寒いと痛い?膝痛に悩む人3千万人「座れない」「立ち上がるのが億劫」 若くてもおこる「四十膝」をフッケア専門医がアドバイス ~動物園とコラーゲン・トリペプチドの共同効果検証実験実施決定~

プレスリリース発表元企業:ゼライス株式会社

配信日時: 2018-01-19 21:39:07




1月10日気象庁「ラニーニャ現象」継続を発表


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1月10日に気象庁が今後、春にかけてラニーニャ現象が続く可能性が高い(70%)と発表しました。12月のエルニーニョ監視海域の海面水温は基準値より低い値で基準値との差は-1.2℃、ラニーニャ現象発生の判断に使用している5か月移動平均値の10月の値は-0.8℃だったとコメントしています。下記の10月から12月の地域別平均気温を見てみると11月中旬から全国的に低温を示す青いエリアが増えていることがわかります。


立ち上がる時に億劫。正座ができない四十膝の意外な理由は?

「寒いと関節も筋肉も動きにくくなっているのに加え、この季節は、しもやけで指先にかゆみが、かかとに荒れや痛みがあると足先をかばうため歩き方や姿勢が変わります。寒さは全国的にこれからが本番。膝にトラブルに有る方は冬には注意が必要」とフットケア専門医がアドバイスしています。

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冬は運動不足が膝の痛みを感じやすくさせてしまうことがあります。
冬におこる運動不足と膝痛の関係

寒いと外出が億劫になり運動不足になりがちです。そうすると膝や足全体の血流循環が悪くなって、膝の痛みをより強く感じやすくなり症状が悪化するケースもあると専門家は指摘しています。
全国で膝痛に悩む患者数は約3000万人(*1)と推定されています。「膝の痛みは高齢者のものと思われがちですが、実は膝の痛みを感じはじめる年齢は、40~50代が多いと言われています。肩に『四十肩』『五十肩』という言葉があるように、膝にも『四十膝』『五十膝』があります。いつもは痛くないけれど、ある動作をした時に痛みが出る、正座が苦痛、しゃがめない、階段がおりられない、膝のカタチが少し変わってきたなどが出てきたら予兆です。この世代からの膝ケアが重要なのです。本当に痛む前にケアをしてほしい」と警鐘を鳴らするは、フットケア専門医で足育研究会代表の高山かおる先生です。

*1「介護予防の推進に向けた運動器疾患対策について 報告書」平成20年7月 介護予防の推進に向けた運動器疾患対策に関する検討会より

痛まなくても、ひざのカタチの変形が予兆?この時期からケアを

「たとえば、膝の内側がポッコリ腫れる、盛り上がっているなどがあります。正座ができない人も要チェックです。放置したままで症状が進むと、ただ立っているだけ、寝ていても痛みを感じるようになります。そうならないためにも初期段階でケアを始めましょう。特に子供のころや若いころスポーツをやっていて膝のケガをしたことがある人は、膝痛にならないためにも痛んでいなくても40代からケアすることをおすすめします」とアドバイスしています。


重症化させないために早めにケアも食事やサプリメントも進化

「『四十膝』・『五十膝』の原因は日常生活の姿勢や歩き方に問題があるケースです。たとえば、膝が内側に入る、関節が固い、外反母趾、膝が過伸展(反り返っている状態)の人。またX脚やO脚も膝痛の原因になります。足と膝をまっすぐ前に向けて、体の真ん中を意識して立つことが大切です。膝という関節は機械と同じ。加齢とともに軟骨がすり減ってしまい、変形性膝関節症が起こります。ですから正しい動作を身につけて、膝を大切に使わなくてはいけません。動き方に加え、最近では膝にいい食品などを摂り入れている患者さんも多くいます」とコメントしています。



歩けなかった象が半年で走った?! 変形性膝関節症への効果を実証


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コラーゲン研究の国内第一人者 ゼライス株式会社中央研究所(宮城県多賀城市)所長の酒井康夫氏によると「加齢による関節症で歩行ができなかったアフリカ象にコラーゲン・トリペプチドを与えたところ、半年で歩けるようになりました」と解説しています。もちろん人にも有効で、この成分を使った商品は自社のHPでも発売され膝トラブルに悩む方に長年支持されています。
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「変形性関節症」におよぼす効果を確認するために、膝関節半月板部分切除によるウサギを用
いた検討を行いました。その結果、コラーゲン・トリペプチド(CTP)の経口摂取によって、35日後には、コラーゲン・トリペプチド摂取群ではもっとも亀裂が小さくなり、対照群およびコラーゲンペプチド(CP)群よりも軟骨破壊が軽減されることが示されました。(右図)また脛骨組織像では、対照群と一般的なコラーゲンペプチド群は、軟骨部分の磨
耗が激しく、厚さが薄くなっていることが確認されました。これに比較して、コラーゲン・トリペプチド群は、その軟骨部分の磨耗および軟骨破壊が軽減され、高い機能性が示された結果となりました。


コラーゲン・トリペプチドの効果検証を動物園と共同実験へ

前出のアフリカ象を対象にしたコラーゲン・トリペプチドの効果検証研究は、多摩動物園と同研究所が共同で実施しました。今後は、他の動物園とさまざまな動物を対象にした効果検証実験をスタートさせる予定です。


【ご参考】



動物園の動物やペットも高齢化で歩行困難に?!
関節痛で歩けなくなっていた高齢の象が走った 
動物の高齢化と関節痛に挑む獣医師の挑戦



人間同様、動物園も進む高齢化で動物の健康維持に課題

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近年、獣医学の進歩や飼育環境の向上に伴い、国内では動物の寿命が著しくのびています。犬猫の平均死亡年齢は、1980年は3~4歳。1989年は10歳前後。1998年には14歳にまで達したというデータもあります。また、動物園の動物の高齢化も深刻です。1980年に締結されたワシントン条約以降、希少な動物の乱獲や輸出入を厳しく規制されました。また同時に金銭での売買も禁止され、他の動物園から動物を譲り受ける交渉をしないと、展示動物を増やすことが難しくなったために全国の動物園の動物の平均年齡が上がっています。動物園の動物も、加齢による関節痛やがんなどの疾患の増加に伴い獣医師達も新しいチャレンジが必要な時代に突入しています。



動物は痛みを表現しません。「痛みを見せる=弱味を見せる」は死につながります
加齢による変形性関節症の激痛に気づいた獣医師は


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「毎日動物と接していると、ほんのわずかな異変にも気が付きます」と語るのは、これまで数々の動物を見てきた多摩動物園公園の獣医師 原樹子先生。「特に草食動物は、肉食動物に襲われる危険性を敏感に感じる習性があります。だから弱みは表に出しません。症状として現れた時には手遅れとなることもあります。動物園の動物の健康を維持し長生きさせるのに大切なのは、動物の痛み、不安などをいち早く見抜くこと。動物のわずかなサインも見逃さないこと。それは飼育員と獣医師の連携プレーです。早期発見、適時的確な治療が重要です」と語ります。
2005年に象の担当になった時、アフリカ象のタマオの異変に気が付きました。右後肢の動きが不自然で、立ち止まっている時は左半身に重心をかけていました。そのうち横になって寝ていたのに立ったまま寝るようになりました。当時のタマオは38歳で、人間でいうシニアに相当する年齢です。原先生は「激痛を我慢しているのが表情でわかった」と当時を振り返ります。

歩行困難なほどの関節の激痛を我慢していた動物園の人気者アフリカゾウのタマオ

診察の結果、痛みの原因は、1.加齢による関節軟膏の消耗、2.体重負担による足根関節の変形、3.寒冷(当時2月だった)4.若年時繋留(鎖につないでいた後遺症)などが考えられました。動物園に来るお客様のため、そして累代飼育の継続(種の存続)という役割のために、タマオを元気にする取り組みが検討されました。




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においや味に敏感で頭がよい象は違う餌は食べない。試行錯誤と苦悩の日々

大型動物は、手術などの外科的処置が難しいために、足根関節によい成分を自ら探していたところ、知り合いの獣医師に競走馬の関節トラブルに効果が認められていた新成分「ゼライス コラーゲン・トリペプチド」を紹介されました。
製造元であるゼライス社に連絡し、共同でタマオへの経口投与実験をスタートさせました。でもそれは初めてのことばかりで苦難の連続でした。「草食動物は、餌に対してとても敏感です。なかでも象は頭が良いので、餌に何か違うものが入っているのを気づくと餌を食べなくなってしまうのです。どうしたら気づかれずに食べさせることができるのか、量の調整や、食材との組み合わせなど毎日試行錯誤が続きました」と苦労を原先生は語ります。
飼育用の総合栄養食(ペレット)や干し草に混ぜると、この成分のわずかなにおいと味の違いを認識して餌を食べません。その後、温めた豆乳に加える方法がもっともいいと飼育員と検討し、少しずつ増量しながら経口投与が可能になりました。その間、肝機能など血液検査なども慎重に行いながら進めていきました。

4カ月後象特有の嬉しい時の鳴き声「コホホ音」が聞こえた。半年後にタマオが走った。この実験成功から全国の15動物園で採用に

経口投与を始めて3カ月たつと、歩行が安定し、4カ月後には、日中遊具で盛んに遊び、象が嬉しい時に発する「コホホ」という声を発しながら走り回るようになりました。6カ月後には動作がさらに活発になり、すっかり元気になりました。肝機能、腎機能への影響は認められませんでした。研究について原先生は「コラーゲン・トリペプチドは象のように大型草食動物の消化器官からも十分に吸収され、関節に効率的に取り込まれたと推測できます。この特長を活かした治療を行えるように他の動物にも応用するなど効果をさらに検討していきたい」と効果と可能性を実感しています。この事例を受けて、今では全国の動物園(15カ所)で様々な動物の治療に採用されています。

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小動物への応用で犬や猫。ペットの関節痛のケアに期待

ゼライス コラーゲン・トリペプチドの投与により、様々な動物の骨や皮膚のトラブルへの効果が実証されてきています。
原先生は、「動物の高齢化による健康課題は動物園の動物はもちろん、家庭でのペットにも同様のことが言えると思います。家族の一員である動物と快適に暮らしていくために、活用法がより拡がる成分と考えられます」とこの成分に期待を寄せています。またペット専門の獣医師から、変形性関節症で関節痛に悩む犬や猫にこの成分を投与して、飼い主さんとともに痛み軽減効果を実感しているという報告もあります。


変形性膝関節症に対する機能性を確認

動物園との共同研究を行っているゼライス株式会社中央研究所では、コラーゲン・トリペプチドに関して独自の研究を進めています。

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変形性関節症におよぼす効果を確認するために、膝関節半月板部分切除によるウサギを用いた検討を行いました。
その結果、コラーゲン・トリペプチド(CTP)の経口摂取によって、35日後には、コラーゲン・トリペプチドを飲


んだグループではもっとも亀裂が小さくなり対照群およびCP群よりも軟骨破壊が軽減されることが示されました。(右図)


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また脛骨組織像では、対照群と一般的なコラーゲンペプチド(CP)群は、軟骨部分(上部のピンク色に染まっている)の磨耗が激しく、厚さが薄くなっていることが確認されました。これに比較して、コラーゲン・トリペプチド(CTP)の2群(豚由来、魚由来)は、その軟骨部分の磨耗および軟骨破壊が軽減され、高い機能性が示された結果となりました。(上画像)


加齢によるものだからと諦めていた膝の痛みや変形動物から人まで。行動を制限される膝の痛みからの解放を目指す


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中央研究所所長の酒井康夫氏は、「ゼライス コラーゲン・トリペプチドの有用性が実証されてきています。今後もヒトへの効果に対する研究を更に進めていきたいと考えています」と語ります。
高齢化に伴い、変形性膝関節症の患者が約1,000万人、自覚症状がない潜在患者を含めると約3,000万人とも言われています。変形性膝関節症に悩む患者さんを診察している整形外科の医師からの治療効果も報告さてれています。
「膝の痛みはまだ治らない、加齢により進んでいくというイメージを持たれている方が多くいます。痛みにより家事や入浴などの日常生活が難しい、外出も不安と思っている方とご家族サポートができればと思います。さらに介護費や医療費の削減にもつながれば」とさらに意欲を見せています。

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