東京家政学院大学 学生4名がベトナムの大学や幼稚園での調査に向けて渡航

プレスリリース発表元企業:東京家政学院大学

配信日時: 2018-02-28 14:05:04



東京家政学院大学現代生活学部児童学科の中田範子准教授が本学の教育改革推進費助成を受け「本学の多文化共生教育導入に向けた学生を主体とした学修集団の形成」と題した研究を行うに当たり、研究室の学生4名も同行し、ベトナム・ハノイにあるタンロン大学やリンダム幼稚園で現地調査と交流を行う。




 中田範子准教授が受けた本学教育改革推進費助成「本学の多文化共生教育導入に向けた学生を主体とした学修集団の形成」は、学生の自主的学修意欲(いわゆる「気づき」を含む)を高めるための本学に相応しい教育、学修支援に関する具体的で新しい手法、教材等の開発をテーマとしている。研究室の学生4名も同行し、多文化共生教育導入に向けた現地調査と教育方法の開発を行う。



 リンダム幼稚園では、日本でも人気の紙芝居、「おおきくおおきくおおきくなあれ」を用意し、現地でタンロン大学の学生にベトナム語訳を教えてもらい、子どもの前でベトナム語での読み聞かせにチャレンジ。作中にある「ブーブー」という豚の鳴き声、「ガォーン」という恐竜の鳴き声を取り上げて日本とベトナムの動物の鳴き声の違いについて子どもと一緒に考える予定である。

 大学で多文化共生教育を学んだ学生が卒業後すぐに保育・教育現場に就き、今度は多文化共生教育を行う立場になる。また、ベトナムでは日本語教育が小学校で義務化される見通しであることを踏まえると、子ども時代に日本語を学んだ今の子どもたちが成人する10年後、20年後を考えて、未来の多文化共生の担い手である、今の大学生が主体となる教育方法が望まれる。このようなことから今回の渡航に至った。


 タンロン大学の学生とは、これまで1年間、googleハングアウトによる交流を続けており、お互いの顔や名前が分かっている状態にある。
 学生にとっては「〇〇ちゃんに会いたい」という気持ちを持ち合わせての渡航となるが、「ベトナムの子どもたちが少しでも日本に興味を持ってくれたら嬉しい」(児童学科4年・小西さん)、「タンロン大学の学生からベトナム語を教えてもらってベトナム語の読み聞かせができるように頑張ります」(児童学科4年・渡邉さん)と、意欲的に準備を進めている。
 なお、中田研究室では、今回の渡航で得られた結果を後輩に引き継ぎ、保育・教育現場で活かしながら継続的に研究・開発できるような体制を整える構想である。

〇期間:3月9日(金)~3月13日(火)
〇スケジュール(予定)
3月10日:タンロン大学に訪問(キャンパスツアー、各大学の教員・学生によるプレゼンテーション、グループディスカッション、各大学の学生混合のグループ編成によるハノイ市内シティツアー)
3月11日:ベトナムの家庭を訪問
3月12日:リンダム幼稚園に訪問・調査。(ベトナム語による読み聞かせ、日本の幼稚園の紹介、ゲーム等)

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