第6回年次世界患者安全・科学・技術サミットが病院環境での救命に向けた進歩に関する重要発表で開幕
配信日時: 2018-03-01 00:49:00
ジェレミー・ハント保健社会福祉大臣が国民保健サービスでの患者安全の向上に向けた画期的な新措置を発表
(ロンドン)- (ビジネスワイヤ) -- 第6回年次世界患者安全・科学・技術サミットが、病院環境での救命に向けた進歩に関する重要発表で開幕しました。44カ国の約4600軒の病院が、病院での予防可能な死亡を根絶できることが証明されている患者安全プロセスの採用を誓約しています。
本プレスリリースではマルチメディアを使用しています。リリースの全文はこちらをご覧ください。:http://www.businesswire.com/news/home/20180228005992/ja/
England’s Health and Social Care Secretary, Rt. Hon. Jeremy Hunt, launches groundbreaking new measures on Day One of the 6th Annual World Patient Safety, Science & Technology held in London (Photo: Business Wire)
患者安全運動財団は、2020年までに病院での予防可能な患者の死亡をゼロにするという素晴らしく野心的な目標に取り組んできました。ロンドン中心部で開催される年次サミットは、300人の世界のリーダー、医療専門家、医療技術企業の最高経営責任者(CEO)、患者支援団体が参加し、その取り組みに重要な役割を果たします。
患者安全運動財団創設者のジョー・キアニ会長は、次のように述べています。「私が2020年にここに立ち、予防可能な死亡ゼロを達成できていない場合でも、救命に利用できると分かっているプロセスはすべて実行されているべきです。私たちは、そうすることができ、そうしなければなりません。」
実施可能な患者安全ソリューション(APSS)と呼ばれる患者安全の最新の進歩が本日発表されました。これには、次の内容が盛り込まれています。
医薬品投与の標準化と安全保護 人・家族の関与 不要な帝王切開の削減 経鼻栄養補給やドレーンの設置・確認 事故抜管 低・中所得国での敗血症の早期発見・治療 空気塞栓症 サミットの基調講演者が投薬ミスの真のコストを明らかに
ジェレミー・ハント保健社会福祉大臣は、サミット1日目の基調講演で、国民保健サービス(NHS)での患者安全の向上に向けた画期的な新措置を発表しました。
大臣は、金曜日に公表された厳しい報告書を受けて行動を起こしました。報告書では、投薬ミスが患者とNHSシステムに及ぼす衝撃的な影響が示されていました。世界でこの種として初の調査の1つであるこの調査では、処方箋の1時間の遅れから患者への投薬ミスまで、医療過誤が約1700人の死亡の原因となる可能性や、さらに2万2000人の死亡の一要因になる可能性が示されています。NHSは、その損失を16億ポンドと推計しています。
その結果、ハント大臣は患者への害の削減と安全向上に着手しました。その措置は次の通りです。
プライマリ・ケアから病院受け入れまでの処方データを結び付ける新システムの作成 薬剤師が重大な過失または悪意により投薬事故を引き起こした場合にのみ訴追対応を評価 今年はより多くのNHS病院で電子処方システムの導入を加速 世界保健機関事務局長が患者安全の5つの構成要素を概説
世界保健機関事務局長のテドロス・ゲブレイエスス博士は、次のように述べています。「患者とその家族の不必要な苦痛は、それだけでも望ましくありません。それだけでなく、それぞれの有害事象は、医療の最も貴重な資源を侵食します。それは信頼です。人々が医療を頼るのが安全かどうか分からないと思えば、医療を頼ろうとはしないでしょう。」
誰一人として医療行為の最中に害を受けてはなりません。しかし、現実には毎年、危険で質の低い医療が原因で数百万人の患者が死亡または負傷しています。すべての有害事象の3分の2は、低・中所得国で発生しています。その講演の中で、テドロス博士は患者安全文化の創造に向けた5要素である強力なリーダーシップ、明確な方針、データ主導の改善、有能で思いやりのある医療専門家、人間中心のケアについて概説しました。すべての患者被害の事例は悲劇ですが、私たちがそれから学び、同じことが二度と起こらないようにできなければ、それは二重の悲劇です。
詳細情報については、患者安全運動財団のウェブサイトをご覧ください。
患者安全運動財団について:
毎年、米国の患者20万人以上、そして世界で300万人が予防可能な要因により死亡しています。患者安全運動財団(PSMF)は、2020年までにこれら予防可能な死亡をゼロまで(0X2020)減らすべく、マシモ医療倫理・革新・競争財団の支援により設立されました。患者安全を改善するには、患者、医療提供者、医療技術企業、政府、雇用主、民間保険組織を含むすべての関係者の協働努力が必要です。PSMFは、すべての関係者と協力して実施可能なソリューションをもって問題に取り組みます。当財団は、世界患者安全・科学・技術サミットも開催し、世界最高の良心の一部を呼び集めて示唆に富む議論や現状打破に挑戦する新しいアイデアを交わします。患者安全運動財団は、患者安全の課題に対処するための具体的で影響力が大きいソリューションである「実施可能な患者安全ソリューション」を紹介し、自社製品の購入者にデータを共有するよう医療技術企業に促し、病院に「実施可能な患者安全ソリューション」を導入するよう呼び掛けることで、2020年までに予防可能な死亡の根絶に向けた活動を続けています。http://patientsafetymovement.org/
本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。
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連絡先
Patient Safety Movement Foundation
Tanya Lyon, (949) 351-2858
tanya.lyon@patientsafetymovement.org
プレスリリース情報提供元:ビジネスワイヤ
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