エネルギー貯蔵技術会社のフルエンスが160カ国以上の顧客に卓越した能力を提供すべく業務を開始

プレスリリース発表元企業:Fluence Energy, LLC

配信日時: 2018-01-15 23:35:00

エネルギー貯蔵技術会社のフルエンスが160カ国以上の顧客に卓越した能力を提供すべく業務を開始



(米バージニア州アーリントン)- (ビジネスワイヤ) -- シーメンスとAESコーポレーション(AES)が共同保有するエネルギー貯蔵技術・サービス会社のフルエンス・エナジーは、政府からすべての承認と認可を受け、2018年1月1日に業務を開始したと発表しました。フルエンスは、AESエナジー・ストレージの設計、製品開発、実装とサービスに関する能力を、シーメンスのエネルギー貯蔵チームと組み合わせ、2つの親会社から財務支援を受けながら業務を精力的に拡大していきます。

フルエンスは、世界最大のリチウムイオン電池ベースのエネルギー貯蔵プロジェクトのサプライヤーになることも発表します。このプロジェクトは、米カリフォルニア州ロングビーチに位置し、100MW/400MWh(持続時間4時間)の規模を誇り、サザン・カリフォルニア・エジソンとロサンゼルス西部地域にサービスを提供します。フルエンスは、AESエナジー・ストレージの社員、技術、顧客をシーメンスのエネルギー貯蔵チームと組み合わせます。そして、グリッドスケール蓄電池ベースのエネルギー貯蔵に関する10年以上の経験と、15カ国で合計出力500MW近くのプロジェクトを導入もしくは受注してきた世界最大の先進的な蓄電池ベースのエネルギー貯蔵システムを発展させていきます。

またフルエンスは、シーメンスと販売に関する新しい継続的な提携関係を確立したと発表しました。これによりシーメンスの世界販売チームは、シーストレージ(Siestorage)とアドバンシオン(Advancion)に加え、フルエンスの最新プラットフォームである太陽光発電向けエネルギー貯蔵システムのサンフレックス(SunFlex)など、フルエンスのエネルギー貯蔵システムの営業と販売を行います。この新たな提携関係により、フルエンスは信頼できるサプライヤーの製品を、何千もの電力会社、電力開発企業、大手企業顧客に世界160カ国で販売できるようになる一方、シーメンスは最も実績があり、広く導入されているグリッド貯蔵技術プラットフォームを利用できるようになります。

フルエンスのステファン・コーグリン最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「当社は一貫して、エネルギー貯蔵によって、コスト削減、電力システムの改善、より持続可能な未来の構築が可能であると信じており、その実現に取り組んでいます。しかしお客さまは、電力分野に関する深い知識を持ち、将来も使い続けられる産業向けソリューションを提供可能な信頼できる技術パートナーを見つけるのに苦労していました。当社はシーメンスとAESの両社から人材を集めたチームを抱えていますので、電力分野に精通しており、お客さまがエネルギー貯蔵の価値を最大限に引き出せるようにする能力、世界的営業力、経験を提供できます。」

エネルギー貯蔵市場の成長は加速しており、Bloomberg New Energy Financeは2030年までに1000億ドル規模に達すると予測しています。世界中の電力会社、開発企業、大口のエネルギー利用企業は、エネルギー貯蔵が優れた信頼性、回復力、効率を提供できる重要インフラであるとして、その価値を認識しています。これらの顧客は、テクノロジー新興企業、蓄電池メーカー、自動車メーカーなどが提供できない、産業グレードのソリューション、電力分野に関する専門知識、財政的安定を求めています。フルエンスはこうしたニーズに応えるために特別に設立された企業であり、以下のような、最も包括的なエネルギー貯蔵ソリューションとサービスのセットを世界的に提供します。

確実に利益をもたらす、実証済みの産業用技術プラットフォーム。応答速度、長期的な信頼性、その他の電力リソースとの統合など、異なる顧客ニーズ向けに最適化されています。 包括的なサービスと保証。初期段階における商業分析からフル運転と保守まで、エネルギー貯蔵プロジェクトのライフサイクル全体をカバーします。 最も広範なエネルギー貯蔵グリッド向けアプリケーションセット。発電、送電、配電の代替法、再生可能エネルギーの統合、商業・産業アプリケーションなどが含まれます。 設置およびサポートの完全なターンキーサービス。160カ国以上で、個別のニーズと条件に対応します。 融資パッケージスイート。シーメンス・フィナンシャル・サービスとの新たな提携により、リースやプロジェクト融資のオプションを用意します。 世界的なビジネス情報プロバイダーのIHSマーキットでシニア調査マネジャーを務めるサムスン・ウィルキンソン氏は、次のように述べています。「エネルギー貯蔵業界では2017年に、いくつかの合併や買収があったほか、多数の提携契約が締結されました。業界は成長期を迎えており、企業が成功するために最も優位な立場に立つには、確固たる実績、専門技術、世界的なサービス・ネットワーク、広範なエネルギー貯蔵アプリケーションを提供できる能力が必要です。」

フルエンスは幅広い経験と能力を備えているため、AESエナジー・ストレージとシーメンスの世界各地の顧客のために、既存プロジェクトと新規プロジェクトでサービスを提供できます。フルエンスは100MW/400MWhのアラミトス・エネルギー貯蔵契約のほか、以下のような一連のプロジェクトを直接的・間接的に支援します。

サンディエゴ・ガス・アンド・エレクトリックのために40MWの新しい貯蔵システム(4時間)と37.5MWの既存の貯蔵システム(4時間)。これには北米最大のリチウムイオン電池ベースのエネルギー貯蔵システムの設置が含まれ、カリフォルニア州南部に重要な容量を提供して、信頼性をもたらしています。 イタリアのエネルギー・電力会社エネルのマイクログリッド・プロジェクト。地中海のヴェンテトーネ島にある蓄電池貯蔵システムは、同島のネットワークにおける燃料の使用、コスト、二酸化炭素排出の削減に役立っています。 アリゾナ州公共サービスのプロジェクト3件。太陽光発電の普及率が高い地域の配電網で、本当に必要とされている信頼性を提供しました。プロジェクトの1件により、伝送・配電のための電柱と電線を約20マイル、設置・敷設し直す必要がなくなります。 ドイツに設置中のエネルギー貯蔵プロジェクト6件。グリッド安定化のために重要な周波数制御(一次調整リソース)サービスを提供します。 ドミニカ共和国におけるAESドミニカーナの10MWプロジェクト2件。同島の送電網は昨年9月のハリケーン発生時に、重要な障害耐性力を発揮しました。 フルエンスのチームは、10年間にわたりエネルギー貯蔵ソリューションを導入してきた経験を活かして、顧客のエネルギー問題を解決することと持続的なパートナー関係を単純な商品提供よりも優先することに力を入れています。フルエンスは、顧客がこれまでAESエナジー・ストレージおよびシーメンスと協業する中で知るようになり、頼りにするようになったサービス、問題解決、実現の能力と、同じレベルの卓越性を提供します。

フルエンス、そのチーム、新たな技術およびサービスの詳細情報は、http://fluenceenergy.comでご覧ください。

フルエンスについて

シーメンスとAESを親会社とするフルエンスは、世界的なエネルギー貯蔵技術ソリューションおよびサービス会社であり、技術企業としての機敏さに加えて、2つの業界大手企業の専門能力、ビジョン、財務的裏付けも持っています。業界の先駆的企業であるAESエナジー・ストレージとシーメンスの後継会社として、2018年に設立されたフルエンスは、世界の電力供給方法を変容させることで持続可能性の高い未来を作り上げることを目指しています。当社は、急速に変化しているエネルギー業界の顧客が抱える多様なニーズと課題に対応できる実績あるエネルギー貯蔵技術ソリューションを提供し、160カ国以上で、設計・納入・統合を実施しています。フルエンスは、お客さまに初めから最後まであらゆる段階で密接に協力し、助言、資金、プロジェクト完了までのサービスを提供します。今日までに、フルエンスのチームは、市場をリードする56件のプロジェクトを実施あるいは受注してきました。その総容量は15カ国で485 MWに上ります。詳細情報についてはhttp://fluenceenergy.com/をご覧いただき、ツイッターでは@FluenceEnergyでフルエンスのフォローをお願いします。

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