次世代スマートカメラのエコシステムのために、新しい業界アライアンスのNICEを設立
配信日時: 2018-03-09 18:55:00
新たに結成した「NICE(インテリジェント・カメラ・エコシステムのネットワーク)アライアンス」の下で大手サプライヤーが足並みをそろえ、スマートカメラ市場のための革新的なエコシステム標準を創出へ
(米カリフォルニア州パロアルト)- (ビジネスワイヤ)-- 消費者向け電子機器を手掛ける一流メーカー/ブランドのフォックスコン、ニコン、Scenera、ソニーセミコンダクタソリューションズ、ウィストロンは、協業により、次世代スマートカメラの市場投入を支援するための新しいエコシステムを正式に結成したと発表しました。5社はアライアンスの下に結集し、傑出した業界専門知識と市場でのリーダーシップを生かして、新登場のスマートカメラ分野の製品やアプリケーションのための新たな標準仕様を確立します。今日の消費者向け製品の分野では、ネットワークカメラ、モノのインターネット(IoT)、個人/ホームアシスタント用カメラへのニーズが増加し続けています。こうしたスマートカメラは膨大な量のデータを録画していますが、人工知能ベースのビデオ分析サービスにオンラインアクセスするには、カメラシステムに一層のインフラが必要です。
より高解像度での撮像やリアルタイム通知など、カメラ機能の増強により、帯域幅とストレージを増やしたいというニーズが大きくなっています。さらに消費者は、カメラを新しいインフラスと合理的コストでシームレスに相互運用できることを期待しています。NICEアライアンスは積極的解決策を提案するために、撮像処理向けの十分に構造化されたレイヤー/リンクを規定し、ユーザーが複数カメラからの重要ハイライトシーンを利用できるようにします。
NICEアライアンスは、画像フレーム、オーディオ、メタデータなど、具体的情報を豊富に含むシーンベースの画像/ビデオストリームを撮像するカメラ向けの仕様を公開していきます。その後、取得したデータは、シーンに適切なマーキングを行い、インデックスを付け、サムネールで検索可能にし、クラウドで安全に保存して、瞬時分析ソリューションを利用できるようにします。
NICE仕様は、カメラ機器がお互いに通信するための新しい標準的手法を規定して、効果的なソリューションを確立します。それにより、消費者向けの新しいユーティリティーサービスを実現し、新登場のアプリケーションのための新たな機会とビジネスモデルを生み出します。
NICEはハードウエアとソフトウエアの両方で前方互換性を持たせ、今後のスマートカメラ市場が高度な柔軟性と適応性を確保できるようにするもので、これらの柔軟性と適応性はカメラメーカー、クラウドサービスプロバイダー、サードパーティーのアプリ開発者にとって大きな価値となり、関係者すべてが縦の統合と横の相互運用を完全に実現できます。
種々のサービスとサードパーティー企業の間で大規模な適合性をするデバイスの開発促進を実現するNICEは、カメラメーカー、サービスプロバイダー、サードパーティーのアプリ開発者の市場参入障壁を低減することで、スマートカメラ市場の活性化を目指します。
シリコンバレーの新興企業Sceneraのデイビッド・リー最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「SceneraはNICEアライアンスを統括し、スマートカメラ設計における当社の革新成果を評価してくださったこれらの業界大手と提携できることを、大変光栄に思います。設立企業が持ち寄る多様な独自の専門力は、NICEアライアンスが次世代のスマートカメラ事業を主導していくに当たり、当アライアンスの成功に不可欠です。」
ニコンのイメージング事業部門マーケティング統括部長の土田貴実氏は、次のように述べています。「ニコンは、デジタルカメラなどのイメージング製品で貢献するだけでなく、撮影した写真を共有できるオンラインサービスを提供して、世界中の写真文化を向上させる上でも役立っています。NICEを基盤とする安定したクラウドベース・ネットワーク・ソリューションは、とりわけ将来に向けてスマート化が進展している社会にとって、新たなビジネスモデルを生み出せる大きな可能性を秘めていると確信しています。」
フォックスコン・グループのHY Chouゼネラルマネジャーは、次のように語っています。「私たちはプロモーター企業の1社として、NICEアライアンスに参加し、エコシステムのリーダー企業グループと取り組むことができ、感激しています。NICEは、カメラの製造および操作に関しての新たな革新的モデルを生み出します。NICE仕様の重要な機能の1つに新規抽出レイヤーの作成があり、これにより撮像を管理するための新しい方法が実現します。この技術により、量産センサーモジュールを多様なアプリケーション機器で利用できるようになります。」
ソニーセミコンダクタソリューションズのセンシングソリューション事業部長の吉原賢氏は、次のように語っています。「NICEが提供するエンドツーエンドのオープンプラットフォームにより、複数のスマートカメラとクラウド資源を調和させて、革新的なインテリジェントサービスを実現できるようになります。当社は、最先端のカメラ技術や感知技術を活用して、誰もが素早く簡単にスマート機能を楽しめる様子を思い描いています。」
ウィストロンのDonald Hwang最高技術責任者(CTO)は、次のように語っています。「NICEのクラウド向けアプリケーションプログラムインターフェース(API)により、収集データの複雑性を低減し、スマートフォン業界などのネットワーク接続カメラを取り巻くエコシステムの有効市場を拡大できます。消費者は自分のカメラで、高度なセキュリティーとデータのプライバシーを確保しながら、クラウドに対応した人工知能分析機能の恩恵を受けられます。」
設立プロモーター企業5社すべての代表者は現在、NICE仕様向けのインフラ開発とガイドラインの確立で、緊密に協力しています。NICEアライアンスは米国と日本に運営の拠点を置き、仕様への貢献や仕様の採用に関心があるエコシステム内のすべての企業と利益団体に門戸を開いています。アライアンスはまもなく、NICE仕様の開発状況や、会員になるためのさらなる詳細について発表します。
フォックスコンについて
郭台銘(テリー・ゴウ)は、電子製品がすべての職場と家庭で、日常の業務と生活の必需品になるという信念に基づき、7500米ドルを資本金に、鴻海/富士康科技集団(Hon Hai / Foxconn Technology Group)の礎石となる鴻海精密工業(Hon Hai Precision Industry Company)を1974年に創立しました。機械・電子部品の専門力統合に献身しているほか、総費用が最も低いソリューションの提供という並外れたコンセプトに基づき、全人類のために電子製品の低価格化に取り組んでいます。鴻海/富士康科技集団は現在、世界のコンピューター・通信・消費者向け電子機器(3C)のリーダー企業に、共同設計、共同開発、製造、組み立て、アフターサービスの諸サービスを提供するための提携企業として最も信頼されています。環境に配慮した伝説的な製造実行、お客さまに対する妥協のない献身、そして受賞歴がある専有的なビジネスモデルのeCMMSに支えられ、鴻海はCEM、EMS、ODM、CMMSを含む世界の委託製造サービスで、最も信頼される名前となっています。
ニコンについて
ニコンは1917年の設立以来、世界の光技術市場でパイオニアとして活躍してきました。今日、当社はデジタルカメラ、カメラ関連製品、双眼鏡などの消費者向け製品から、FPD、半導体リソグラフィーシステム、顕微鏡、測定装置などの産業用精密機器まで、先進技術を活用したさまざまな製品を提供しています。ニコンは今後、当社の中核能力を巧みに利用して、新製品の提供やソリューションの提案を行います。さらに、ヘルスケア事業分野の開発に注力します。
SCENERAについて
Sceneraは、イメージングソリューションプロバイダーと共に、サーベイランス/IPカメラ市場で新たな標準を確立しています。先見性のある創業者らは、色彩豊かな画像から新たな強力機能を実現するリッチシーン情報へのパラダイムシフトを目にしています。標準準拠のスマートカメラは大量の画像情報を生成し、物体認識や物体検知、位置追跡などのサーベイランスアプリケーションの実現に役立っています。Sceneraは、新世代のスマートカメラを活用できる相互運用性のあるエコシステムを構築するという共通ビジョンの下、業界大手の連携作りを目指しています。詳しい情報については、www.scenera.netをご覧ください。
ソニーセミコンダクタソリューションズについて
ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社は、イメージセンサーの世界的リーダー企業です。人々の生活に利便性と喜びをもたらす先進的イメージ技術の提供に尽力しています。さらに、新しい種類の感知技術を開発・市場投入する活動にも取り組んでいます。その狙いは、人間と機械双方の視覚・認識能力を新たな高みに引き上げる多様なソリューションを提供することにあります。詳しい情報については、www.sony-semicon.co.jp/index_en.htmlをご覧ください。
ウィストロンについて
ウィストロン・コーポレーション(緯創資通)はフォーチュン・グローバル500企業であり、世界の顧客にICT(情報・通信技術)の製品・サービス・システムを提供するテクノロジーサービスプロバイダーです。グリーンリサイクル、クラウド、ディスプレーの垂直統合分野で革新的なソリューションを開発し、当社サービスの価値を高めることに尽力しています。詳しい情報については、www.wistron.comをご覧ください。
本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。
businesswire.comでソースバージョンを見る:http://www.businesswire.com/news/home/20180309005229/ja/
連絡先
Scenera, Inc. U.S.
Lydia You
lydia@scenera.net
または
Scenera, Inc. Japan
Charlie Mitsuhashi
charlie@scenera.net
プレスリリース情報提供元:ビジネスワイヤ
スポンサードリンク
「Scenera, Inc.」のプレスリリース
- NICE仕様がIoTとIPカメラのためのクラウドプラットフォームに登場02/04 06:00
- NICEアライアンスがそのクラウドサービスでMicrosoft Azureの力を活用05/24 02:00
スポンサードリンク
最新のプレスリリース
- カスタムジャパン、バイク用スマートモニターに新たな選択肢!コスパ最強「スマートライドディスプレイ SRD 5 Basic (5inch)」を発表 !驚きの税込2万円を切るシンプルモデル」先行予約開始!12/29 11:45
- YouTubeチャンネル『内定チャンネル』にニッカホームが出演します!12/29 11:45
- 【モンスターストライク】新春 超・獣神祭新限定キャラクター~「エル」に捧ぐ~開運!ガチャジンクス占いキャンペーンにてオリジナル占いコンテンツの制作協力をいたしました12/29 11:45
- 近藤 壱成選手 契約更新のお知らせ12/29 11:45
- 佐川洸介選手 東京ヴェルディからの期限付き移籍期間満了のお知らせ12/29 11:45
- 最新のプレスリリースをもっと見る