海運業者のエバーグリーン、ハンブルク・スド・ノースアメリカ、ハパックロイド、マースクライン、日本郵船、陽明がいち早くロサンゼルス港のクリーンシップ・インセンティブ・プログラムに参加
配信日時: 2012-08-10 09:58:00
米国最大のコンテナ港が北米と環太平洋地域にIAPHの環境船舶指数を導入
(米カリフォルニア州サンペドロ)- (ビジネスワイヤ) -- ロサンゼルス港の環境船舶指数(ESI)に初めて参加する海運業者は6社になりました。この国際大気浄化プログラムは、最高の浄化対策を取った最新船舶で当港に寄港する海運業者を報奨するものです。国際港湾協会の世界港湾気候イニシアチブを通じて開発されたESIプログラムは、北米と環太平洋地域でこの種として初めてのものです。
海運業者のエバーグリーン、ハンブルク・スド・ノースアメリカ、ハパックロイド、マースクライン、日本郵船、陽明がこの世界的プログラムに登録し、今年後半にインセンティブの受け取りを開始します。
ロサンゼルス港湾局長のジェラルディン・ナッツ博士は、次のように述べています。「ESIプログラムを早期に導入されたこれらの企業を称賛します。他の海運業者だけでなく、他の港湾もこの世界的な港湾プログラムに参加されることを期待しています。世界各地で参加する港湾が増加すれば、最高の浄化対策を取った最も効率的で環境に配慮した船舶に投資して運航する海運会社へのインセンティブの水準が上がります。」
既に欧州の14港湾で実施されているウェブベースのESIプログラムは、船舶からの排出物量を削減するエンジン・燃料・技術を自主的に強化して、国際海事機関(IMO)が定めた環境規制基準をクリアする運航会社を報奨することで、大気浄化の大きなメリットを迅速に提供しようとするものです。
ロサンゼルス港は、太平洋商船協会、その他のステークホルダーからの見解を取り入れてESIを策定しました。当港のプログラムはサンペドロ港大気浄化行動計画に従っています。この計画は湾全体での達成目標を具体的に定めており、2014年までの短期目標で汚染を軽減し、2023年までの長期目標も設定しています。
ESIのファクトシートについてはこちらをクリックしてください。
参加を希望する運航会社は、IAPH/WPCIのウェブサイト(こちら)を通じてESIプログラムに会社と船舶を登録する必要があります。インセンティブを受け取るには、運航会社はロサンゼルス港(こちら)にも登録する必要があります。登録は無料です。
当初は、当港に寄港する船舶の最大30%がESIインセンティブの適用資格を有することになるとみています。参加率30%で初年度においてディーゼル排気微粒子(DPM)の排出量を16トン削減し、その他の主要汚染物質、すなわち窒素酸化物(NOx)、硫黄酸化物(SOx)、二酸化炭素(CO2)の排出量も削減することができます。当港はこのプログラムを推進するために45万ドルを確保しています。
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