」をキーワードに、異なった分野で活躍する専門家やアーティストによるクロストークやパフォーマンスを通じて、江戸からつながる今と、これからの東京を考えます。
江戸東京博物館では、今回の再オープンを機に、歴史ファンの方々に加え、これまで江戸東京博物館を訪れたことがない方や、東京観光に訪れた外国人の方にも、江戸東京の歴史・文化、そしてそれらの上に成り立つ現在、さらにはこれからの東京にも興味関心を持っていただけるよう、東京の文化創造の拠点として、今後も様々な取組を進めていきます。
4月1日(日)からの主な催し
(1)再オープン記念WEEK「EDO→TOKYO VISION」江戸東京の歴史・文化とつながる一週間
1.4月1日(日)テーマ:「受け継ぐ美意識」
14:00~15:30 ライブパフォーマンス、トークセッション
2.4月7日(土)テーマ:「サステナブルな暮らし」
14:00~15:50 落語、トークセッション
18:00~19:00 スペシャルライブ
【主催】東京都江戸東京博物館
【会場】東京都江戸東京博物館 常設展示室内 中村座前
【費用】 4月1日(日)のみ入館無料。以降の日程は常設展観覧料(一般:600円)が必要となります。
(2)NHKスペシャル関連企画「大江戸」展
【会期】平成30年4月1日(日)~5月13日(日)
【会場】東京都江戸東京博物館 常設展示室内 5F企画展示室
【主催】東京都、東京都江戸東京博物館、NHK
【費用】 4月1日(日)のみ入館無料。以降の日程は常設展観覧料(一般:600円)が必要となります。
(3)特集展示「写楽の眼 恋する歌麿―浮世絵ベストコレクションー」
【会期】平成30年4月1日(日)~5月6日(日)
【会場】東京都江戸東京博物館 常設展示室5階 江戸ゾーン「江戸の美」、「芝居と遊里」コーナー
【主催】東京都、東京都江戸東京博物館
【費用】 4月1日(日)のみ入館無料。以降の日程は常設展観覧料(一般:600円)が必要となります。
概要
(1)再オープン記念WEEK「EDO→TOKYO VISION」江戸東京の歴史・文化とつながる一週間
※1日と7日の再オープン記念イベントは全て取材が可能です。実施内容の詳細が決まり次第、改めてお知らせします。
1.4月1日(日)テーマ:「受け継ぐ美意識」
江戸時代は、日本においてアートが大衆のものとなっていった時代。以来四〇〇余年、現代を生きるクリエイターたちに受け継がれているものは何か、トークとパフォーマンスを通じて、江戸の美意識とその可能性を探ります。
●ライブパフォーマンス
【出演】
・しりあがり寿(漫画家)
・鶴澤 寛也(女流義太夫三味線)
●トークセッション
【出演】
・橋本 麻里(ライター・エディター)※コーディネーター
・岡塚 章子(東京都江戸東京博物館 学芸員)
・しりあがり寿(漫画家)
・鶴澤 寛也(女流義太夫三味線)
・天明屋 尚(現代美術家)
2.4月7日(土)テーマ:「サステナブルな暮らし」
江戸時代の暮らしの知恵を知ることで、東京の未来のライフスタイルが見えてくる。サステナブルやリユースなどをキーワードに、江戸の専門家と現代の活動家たちを交え、これからの東京を楽しくサステナブルに生きるヒントを探ります。
●落語
【出演】
・古今亭菊千代(一般社団法人落語協会 真打)
●トークセッション
【出演】
・辻 信一(文化人類学者、環境運動家)※コーディネーター
・アズビー・ブラウン(デザイナー・作家)
・古今亭菊千代(一般社団法人落語協会 真打)
・末吉 里花(一般社団法人エシカル協会代表理事)
・ソーヤー海(共生革命家・東京アーバンパーマカルチャー創始者)
・藤森 照信(東京都江戸東京博物館館長)
●スペシャルライブ ※約40分のアコースティックライブを予定しております。
【出演】
・レキシ
日本の歴史に造詣が深く、ファンキーなサウンドに乗せて歌う日本史の歌詞と、ユーモア溢れるステージングが話題を呼んでいるレキシのスペシャルライブ。
(参考)スペシャルライブの一般観覧について
・事前抽選で当選された方に、整理券を配布いたします。当日は原則として整理券をお持ちの方のみが観覧可
能です。
・事前抽選および整理券配布についての詳細は、3月26日(月)に江戸東京博物館のホームページにて告知い
たします。
・博物館で行うライブとなりますので、客席には限りがあります。博物館の展示を観覧することが主目的のお
客様の妨げとならないよう、ライブ観覧目的だけのご来館はお控えください。
(2)NHKスペシャル関連企画「大江戸」展
「大江戸」という名が史料に現れるのは18世紀中頃。江戸の推定人口が100万人を超えたあたりからです。この頃の江戸は、上方を凌駕する経済力を持ち、独自の文化を成熟させていました。1590年(天正18年)徳川家康の入封以前は、小さな城下町だった「江戸」がいかにして政治・経済・文化の中心へと発展していったのか。「江戸の成り立ち」「江戸城の絵図」「火事と江戸」「水辺の風景」「写された風景」の5つの視点から、「大江戸」の繁栄の歴史を追い、巨大都市としての特性を見つめます。
この展覧会は今春に放送が予定されている、NHKスペシャル「シリーズ 大江戸」(全3回)の関連企画です。
東都名所 日本橋真景并ニ魚市全図 1830-43年(天保中頃)
歌川広重/画 館蔵
展示期間:4月1日(日)~4月22日(日)
[画像2: https://prtimes.jp/i/32465/2/resize/d32465-2-156494-8.jpg ]
多くの人で賑わう日本橋を中央に、魚河岸、富士山、江戸城など江戸の名所の定番を全て描いています。題名にもある魚市は、画面下方で、魚を運び出す軽子や仲買が販売しているようすが見えます。日本橋川を往来する舟は、魚だけではなく酒や米俵も積み上げたりと、江戸経済の盛隆を知る情報豊かな作品です。日本橋川の藍のグラデーションや、やすり雲も丁寧に美しく描かれています。
江戸始図 松江歴史館蔵
展示期間:4月24日(火)~5月13日(日)
[画像3: https://prtimes.jp/i/32465/2/resize/d32465-2-560363-11.jpg ]
昨年に発見され、話題を呼んだ、江戸時代初め頃の江戸城を描いた絵図です。始図という表題にあるように成立した17世紀後半頃に、考証して制作されたと考えられます。現在見ることができるような江戸城が完成しつつあり、本丸・二の丸に高石垣が普請され、正式な登城路が確定した様子が確認できます。
関連事業
1.NHKスペシャル「シリーズ 大江戸」
150年前に消えた史上最大のロスト・シティー いまその真実の姿がよみがえる
第1集 世界最大!! サムライが築いた“水の都” 4月29日(日) 21:00~21:55(総合テレビ)
第2集 驚異の成長!! あきんどが花開かせた“商都” 5月27日(日) 21:00~21:49(総合テレビ)
第3集 不屈の復興!! 町人が闘った“大火の都” 7月1日(日) 21:00~21:49(総合テレビ)
※放送日・タイトルは変更される可能性があります。
2.えどはくカルチャー(事前応募制)
慶長期の江戸城~「江戸始図」再考~ 齋藤慎一(学芸員)
日時:4月24日(火) 14:00~15:30 場所:墨田区みどりコミュニティセンター
3.ミュージアムトーク(担当学芸員が展覧会をご案内いたします)
NHKスペシャル関連企画「大江戸」展みどころ 4月6日(金)・4月27日(金)
いずれも16:00から30分程度 ※常設展示室5階、日本橋下にお集まりください。
(3)特集展示「写楽の眼 恋する歌麿―浮世絵ベストコレクションー」
浮世絵師 東洲斎写楽と喜多川歌麿は、すぐれた描写力により、18世紀後半を中心に江戸文化の最前線で活躍しました。版元の蔦屋重三郎によって才能を見出され、世に送りだされた2人の浮世絵、特に写楽の役者大首絵、歌麿の美人大首絵は、人々に新鮮な驚きを与えました。彼らの名作は現代でも高い人気を誇っています。
本展では、当館所蔵の写楽・歌麿浮世絵版画作品と関連資料30点を厳選し、展示します。この中には、初公開となる作品が含まれています。その一つ、写楽の「市川鰕蔵の竹村定之進」の力のこもった目の形象は、江戸東京博物館のロゴマークのデザインのもととなったものです。
特集展示「写楽の眼 恋する歌麿―浮世絵ベストコレクションー」見どころ
東洲斎写楽「市川鰕蔵の竹村定之進」、喜多川歌麿「歌撰恋之部 物思恋」を常設展示室5階「江戸の美」のコーナーにて初公開
初公開「市川鰕蔵の竹村定之進」東洲斎写楽/画 蔦屋重三郎/版
1794年(寛政6)
[画像4: https://prtimes.jp/i/32465/2/resize/d32465-2-876382-13.jpg ]
寛政6年5月に河原崎座で上演された「恋女房(こいにょうぼう)染分(そめわけ)手綱(たづな)」にて、市川鰕蔵(えびぞう)(前名・五代目市川圑十郎)が演じた竹村定之進を描く。堂々とした貫禄と風格を備えた鰕蔵の特徴を描き出し、写楽の作品の中でも最高傑作の一つ。力のこもった目の形象は、江戸東京博物館のロゴマークのデザインのもととなった。
初公開「歌撰恋之部 物思恋」喜多川歌麿/画 蔦屋重三郎/版
1793年(寛政5)頃
[画像5: https://prtimes.jp/i/32465/2/resize/d32465-2-457176-12.jpg ]
「歌撰恋之部(かせんこいのぶ)」は、恋する女たちの表情の奥にある心の動きを描写した5つの主題による連作。歌麿絶頂期の美人大首絵として名高い。そのうちの1作である「物思(ものおもう)恋(こい)」は、眉を剃り落とし、髪を燈(とう)籠(ろう)鬢(びん)しの字髷に結った年増の女性が、頬杖をつき物思いの表情を浮かべている。女性の心の内面を見事に表現した作品。
関連事業
1.フォトスポット(巨大グラフィックバナー前で吹き出しをもって撮影)
4月1日(日)~5月6日(日) 会場:常設展示室5階 ミュージアム・ラボ前
2.フォトスポット(写楽歌舞伎しぐさ・歌麿美人しぐさをマスターしてなりきり撮影)
4月1日(日)~5月6日(日) 会場:常設展示室5階 江戸ゾーン「芝居と遊里」コーナー隣
3.日本髪を結うデモンストレーション-歌麿美人ができあがるまで
4月22日(日) 14:30~ 会場:常設展示室5階 中村座前
歌麿の描く美人たちの髪型(燈籠鬢)を再現する髪結いの実演。
4.記念グッズプレゼント:写楽の浮世絵トートバッグを先着500名に無料配布 4月1日(日)
5.ミュージアムトーク(担当学芸員が展覧会をご案内いたします)
特集展示「写楽の眼 恋する歌麿-浮世絵ベストコレクション-」みどころ
※常設展示室5階、日本橋下にお集まりください。
【日本語のみ】 1.4月13日(金)、2.21日(土)、3.28日(土)、4.5月4日(金・祝)
1.4.16:00~16:30、2.3.18:00~18:30
【英語通訳付き】1.4月4日(水) 10:30~11:00、2.11日(水) 16:00~16:30
■江戸東京博物館について
東京都江戸東京博物館は、江戸東京の歴史と文化をふりかえり、未来の都市と生活を考える場として1993年に開館しました。高床式の倉をイメージしたユニークな建物で、開館以来、東京を代表する文化施設として、国内をはじめ海外のお客様にも数多くご来館いただき、約2500万人(平成5年度から29年度まで常設展入館者数)が来館しました。常設展は、徳川家康が江戸に入府してから約400年間を中心に、江戸東京の歴史と文化を豊富な実物資料や復元模型等を用いて紹介しているほか、常設展示室内5F企画展示室で開催される年5~6回の企画展に加え、講座や体験教室など様々な活動を展開しています。
施設名称:東京都江戸東京博物館
再オープン日:2018年4月1日(日)
開館時間:平日9:30~17:30 (土曜日は9:30~19:30)※入館は閉館の30分前まで
休館日:毎週月曜日(月曜が祝日または振替休日の場合はその翌日)、年末年始
所在地:東京都墨田区横網一丁目4番1号
常設展観覧料(企画展観覧料を含む)
一般: 600円 / 480円(20名以上の団体)
大学生・専門学校生:480円 / 380円(20名以上の団体)
高校生・中学生(都外)・65歳以上:300円 / 240円(20名以上の団体)
都内在学または在住の中学生・小学生・未就学児童:無料(個人・団体共通)
アクセス
JR総武線 両国駅西口下車 徒歩3分
都営地下鉄大江戸線 両国駅(江戸東京博物館前) A3・A4出口 徒歩1分
公式WEBサイト: https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/
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